最近では、かつてのように富裕層だけに限定されず、一般にも広く利用され始めている「プラチナカード」。その背景には、年会費の引き下げやポイント還元率の上昇傾向に加え、カード会社独自のサービスが充実していることが挙げられる。現代では、プラチナカードを持つ人は何を重視して取得を決めているのだろうか。所有者の意見を見てみよう。

カードを選んだ理由、ポイントのためやすさや還元率の良さが上位に

NTTドコモは2025年8月、全国の20~70代男女740人のプラチナカード保有者を対象に、「プラチナカードに関する意識調査」を実施した。
「プラチナカードをよく使っている理由」の調査では、上位2項目に「メインでためている共通ポイントが貯まりやすいから」32.5%、「ポイント還元率が高いから」31.6%という結果に。

さらに、直近6カ月以内に取得した人では、その上位2項目の合計が50.8%にのぼり、2人に1人がポイントのお得さを重視してプラチナカードを取得していることが明らかになった。従来、プラチナカードを取得する理由としては社会的信用や高級感などのステータスや、空港ラウンジの利用、ホテル優待などのサービスが重視される傾向にあったが、新規取得者ほど「ポイント重視」の傾向が強まっているとみられる。
プラチナカードを持つことがお金の使い方として「賢い選択」に

「プラチナカードに対する考え」の調査では、 「プラチナカードはステータスよりも、ポイントなどの実利が重要だと思う」と回答した人は、「そう思う」「ややそう思う」と答えた人を合わせると86.3%という結果に。

さらに、「年会費が高くても、見合う特典があればプラチナカードを持つのは賢い選択だと思う」と答えた人も89.7%にのぼり、プラチナカードはステータス性以上に、実利を得るための手段として受け入れられている実態が浮き彫りになった。「プラチナカードを持っていること自体がステータス」という時代は終わり、現代においては「お金の使い方を最適化するためのツール」として認識が浸透していることがうかがえる。
以上の内容から、年会費の高さはネックといえるが、うまく使いこなしてそれ以上の利益が返ってくれば、プラチナカードは投資手段として賢い選択といえる。
出典:【株式会社NTTドコモ】
※サムネイル画像は(Image:「dカード」公式サイトより引用)



