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2025年のiPhoneはどれを買うべきか? すべて実機で解説!<みずおじさん>

今回は、「2025年現在でiPhoneを買うならどれ!?」ということで、iPhoneをすべて実機で紹介します。やはり、実機でしか分からないiPhoneの魅力もたくさんあるので、じっくり紹介していきますよ。ぜひ、購入の検討材料にしてください。

2025年2月2日現在、Apple Storeで買えるiPhoneは全9機種!

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2025年2月2日現在、Apple Storeで購入できるiPhoneはこの9機種です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)
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25年2月2日現在、Apple Storeで購入できるのはiPhone SE3、14/14 Plus、15/15 Plus、16/16 Plus/16 Pro/16 Pro Maxの全9機種です。価格についてはストレージごとに変わりますが、今回は最低価格で表示します。

もっとも安いのは当然SE3になりますが、そこから数字が上がったりPlusやProなどが付いたりすると、だんだん高くなっていきます。

ただし、価格が高いのにはそれなりの理由がありますので、そのあたりもしっかり解説していきますよ。

本体の形状や素材

まず、本体形状はSE3かそれ以外で大きく異なります。SE3だけは側面が丸いラウンドタイプですが、それ以外のモデルはすべて側面がフラットでやや角張っています。

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写真左の赤いiPhoneがSE3。本体側面が丸いラウンドタイプですが、それ以外のモデルは側面がフラットになっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

次は素材です。SE3から16 Plusまではすべてアルミニウムですが、16 Proと16 Pro Maxだけはチタニウムとなっています。素材の違いでProモデルはかなり高級感がありますよね。

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本体の素材は16 Proと16 Pro Maxだけがチタニウムで、ほかのモデルはすべてアルミニウムです(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

また、背面ガラスにも違いがあって、15と16は背面が「カラーインフューズド」という色を練り込んだガラスになっています。標準モデルの背面はギラギラして反射しますが、15以降はマットな質感になっているんですよ。

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写真左の14 Plusの背面はギラギラして光を反射しますが、15以降はマットな質感で光の反射はありません(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

本体の重量

もっとも重いのは、やはり16 Pro Maxで227g。逆にいちばん軽いのはSE3で144gしかありません。この2機種では80gぐらいの差があるんですね。

実は意外と重いのが16 Proで、16 Plusと同じ199gもあるんですね。本体が小さいだけに、実際に手に持ってみるとけっこうズッシリ感があります。

そして、14~16の標準モデルだけで比較すると、いちばん軽いのは16になります。性能がアップしているのに1gずつ軽くなっているのがおもしろいですね。

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もっとも軽いSE3で144g。逆にもっとも重いのは16 Pro Maxで227gもあります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ディスプレイ

ディスプレイサイズがもっとも小さいのは、やはり4.7インチのSE3です。標準モデルの14~16は6.1インチ。そして、Plusシリーズの3機種は6.7インチとかなり大画面になっています。

また、Proモデルは、今まで6.1インチだったんですが16 Proでは6.3インチにアップ。同じようにPro Maxは6.7インチから6.9インチに大型化されています。

正直言ってこの0.2インチの違いはあまり分かりません。ただ、画面の外側の黒縁が16 Pro Maxはかなり小さいので、ちょっとだけスタイリッシュな感じを受けます。

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ディスプレイサイズはSE3が4.7インチでもっとも小さく、16 Pro Maxは6.9インチでもっとも大きくなっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ディスプレイではSE3だけが「液晶」、それ以外はすべて「有機EL」になっています。有機ELは暗いところはより暗く、明るいところはより明るくなる特性があります。

実際に、写真の鮮やかさを比べると有機ELはものすごくキレイですし、バッテリーの省電力化にも強いんですね。

というのも、有機ELの黒色は電力を使っていないので、画面が黒いほど省電力になります。したがって、iPhoneをダークモードにすると省電力になるというのは、液晶のSE3には当てはまりません。

実際、部屋を暗くして黒いロック画面を比較すると、SE3だけ画面が発光しているのが確認できます。

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液晶なのはSE3のみ。有機ELと違って、黒い画面にしても発光しているのが分かります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ディスプレイの違いとしてはリフレッシュレートも見逃せません。Proモデルは最大120Hzの可変ですが、それ以外はすべて60Hzの固定です。

60Hzと120Hzの違いは1秒間に画面を何回書き換えられるかということ。つまり、120Hzなら1秒間に120回、60Hzは1秒間に60回書き換えるんです。120Hzのほうが2倍なので当然滑らかになります。

もちろん、60Hzで何の問題もありませんが、ゲームでは120Hzが威力を発揮します。ゲーム好きならProモデルがオススメですね。

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16 Proと16 Pro Maxのみ120Hzに対応します。ゲーム好きなら重要なポイントになりますよ(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ディスプレイについては「ダイナミックアイランド(Dynamic Island)」にも注目してください。iPhone 15以降にはすべて搭載されていますが、SE3には何もなく、14にはノッチがありますが何もできません。

しかし、ダイナミックアイランドならサブディスプレイのように使えます。たとえば、今再生している音楽を表示したりタイマーを表示したりできるのが便利なんです。

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15以降で採用されたダイナミックアイランドでは、音楽の再生やタイマーなどを表示してサブディスプレイとして活用できます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

処理チップとメモリ(ベンチマークテスト)

処理チップについてはSE3と14/14 Plusが「A15」。15/15 Plusは「A16」、そして16/16 Plusは「A18」、16 Pro/16 Pro Maxは「A18 Pro」が搭載されています。

基本的には、チップの数字が上がるほど高性能で、もっとも性能が高いのはA18 Proになります。

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基本的に新しいモデルのほうが処理チップが高性能になり、メモリ容量も多くなります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

とはいえ、今のiPhoneはどれも性能が高いんですね。実際、少し昔の3Dアプリ『ドラゴンクエストVIII』では、どのモデルでも起動速度はさほど変わりません。

ただし、最新の3Dアプリ『レーシングマスター』では、さすがに性能が高い機種のほうが起動も速いですし、レースを行うとロード時間などで差が出ます。

最後に「Geekbench 6」というベンチマークでテストしてみましょう。さすがにこれでは数値に大きな違いが出ました。

もちろん、数字が大きいほうが高性能なんですが、A15のシングルコアは2,300前後、マルチコアが5,500前後なのに対し、A18 Proではシングルスコアが3,500程度、マルチスコアは8,800台です。やはりチップが新しいほうが結果もよくなっています。

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ベンチマークアプリ「Geekbench 6」で計測すると、さすがに新しいモデルやProモデルのほうが数値が高くなっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

実は、このチップの違いでAppleのAI「Apple Intelligence」への対応が異なり、16シリーズはすべて対応しているんですね。

現状ではApple Intelligenceが日本語に対応していませんので、興味がない人も多いでしょうが、今後はいずれ“ないと不便”といったものに進化すると思います。

というわけで、将来Apple Intelligenceを使いたいと思う人は、16シリーズを選んでおきましょう。

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16以降はApple Intelligenceにも対応します。長く使うつもりなら16以降がオススメになります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

カメラ

iPhoneではカメラの違いも重要です。まず、背面カメラについては、SE3がシングル、14~16 Plusまではレンズが2つあります。

これは標準カメラ以外に超広角カメラも付いているということ。16 Proや16 Pro Maxではさらに5倍ズームの望遠レンズも付きます。

15/15 Plusや16/16 Plusは2倍ズーム付きとなっているんですが、実はこれ、デジタル処理することで2倍になるだけで、光学2倍ズームではないんですね。

やはり、iPhoneで写真を楽しみたいなら15以降、もっと楽しみたいならProモデルということになります。

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カメラにこだわるなら、やはりトリプルカメラのProモデルにすべきでしょう。超広角や光学5倍ズームにも対応します(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

画素数についてですが、まずメインカメラはSE3と14シリーズだけが12MP(1,200万画素)で、それ以外はすべて48MP(4,800万画素)です。

自撮り用のフロントカメラはSE3だけ7MP(700万画素)で、それ以外はすべて12MP(1,200万画素)になります。自撮りが多い人はSE3以外のモデルにしておきましょう。

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フロントカメラの画素数はSE3だけが7MPで、ほかのモデルはすべて12MPになります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

カメラコントロールとアクションボタン

本体ボタンの違いについても確認しておきましょう。16シリーズだけに搭載されているのが「カメラコントロール」ボタン。

本体右横にカメラの起動ボタンが追加されています。これを1回押すとカメラが起動し、もう1回押すとすぐに写真を撮れるのです。

現状は、さほど便利というわけでもないのですが、将来Apple Intelligenceに対応することで、映っている商品情報などがすぐに分かるといった便利機能が利用できると思われます。

今後、日本語のサービスが開始されたら、かなり威力を発揮するかもしれませんね。

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16シリーズには「カメラコントロール」ボタンが採用されており、将来はApple Intelligenceとの連携も期待されています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

そして、もうひとつ16シリーズだけあるのが「アクションボタン」です。これまで左サイドには「消音スイッチ」が付いていましたが、16シリーズではここがアクションボタンになりました。

これを長押しするとデフォルトでは「消音」に切り替わるんですが、自分で「集中モード」や「カメラ」といった機能を割り当てられるんです。

しかし、多くの人が消音のままになっていて、あまり活用されていないようなので、アクションボタンの有無でiPhoneを選ぶ必要はないでしょう。

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16シリーズでは「消音スイッチ」が「アクションボタン」に変更されました。ここに、さまざまな機能を割り当てることができます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

バッテリー持続時間

最後に、気になるバッテリーの持ちを、実際のバッテリーテストの結果も踏まえて紹介します。

まず、Appleの公称ではビデオの連続再生時間がSE3は15時間、14と15が20時間、16が22時間となっています。

さらに、14 Plusと15 Plusが26時間、16 Proと16 Plusが27時間、そして16 Pro Maxは33時間も持ちます。基本的には画面の大きいモデルほどバッテリーが持つということですね。

というわけで、バッテリーの持ちを最優先するなら16 Pro Max。その次がPlusシリーズということになります。

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バッテリーの持ちを気にするなら16 Pro MaxやPlusモデルを選びましょう(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

注意したいのは16 Proです。公称では27時間持つはずなんですが、実際にテストしてみると、16とさほど変わらない結果になりました。やはり、性能のいいモデルは負荷のかかる処理も多いのでバッテリーの消耗が激しいということでしょう。

そして、圧倒的にバッテリーが持たないのがSE3です。公称では15時間も持つとされていますが、負荷がかかると熱くなってバッテリーも減りやすい印象なので、ご注意ください。

結局、どのiPhoneを買うべきか?

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(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

それでは、実際にどのiPhoneを選ぶべきかを解説していきます。最初に言っておきたいのは「迷ったらiPhone 16の標準モデル」で間違いありません。15も完成度が高いんですが16はそれ以上です。

16はApple Intelligenceに対応しますし、カメラコントロールボタンやアクションボタンも搭載しています。しかも、バッテリーもかなり持つので、16は本当にオススメなんですよ。

もし、バッテリーを優先するなら16 Plusがいいですし、カメラやゲームを楽しみたいなら16 Proか16 Pro Maxにしておきましょう。

とはいえ、16シリーズは値段が高いのでApple Intelligenceに興味がないなら、もう少し安い15や14もアリです。

ただし、14と15では明らかに15のほうが高機能。15はダイナミックアイランドが搭載されていますし、汎用性の高いUSB-Cを採用しています。バッテリーに関してはさほど変わりませんが、処理チップもA16なのでかなり高性能なんですね。

確かに値段は14のほうが少し安いんですが、価格差以上に15のほうが機能面での進化が大きいので、できれば15にしたほうが満足度が高いと思います。

最後に、やっぱり慣れたホームボタンが好き、あるいは小型のiPhoneがいいと思っている人なら、SE3しか選択肢がありません。

次期モデルではホームボタンも廃止されると言われており、SE3が最後のホームボタンモデルになる可能性もあります。今のうちにゲットしたほうがいいでしょう。

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