オープンイヤーイヤホン/MENSデバイスの音質や使い勝手は?
それでは実際にオープンイヤーイヤホン/MENSデバイスで音楽を聴いてみましょう。
まずはオープンイヤー型の装着方法は、イヤーフックを耳に掛けて、クルっと回すと、出音部が耳の穴の上にきているはずです。
耳たぶの上にイヤーフックで掛けているため、耳の穴へのストレスは少なめです。とくにカナル式イヤホンで耳が痛くなったり痒くなったことがある人にはピッタリですね。
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実際にオープンイヤーイヤホン/MENSデバイスで音楽を聴いてみると、やはりオープンイヤー型ということもあり、低音のインパクトがなく抜けた音質になっています。
全体的に硬くシャカシャカした音で、カラッと爽やかなアメリカン・ロックなどにはいいかもしれません。中音の伸びも悪くはなく、ボーカルはしっかり聴くことができます。
気になる音漏れですが、最大音量にすると1m離れた場所でも聴こえるほど。ボリュームを小さくしても何となく音が漏れているので、通勤電車や静かな場所での使用は難しいでしょう。
また、オープンイヤーイヤホン/MENSデバイスはAACに対応しているため、MP3やFLACなどフォーマットを変えて聴いてみると、情報量の多いFLACのほうが音に厚みを感じることができました。
このことからも、なるべく情報量の多い音源を使ったほうが、本来の実力を発揮できると思います。
イヤホン本体タッチセンサーの反応もよく操作はしやすいのですが、「受信する」が1回タッチなのはどうかと思いました。
一般的にスマホでの着信頻度はそこまで高くないと思うので、やはり1回タッチは「再生/停止」にしたほうが使い勝手はよかったと思います。
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なお、マイク性能も高めで、少し音が遠い感じはするものの声は非常にクリアに聴こえます。これならビデオ会議でも十分に使えるでしょう。
また、オープンイヤーイヤホン/MENSデバイスは片耳でも利用できるため、長時間の会議では、片耳を外して充電して交互に使うことも可能となっています。
まとめ
いかがでしょうか? 今回は3COINSの「オープンイヤーイヤホン/MENSデバイス」を実際に購入してテストしてみました。
耳の穴を塞がないオープンイヤー型ということもあり低音は厳しいですが、外の音も聴こえますし、長時間装着してもストレスが少ないという利点もあります。
もちろん音漏れするため、通勤電車や図書館などでの利用は厳しいでしょう。
ちなみに、MENSデバイスということですが、ケースがクリアパーツでSFチックなデザインであること。合皮のストラップが何となくMENS感を醸し出していた程度でした。もちろん、このデザインなら女性が使っても構わないと思いますが……。
※文中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者が購入時点のものです(2025年2月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。