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劣化したAirPods、「バッテリー交換」と「買い替え」はどっちがお得?

iPhoneユーザーなら、通勤・通学でワイヤレスイヤホン「AirPods」を利用している人も多いでしょう。しかし、毎日AirPodsを使っていればバッテリーの持ちが徐々に悪くなってきます。そのようなとき、AirPodsのバッテリーを交換修理するか、新品に買い替えるか悩みどころ……。そこで今回は、AirPodsの「バッテリー交換」と「買い替え」はのどちらがお得なのかを比較します。

実はAirPodsのバッテリー交換修理費用はかなり高い!

AppleのAirPodsサポートには、「バッテリー交換」「紛失」「その他の損傷」の3つのメニューが用意されています。

たとえば、AirPodsの片方だけや充電ケースのバッテリー交換(修理)費用は、AirPodsやAirPods Proの場合は7,900円となっています(AirPods Maxのみ1万800円)。

また、片方の「紛失」や「その他の損傷」の場合は交換品の購入になりますが、モデルによって金額が異なり、1万1,400円〜1万4,400円ほどかかります。

●【公式】Apple「AirPodsの修理サービス」は→こちら

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AppleではAirPodsの修理・交換サービスが受けられます。メニューには「バッテリー交換修理」や「紛失(交換品を購入)」などが選択できます(画像はApple公式サイトより引用)
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「お見積り」画面で修理サービスのタイプや製品、モデル名を選択して「見積る」を押すと、料金が確認できます(画像はApple公式サイトより引用)
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バッテリー交換は「イヤホン(片方)」あるいは「充電ケース」の場合、AirPods Maxを除き、いずれも交換修理費用が7,900円となっています(表はApple公式サイトを基に筆者が作成)
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もし、AirPodsかAirPods Proの両方のイヤホンのバッテリーを交換した場合は7,900円×2=1万5,800円かかり、さらに充電ケースのバッテリー交換まで行うと7,900円が加算され、合計金額は2万3,700円になります。

しかし、2025年9月現在、Apple Storeで販売中のAirPods 4は2万1,800円、ANC搭載機種は2万9,800円、AirPods Pro 3は3万9,800円で購入できます。

つまり、機種によってはわざわざバッテリーを交換修理するよりも、新しいAirPods 4を買ったほうが安くつく場合もあるんです。

もちろん、新たにAirPods 4を購入した場合は、古いAirPodsも手元に残るので、用途に合わせて使い分けることも可能でしょう。

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2025年9月現在、Apple StoreではAirPods 4が2万1,800円、ANC対応AirPods 4が2万9,800円、AirPods Pro 3は3万9,800円で購入できます(画像はApple公式サイトより引用)

AppleCare+に加入しているならバッテリー交換も0円!

先ほど、AirPods一式をバッテリー交換するなら新しいものに買い替えたほうがお得と説明しましたが、もし「AppleCare+」に加入している場合は話が変わります。

AppleCare+とは、すべてのAirPodsについている1年間の製品限定保証と90日間の無償テクニカルサポートを2年間に延長することができる保証。

AppleCare+の料金はAirPods、AirPods 4、AirPods Proが4,600円(AirPods Maxは8,800円)となっており、そのなかにはバッテリーサービス保証サービスも含まれます。

バッテリーサービス保証は、実機検査の結果、バッテリー蓄電容量が本来の80%未満の場合であれば無償でバッテリーを交換してもらうことができます。

そのためAppleCare+に加入している場合は、保証を使って無償でバッテリーを交換してもらえる可能性がありますので、そのときは新製品に買い替えるよりかなりお得になるでしょう。

ただし、普通に使っていて、2年間でバッテリーが80%以下になることはめったにありませんので、AppleCare+に加入するかどうかは、よく考えてからにしましょう。

●【公式】Apple「AppleCare製品」は→こちら

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AirPodsの場合は4,600円を支払ってAppleCare+に加入すると、保証とサポートがAppleCare+の購入日から2年間に延長されます(画像はApple公式サイトより引用)

町の修理屋さんでバッテリー交換してもらうという選択肢も!

AppleCare+に加入しておらず、AppleにAirPodsのバッテリー交換をお願いすると、新品を買うのと同じくらいの費用がかかってしまうのは、なかなか厳しいと思います。

そのような場合は、街の修理店やネット修理サービスに依頼する方法もあります。たとえば、「スマプロ」は郵送修理対応なので全国で利用可能。AirPodsの片耳のバッテリー交換費用は6,800円なので、Appleで修理するよりも少しだけ安くなります。

●【公式】スマプロは→こちら

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「スマプロ」ではAirPodsのバッテリーを格安で修理&交換してくれます。郵送修理で全国対応しているので、遠方のユーザーでも利用可能です(画像はスマプロ公式サイトより引用)
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AirPodsのバッテリー交換費用は片耳で6,800円、両耳で1万3,600円。もし、店舗が近くにあればすぐに修理してもらえます(画像はスマプロ公式サイトより引用)

このように、ネットや町の修理屋さんなら、Appleで修理するよりは少しだけ安く修理できる場合があります。また、すでにサポートが切れてしまっている製品の場合も利用できるという利点もあります。

ただし、ネットや町の修理屋さんのなかにはApple純正ではないバッテリーを使用するショップもあるようなので、事前に口コミなどでしっかりチェックしておきましょう。

まとめ

いかがでしょうか? AirPodsのバッテリー交換をAppleに依頼すると、実は新品に買い替えるのとほとんど変わらない費用がかかります。

もちろん、AppleCare+に加入していればタダで交換してもらえる場合もあるでしょうが、そうでなければ、新製品に買い替えたほうがいい場合もあります。

また、すでにサポートが切れてしまっている製品を修理したり、急いでいる場合は、町の信頼できる修理屋さんの利用も考えてみてはいかがでしょうか? もちろん、編集部では責任を負えませんので、町の修理屋さんの利用は自己責任でお願いします。

※文中の価格はすべて税込みです。
※この記事は2025年9月時点でのものです。今後、Appleのサポート体制や価格が変更される可能性があります。

西澤浩一

西澤浩一

アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

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