今回は、これからiPhoneデビューの予定、あるいはiPhoneデビューしたばかりの人のために、絶対にやってはいけないことを5つ解説します。バッテリーを長持ちさせる方法や大事な個人情報セキュリティについて、あるいはお風呂でiPhoneを使用しても良いのか? といった初心者がぜひ知っておくべきことをまとめてお伝えします!

【1】充電しながら遊んではいけない
今回は、基本的にすべてiPhoneに共通していることを紹介しますが、解説はiPhone 16を使って行います。
ひとつ目は、iPhoneを長く使うためにも充電中にはなるべく触らないこと。その理由は、iPhoneのバッテリーが熱い状態が続くと、バッテリーの最大容量に回復不可能なダメージを与えるから。
購入当初はもちろんバッテリーの最大容量は100%なんですが、これはiPhoneの設定から確認できます。まずは、自分のiPhoneの設定で「バッテリー」→「バッテリーの状態」を開いて、最大容量が何%になっているか確認しておきましょう。
もし、ここが80%以下になってしまうと、そのiPhoneの動作は厳しくなってバッテリーの交換の対象になってしまいます。つまり、バッテリーが熱い状態が続くと、最大容量の減りが通常より早くなってしまうんです。
バッテリーの最大容量を確認する手順

それでは、iPhoneが熱くなるときはいつかというと、ズバリ最新3Dのゲームをやっているときです。それ以外のアプリではそれほど熱くなることはありませんので、最新3Dゲーム以外のアプリなら充電しながら触っても問題はありません。
とはいえ、アプリはとんでもない数があって、とても全部は検証できませんので、これはもう、単純にiPhoneの本体が熱くなっているかで判断するしかないでしょう。
とくに、3Dネットワークゲームは3Dの処理負荷も凄いですし、ネットワークにもつながっているんですが、さらに裏でLINE電話をしたりすると最悪の状態になります。
しかも、バッテリー残量が50%以下の場合は急速充電も働くので、そういった状態だとかなり本体が熱くなりますよ。

もちろん、少しだけなら構わないんですが、これを毎日長時間やると、明らかにバッテリーの最大容量の減りが早くなるのが分かります。人間で言えば ジョギングしながらご飯食べているようなものですよね。
このような状態でどうしても充電したいなら、少なくともケースは外して充電しましょう。これなら少しは熱も逃げます。
【2】iPhone同士を重ねてはいけない
2つ目はiPhone同士を重ねないこと。これ、意外にやってしまうことが多いんですが、実は、iPhoneのカメラ部分はかなり硬いんです。
不用意にiPhoneと重ねてしまうと、カメラの部分が擦れてかなり傷がついてしまいます。しかも、これは拭いても取れない修復不可能な傷です。


【3】本体の名前を本名のままにしてはいけない
3つ目はプライバシーの問題です。実はiPhoneは、初期設定のままだと端末名が「本名」+「のiPhone」になり、たとえば「山田太郎のiPhone」のように表示されます。
iPhoneの設定でWi-Fiをタップすると、周囲にあるiPhoneの名前が表示されますが、本名のままだとここに「山田太郎の iPhone」などと表示されて、身バレてしまうんですよ。

これはインターネット共有をオンにしているからなんですが、AirDropでも同じように「〇〇〇のiPhone」表示されることがあります。もちろん、AirDropは10分で消えますが、タイミングによっては身バレする可能性があります。
というわけで、iPhoneの名前は本名にしないほうがいいでしょう。表示名の変更方法は、まずiPhoneの設定から「一般」→「情報」に移動したら名前をタップ。ここでニックネームなどに変更したら、最後に必ず右下の「完了」を押してください。こうしないと名前は変更されません。
自分のiPhoneの名前を変更する手順


【4】お風呂でそのまま使ってはいけない
4つ目はiPhoneの防水についての注意点です。そもそも、iPhoneは水が少しかかっても問題がないレベルの「耐水」であり、本体が水没しても大丈夫な「防水」ではありません。
そのため、お風呂で使うことはオススメできません。とくに、シャワーなどの水圧があるものにiPhoneは対応できないので、お風呂で使うときは必ず防水ケースなどを使用してください。

もし、iPhoneが水没して故障した場合はiPhoneの保証が効かなくなります。実はiPhoneのSIMトレイには水没判定機能があって、ここが赤くなっていると水没したとすぐにバレてしまいます。このことはApple公式サイトにも掲載されていますよ。

【5】アプリの強制終了はしてはいけない
5つ目は「アプリの強制終了はしてはいけない」というものです。
iPhoneの画面を下から上にスワイプすると「App Switcher(アップスイッチャー)」という画面が出てきますが、ここでアプリを終了させる行為を“電力を抑えるため”にやっているなら逆効果です。 ほとんど意味がないどころか、逆に電力をムダに使ってしまいますよ。

iPhoneがこのアプリを終了した場合、そのアプリは裏側にあるんですが、このときアプリはほとんど停止しています。おおよそ終了してから5秒後ぐらいには完全停止するようになっているんですね。
したがって、裏側のアプリを落とす意味はほとんどありません。もし、落としたアプリをもう1度起動すると、逆にそちらの方がかなり電力を使ってしまうことになります。
実際に、処理速度を計測できるアプリで見てみると、たとえば『ウマ娘』を起動するとググッとグラフィック処理などの数値が上がっていきます。とくにアプリの起動時はもの凄くパワーを使うのが確認できます。

そして、アプリを終了させて裏側に回ったときの数値を計測すると、グッと下がっていきます。グラフィックは0%になり、いちばん上の処理も27%程度まで落ちました。これは起動する前とほぼ同じ状態です。つまり、裏側にあるときアプリはまったく動いていないんです。

ただ、かなり古いiPhoneで動作が重いときには、これが効果的な場合もありますので、そういった場合は裏側のアプリを落としてもいいでしょう。アプリのバグが起きたときなども、この方法でアプリを落としても大丈夫です。
まとめ
いかがでしょうか? 今回は新たにiPhoneユーザーとなった人が最初に覚えておきたい「絶対にやってはいけないこと」を5つ紹介しました。
あとから知って後悔しないように、事前にしっかりと覚えておいてください。
こちらのチャンネルでも解説しています。