2025年秋に、新型iPhone 17(仮)の発売に合わせ「iOS 26」が登場する予定ですが、25年7月30日には「iOS 18.6」がリリースされました。今回のアップデートでは新機能などはなく、“写真”でメモリームービーが共有できない問題の修正や、重要なバグ修正、30項目近くのセキュリティの修正なども含まれていますので、詳しく解説していきましょう。

25年7月30日リリースのiOS 18.6ってどんなもの?
2025年7月30日、iPhone向けのアップデート「iOS 18.6」がリリースされました。今秋には新型iPhone 17(仮)の発売に合わせて「iOS 26」のリリースを控えていることもあり、今回は目立った新機能などはなく、重要なバグ修正とセキュリティアップデートのみとなっています。
具体的には、「“写真”でメモリームービーが共有できない問題の修正」や「重要なバグの修正」が含まれています。
ちなみに、「メモリームービー」とは、写真や動画に合わせて自動的にBGM付の動画を作成する機能のことですね。

iOS 18.6のセキュリティアップデートをチェック!
今回のiOS 18.6ではセキュリティアップデートも行われており、30項目近くのバグが修正されています。
たとえば、「パスコードがVoiceOverによって読み上げられる可能性がある」や「権限のないユーザーが制限されたネットワーク設定を変更できる可能性がある」。
あるいは、「悪意のあるWebコンテンツを処理すると、機密性の高いユーザー情報が漏洩する可能性がある」といった、かなり怖い内容の不具合もしっかり解決されているようなので、早めにアップデートしたほうがいいでしょう。
●Apple「About the security content of iOS 18.6 and iPadOS 18.6」は→こちら(英語)

【セキュリティアップデートの一部抜粋】
■Accessibility
【対象機種】iPhone XS以降
【影響】パスコードがVoiceOverによって読み上げられる可能性がある
【説明】チェックを強化することでロジックの問題を解決しました
■CFNetwork
【対象機種】iPhone XS以降
【影響】権限のないユーザーが制限されたネットワーク設定を変更できる可能性がある
【説明】入力検証を強化することで、サービス拒否の問題が解決されました
■Mail Drafts
【対象機種】iPhone XS以降
【影響】「リモート画像の読み込み」設定がオフになっている場合でも、リモートコンテンツが読み込まれる可能性がある
【説明】この問題は、状態管理を改善することで解決されました
■WebKit
【対象機種】iPhone XS以降
【影響】悪意のあるWebサイトにアクセスすると、アドレスバーの偽装が行われる可能性がある
【説明】この問題はUIを改善することで解決されました
■WebKit
【対象機種】iPhone XS以降
【影響】悪意のあるWebコンテンツを処理すると、機密性の高いユーザー情報が漏洩する可能性がある
【説明】この問題は、状態管理を改善することで解決されました
まとめ
いかがでしょうか? 今回の「iOS 18.6」では目立った新機能などはなく、重要なバグ修正のみとなっています。
しかし、同時に30項目近くのセキュリティアップデートも含まれていますので、早めにアップデートすることをオススメします。
なお、今秋には次期「iOS 26」のリリースも控えています。このアップデートはiPhone SE(第2世代)や11以降が対象となっていますので、対応機種のユーザーは今から新機能を確認しておきましょう。
●【公式】Apple「iOS 26」は→こちら
