世界最大手のVPNサービスを展開するNordVPN(本社:オランダ・アムステルダム、日本代表:小原拓郎)は、日本人1,000人以上を対象に「通勤時デバイス利用の実態」と「サイバーリスクに対する意識」の調査を実施した。それぞれの調査結果と、今すぐできるセキュリティ対策を紹介しよう。
通勤時に潜むサイバー脅威とその実態
日本人が通勤に利用する最も一般的な移動手段は公共交通機関だ。NordVPNの調査によると、全体の36%が電車を利用し、そのうち71%が通勤時のサイバーセキュリティ脅威について「懸念している」と回答。ところで、電車通勤時におけるサイバーセキュリティ脅威とはどのようなものがあるだろうか。1つ目は公共Wi-Fiの利用。実際に使用している割合は60%以上にのぼり、そのうち28%は何のセキュリティ対策も講じていないという。無料で気軽に使える魅力はあるが、誰でも使える回線ゆえに、個人情報の漏洩や悪質サイトへの誘導といった危険性もはらんでいる。

2つ目は肩越しの覗き見だ。実際に22%の人が画面の覗き見行為を目撃したと回答。状況によっては隠すのが難しい場合も存在する、物理的なサイバーセキュリティ脅威だ。こういった脅威は当たり前の日常に潜んでいるということが、今回の調査で明らかになった。
通勤時もこれで安心!今すぐできるサイバーセキュリティ対策をご紹介

セキュリティ対策の方法は、すぐにできるものから高度なものまで幅広く存在する。まずは手軽に始められる対策から紹介しよう。1つ目は、デバイスのWi-Fi自動接続機能を無効にすることで、意図せず不審な回線を利用しないようにする対策。2つ目は、公共Wi-Fi を利用するときにVPN(仮想プライベートネットワーク)で通信を暗号化し、第三者による傍受や個人情報の漏洩を防ぐ対策。
3つ目は、デバイスのソフトウェアやアプリを最新に保つことで、セキュリティ修正が正しく反映された状態にする対策。4つ目は、強力なパスワードへの変更や、2段階認証を導入する対策。5つ目は、覗き見防止フィルターで物理的に情報漏洩をなくす対策だ。いずれも難しいものはないため、記事を読んだ後、すぐにでも始められる対策だ。
一方で、高度なツールを利用したセキュリティ対策には、NordVPNが提供するVPNサービスプロバイダー「NordVPN」の主要機能である「脅威対策Pro」を利用するという手もある。フィッシング攻撃や偽ショッピングサイトなどの脅威を防ぐのはもちろんのこと、AIを活用したアンチフィッシング機能は新たな脅威にも対応可能で、ワンクリックで複数のブラウザを保護することも可能だ。
数々のサイバーセキュリティ脅威が蔓延する世の中、日常的に使う電車通勤をストレスなく安全なものにしていくためには、一人ひとりが意識を変え、対策を講じていくことが必要ではないだろうか。
出典:【NordVPN】
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