LINE Payが、2025年4月末でサービス終了を迎えます。そして2025年4月にかけて段階的にサービスが少しずつ終了するため、25年4月になってから残高移行や出金を行おうとすると困ってしまうこともあるかもしれません。
この記事では、LINE Payの終了日までのスケジュールと、ユーザーが25年4月までにやるべきことを詳しく解説します。
LINE Payのサービス終了までのスケジュール
LINE Payは2025年4月30日をもって、日本国内でのサービスを完全に終了することが発表されました。しかし「すべての機能」が一斉に25年4月に終了するのではなく、機能が段階的に終了します。
LINE Payのサービス終了までの具体的なスケジュールは以下の通りです。
・2024年10月22日:送金・送付終了
・2025年1月30日:LINEプリぺ(Visa)支払い終了
・2025年3月31日:チャージ終了
・2025年4月23日:支払いサービス終了、チャージ&ペイ終了
・2025年4月下旬:銀行振込サービス終了、出金サービス終了、履歴閲覧終了
24年10月にLINE Payの送金は終了済み。LINEプリぺ(Visa)の支払いも25年1月末で終了と、25年4月に先駆けて終了するサービスが多いことには注意が必要です。なお、LINEクレカ、LINEクレカ(P+)のカードでの支払いは有効期限まで利用可能です。
LINE Payに残っている残高はどうすればいい?
2025年3月にはLINE Payでのチャージが終了します。すでにサービス終了がアナウンスされているため、LINE Payに新規に残高をチャージする機会は25年1月時点でもごくわずかでしょう。どちらかと言えば「残っている残高をどうするか」という点で困るケースの方が多いのではないでしょうか?
そこでサービス終了までに行うべき「LINE Payに残高が残っている場合の対処法」をご紹介します。
【1】2025年4月の終了までに使い切る
もっとも簡単な方法は、サービス終了までにLINEプリぺ(Visa)やコード支払いを通じて、25年4月までに残高を使い切ることです。LINE Payは全国の加盟店で利用可能で、コンビニエンスストアやドラッグストア、飲食店など、日常的な買い物で活用できます。
ただし、LINEプリペ(Visa)を使いたい場合は「2025年1月30日」が期限となります。また2025年4月23日にはコード支払いなども終了するため、支払いごとに期限を把握しておきましょう。
【2】銀行口座やATMで出金する
銀行口座やATM、LINE Pay残高を25年4月の終了までに引き出しておくのも良いでしょう。
LINE Pay残高は、手数料220円で登録している銀行口座への出金やセブン銀行ATMでの引き出しが可能です。手続きは LINE Payアプリから簡単に行えます。
なお、出金には「本人確認」が完了していることが前提として必要です。ただし本人確認の受け付けは2025年1月6日で終了しているため、当記事をお読みの時点でご自身が本人確認を行っていない場合、出金ができません。また、LINE Payライト残高の出金もできません。
【3】PayPayに残高を移行する
LINE Payは、残高をPayPayに移行できる機能を新規に提供予定です。つまりLINE Payの乗り換え先としてPayPayを利用予定の人は、この移行サービスの利用がおすすめ。なお、詳細は2025年2月末までに特設サイトで案内される予定です。
【4】資金決済法に基づく払い戻し対応を待つ
最後の選択肢として、2025年5月以降のLINE Payサービス終了後に行われる、資金決済法に基づく払い戻し対応を待つという方法があります。LINE Payは、アカウントの種類を問わず、資金決済法第20条第1項または第61条第5項に基づいて残高の払い戻しを行う予定であることを発表しています。
もっともこの方法は確実に残高を回収できる可能性が高いですが、払い戻しの手続きや時期などの詳細はまだ明らかになっていません。また、サービス終了後の対応となるため、払い戻しまでに時間がかかる可能性もあります。そのため、この方法は他の選択肢がない場合の最終手段として考えるのが良いでしょう。
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