2025年9月10日、楽天銀行と楽天証券は自動入出金サービス「マネーブリッジ」が600万口座を突破したと発表しました。マネーブリッジを利用すると楽天銀行の普通預金金利が0.28%に引き上げられてお得です。でも、マネーブリッジっていったい何なのでしょうか?

楽天銀行と楽天証券間で利用できる「マネーブリッジ」って何?
金融庁の調査によると、NISA口座数は2025年3月末で2,647万口座、買付額は59兆円に達しています。10年前にはわずか900万口座程度でしたので、貯蓄一辺倒だった日本人もずいぶん投資するようになったものですね。
そのようななか、2025年9月10日に楽天銀行と楽天証券が、両口座間資金の自動入出金(スイープ)機能である「マネーブリッジ」の利用者数が、600万口座を突破したと発表して話題となりました。
●金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」は→こちら

そもそも、マネーブリッジは2011年4月から開始されたサービスで、楽天銀行と楽天証券の両方の口座を持っていれば誰でも無料で申し込みできます。
マネーブリッジの設定が完了すると、両口座間の資金移動が自動で行える“スイープ機能”が利用可能になります。
具体的には、投資の不足資金を楽天銀行から楽天証券に自動入金したり、楽天証券の資金を毎営業日夜間に楽天銀行へ自動出金するといったことが、振込手数料無料で可能です。

「楽天エコシステム(経済圏)」の住民なら、すでにマネーブリッジに申し込んでいるかと思いますが、実は、マネーブリッジにはこれ以外にもお得な特典もあるんです。
●楽天銀行「マネーブリッジ(銀行口座・証券口座連携サービス)」は→こちら
マネーブリッジなら楽天銀行の普通預金金利が0.28%に!
マネーブリッジに申し込むとお得な特典が得られます。まず、楽天銀行の普通預金金利が0.28%に引き上げらます。通常の金利は0.20%なので0.08%も金利が優遇されるんですね。
ただし、0.28%は300万円までで、それを超える部分の金利は0.22%になる点はご注意ください。

ほかにも、マネーブリッジとは直接関係ありませんが、楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーすると、楽天証券の取引に応じた特典として「楽天ポイント」が貯まります。
具体的には、国内株式や外国株式の手数料100円ごとに1pt(手数料4,000円ごとに1件と換算)。投資信託で一定の残高を達成するごとに10~500pt(月末時点の残高で計算)。個人向け国債の買付金額3万円ごとに1pt(100万円ごとに1件と換算)などとなっています。
また、ハッピープログラムには5つのステージが設定されており、最上位のスーパーVIPになれば、ATM手数料が月7回、他行宛振込手数料が月3回、楽天ポイント獲得倍率が3倍になります。
もし、楽天エコシステムにオールインしているなら、マネーブリッジやハッピープログラムへのエントリーは必須ですね。


まとめ
いかがでしょうか? 今回は楽天銀行と楽天証券の口座間で資金をスムーズに移行できる「マネーブリッジ」が、600万口座に達したニュースをお届けしました。
もちろん、筆者もマネーブリッジに申し込んでいますが、楽天証券を利用するなら必須のサービスと言っていいでしょう。
しかも、楽天銀行の普通預金口座の金利も0.28%に優遇され、ハッピープログラムにエントリーすればさまざまな優遇も得られますので、楽天エコシステムの住民なら今すぐ申し込んでおいて損はありません。