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ノートPCスタンドは本当に必要? 快適さや「必要な場合・不要な場合」を徹底レビュー

カフェなどの外出先でも場所を選ばずに使えるノートPCは便利ですが、その反面、画面の位置が低くなりがちです。そこでしばしばさまざまなメディアやSNSでおすすめされているのが「ノートPCスタンド」です。

しかし実際にノートPCスタンドを使うと、そのスタンド自体に重みがあって「外出先での荷物の重さが増す」「すべり止めの強度や机の素材との相性によって、スタンドが滑ることがある」「そうしたデメリットの割に、姿勢矯正のメリットを感じない」など不満を感じることは多いのでは?

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(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)
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この記事では、ノートPCスタンドを使うべきケースや不要と判断できるケースを詳しくご紹介します。

ノートPCスタンドを使うべき4つのケース

ノートPCスタンドを使うべき4つのケース1
(画像はスマホライフPLUS編集部撮影)

ノートPCスタンドの使用は、まず身体の負担軽減や作業効率向上に効果的です。ただしどのようなPCスタンドであろうと、使用すれば効果を必ず実感できるかと言えば「微妙」です。つまり製品選びも重要ですし、効果を実感できる場面もやや限定されるでしょう。

使うべき主なケースとその効果を4つ紹介します。

姿勢改善と健康管理

PCスタンドを使用することで、画面を目の高さに調整できます。これにより、首・肩・腰への負担が軽減され、猫背防止効果も期待できます。特に1日4時間以上PC作業をする人の場合、こうした猫背防止効果や首・肩・腰の負担軽減は無視できません。

PCスタンドは各メーカーから発売されていますが、中には理学療法士監修のスタンドも存在します。健康管理を目的にスタンドを購入するならば、こうした専門家が監修する製品を入手するのも一案でしょう。

排熱性の担保

PCスタンドは底面の通気性を物理的に向上させる効果もあります。CPU温度の低下も期待でき、冷却ファン付きモデル(例:MOFT Cooling Stand)のPCスタンドも販売されています。

排熱性の担保1
(画像は「MOFT」公式サイトより引用)

特に発熱量の多いゲーミングPCや高性能ノートPCを使用する場合、熱暴走防止に有効です。

作業効率の向上(モニターアームとPCスタンド)

またPCスタンドを「デュアルモニターを快適に使うための製品」として使うのも良いでしょう。たとえばモニターアームとPCスタンドの併用は効率的な作業環境を作るための周辺機器として、人気がある組み合わせです。

作業効率の向上(モニターアーム+PCスタンド)1
(画像は「Amazon」より引用)

ノートPCでプログラミングや映像編集など専門的な作業を行う場合、画面の小ささがネックとなることは少なくありません。この場合、ノートPCとデュアルモニターを接続して最大三画面(ノートPCの画面+モニター2台)での作業を行うと、作業効率が上昇します。

一方で、この場合ノートPC本体の画面とモニター2台との高低差が気になる方は多いでしょう。ノートPC本体だけがモニターに対して低い位置になるためです。そこでPCスタンドを使って高低差を埋めることで、三画面を使いこなしやすくなります。総じて作業効率を重視する方には、PCスタンドが大きな助けとなるでしょう。

空間効率化

PCスタンドの中には省スペースに適したモデルもあります。たとえばノートPCの下に書類や小物を収納できるモデルもあり、デスク周りの整理整頓に役立ちます。

PCスタンドが不要と判断できる3つのケース

一方で、PCスタンドが不要と判断できるケースもあります。以下に、主なデメリットを3つ紹介します。

コスト対効果の問題

3,000~8,000円台の高機能モデルは、学生や予算が限られている人にとって負担が大きい場合があります。100均の簡易スタンドでも同等の効果を得られるケースもあるため、必ずしも高額なスタンドが必要とは限りません。

柔軟性や持ち運びやすさの低下

PCスタンドを使用すると、「膝の上での作業」や「ソファでのリラックス作業」などはしにくくなります、また、貼り付けタイプのスタンドでは、PC底面に跡が残ることも。ノートPCの「持ち運びやすさ」など、柔軟な利用を重視する方にはPCスタンドが逆に不便に感じられるかもしれません。

PCスタンドの必要性を判断する5つの基準

PCスタンドが必要かどうかを判断するためには、以下の5つの要素を考慮することをおすすめします。

総じて
・長時間作業や健康管理を重視するならスタンドを検討する価値あり
・短時間使用や携帯性を優先するなら不要かもしれない
と言えます。

筆者はこの5つの項目に沿って、自分自身の仕事にとってのPCスタンドの必要性を再考して「ノートPCスタンド」は使用しなくなりました(※デスクトップ環境で作業する際のモニターアームなどは引き続き使っています)。

筆者自身も利用した5つの判断基準を最後に、参考までにご紹介します。

作業時間

「1日3時間未満」などPC作業を短い時間しか普段行わないのであれば、PCスタンドは必ずしも必要ではないかもしれません。「PCに一度も触らない日がある」場合なども同様です。

一方、毎日4時間以上作業するなど場合は、姿勢改善や健康管理の観点からもスタンドの使用がおすすめ。実店舗などで自分に合ったスタンドを実際に試してから導入すると、ノートPCが使いやすくなる可能性は高いです。

身体の状態

すでに肩こりや腰痛がある場合、PCスタンドの使用は体への負担を軽減してくれることがあります。前述の通り、PCスタンドの中には理学療法士監修のスタンドもあるので、そうした製品を選ぶのも一案でしょう。

使用環境(デュアルモニターなど)

ノートPCの持ち運び性をそれほど重視せず、実質的な据え置き型PCとして利用する場合、本体に外付けモニターを接続して使用することもあるでしょう。するとモニターと本体の高低差はどうしても気になるはずです。この場合、スタンドを使うことで高低差を埋めることができるため、使用をおすすめします。

逆に言えば据え置きではなく携帯性を重視する場合は、必ずしもスタンドは必要ではないと言えます。

PCスペック

ゲーミングPCなど発熱量の多いPCを使用する場合は、放熱機能を重視する意味で、本体下部の通気性が良くなるPCスタンドはおすすめの製品の1つです。PCスタンドと冷却機能が一体化した製品も市場に出回っています。

一方でゲーミング性能が高くない通常のPCの場合は、簡易的なスタンドで十分かもしれません。

予算

ここまでに解説してきたPCスタンドのメリットに対して「どの程度の魅力を感じるか」という点も忘れてはいけません。さほど魅力を感じないのであれば、100円ショップなどで取り扱われている簡易的なスタンドでも十分でしょう。「モニターとPCの高低差」だけが課題ならば、パソコンをそもそも辞書の上におけば十分かもしれません。

たとえば前述した冷却機能付きのスタンドやデュアルモニターのスタンドは、数千円以上することもあります。その出費に対するメリットを感じないならば、PCスタンドは不要と言えるかもしれません。

※サムネイル画像は(Image:​「写真AC」より)

スマホライフPLUS編集部

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