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ソニーのUSB-C接続イヤホン「IER-EX15C」は買いか? 音質や使い勝手を徹底レビュー!

2025年10月10日、ソニーから有線イヤホンの最新モデル「IER-EX15C」が発売されました。最近のスマホには3.5mmのイヤホンジャックがついていないので、USB-C接続の有線イヤホンが気になっている人も多いと思います。そこで、今回は筆者が実際に「IER-EX15C」を購入して、音質や使い勝手などを徹底レビューします。

ソニーのUSB-C接続イヤホン「IER-EX15C」は買いか? 音質や使い勝手を徹底レビュー!
(筆者撮影)
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まずはソニー「IER-EX15C」のスペックをチェック!

音楽を聴くときはワイヤレスイヤホンを使っている人が多いかと思います。

でも、音質のいいノイキャン機能付き高性能ワイヤレスイヤホンは数万円しますし、バッテリー切れも心配なので、やっぱり安価な有線イヤホンのほうが安心だという人もいるのではないでしょうか?

そこで今回紹介するのが、2025年10月10日に発売されたばかりのソニー「IER-EX15C」。こちらはUSB-C(USB Type-C)接続の有線イヤホンで、マイクも搭載されているため、スマホでの通話やパソコンでのオンライン会議など、幅広い機器で使用できるのが特徴。

しかも、IER-EX15Cは3,190円(Amazon価格は2,900円から)と、なかなかお手軽価格なのです。

ちなみに、IER-EX15Cの同梱物は3種類のイヤーピース、コードの長さを調節できるアジャスター、取扱説明書、保証書となっています。

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ソニー「IER-EX15C」はコンパクトなパッケージ。プラスチックフリーなので、すべて紙製となっています(筆者撮影)
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こちらがIER-EX15Cの同梱物。イヤホン本体とイヤーピース3種、コード長アジャスター、取扱説明書、保証書が入っていました(筆者撮影)

イヤホンの形状は耳に押し込むカナル型。イヤーピースは硬度の違う2種類のシリコンを組み合わせたハイブリッドイヤーピースで、音質劣化を防止したりフィット感を向上させているそうです。

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ハウジングの大きさは指でつまめるほど小さいので、耳に押し込んでも負担が少ない設計になっています(筆者撮影)

また、手元操作ができるリモコンはボタン式。表の左側イヤホンのコードに設置されており、音量のアップダウン、通話開始、音楽再生/一時停止が可能。裏にはマイクが搭載されています。

コードは約1.2mと十分な長さがあります。少し長いような気もしますが、アジャスターがあるので自分で調整できるのが嬉しいですね。

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リモコン表に音量のアップダウン、通話や再生/一時停止ができるマルチファンクションボタンがあり、裏にはマイクが搭載されています(筆者撮影)
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コードは1.2mと少々長めですが、アジャスターがあるので、コードがジャマになることはないでしょう(筆者撮影)

■ソニー「IER-EX15C」のスペック

【ドライバーユニット】φ5mm
【コード長】約1.2m
【マイク】〇
【質量】約3g(コードを含まない)
【リモコン操作】ボタン
【ノイズキャンセル機能】×
【専用アプリ】なし
【同梱】ハイブリッドイヤーピース(XS/M/XL)/保証書/取扱説明書/コード長アジャスター
【カラバリ】ブラック/ホワイト/ブルー/ピンク
【価格】3,190円

「IER-EX15C」は音の解像度が高く、リモコンの使い勝手もバツグン

それでは実際に「IER-EX15C」で音楽を聴いてみましょう。今回のプレイヤーにはAndroidスマホの「Xperia 1 VII」を使用しています。

まず、イヤホンの装着感はイヤーピースが柔らかいので耳の穴にピッタリとフィットし、密閉度が非常に高いと感じました。それにもかかわらず耳の穴への圧迫感は弱めなので、長時間装着しても耳が痛くなりにくいでしょう。

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ハウジングが小さく、耳にスポッとハマるような感じでかなりスムーズに装着できます。また、密閉度が高いのに圧迫感少ないのでなかなか快適です(筆者撮影)

IER-EX15Cで音楽を聴いて最初に感じるのは、音の解像度が高めで音の出どころが判別しやすいこと。耳との密閉度が高いことで没入感も非常に高くなっています。

ただ、低音部分はやや膨らみ気味でシャキッとした感じではありません。それでも、激安ワイヤレスイヤホンにありがちなボヤっとした音ではなく、低音のインパクトがやや足りず、膨らんで聴こえる程度です。

また、ボーカル部分の中音は、細かい音が聴き分けられるほど解像度が高め。J-POPやボーカル系とは相性がいいでしょう。しかし、インパクトは弱く音を大きくしても印象はあまり変わりませんでした。

高音もインパクトが弱く印象は弱め。しかし、中音の後ろでしっかり聴こえるので、音の輪郭はハッキリとしています。

というわけで、IER-EX15Cは解像度が高く音がしっかり聴こえますが、やや音のインパクトは弱めなので、もう少しガツンとくる主張があれば、さらに評価できたと思います。

なお、リモコンのボタンはカチカチと押しやすく、誤入力は少ないタイプ。マイクも非常に高性能で通話やオンライン会議でも十分使えます。しかも、イヤホンを装着した状態でちょうど口元にマイクが来るので、使い勝手もバツグンでした。

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リモコンは耳に近い位置にあるので、見ながら操作することはできませんが、硬めのボタン式でカチカチとした感触。イヤホンを装着した状態で口元にマイクが来るのはいいですね(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は、ソニーから10月に発売されたばかりのUSB-C接続の有線イヤホン「IER-EX15C」の音質や使い勝手を検証してみました。

実際に音楽を聴いてみると低音が膨らみ気味ではあるものの、全体的に音の解像度が高いことが評価できます。また、コードが約1.2mと長めですが、長さ調整が可能なアジャスターのお陰で、使い勝手は申し分ありませんでした。

最近ではダイソーなどでも550円程度でUSB-C接続の有線イヤホンが販売されているので、3,190円という価格は少し高めな印象を受けますが、何よりソニーブランドなので安心感はあります。

もちろん、ノイキャン機能付きの高性能なワイヤレスイヤホンよりはかなり安いので、ワイヤレスイヤホンに抵抗がある人には特におすすめです。また、ワイヤレスイヤホンのバッテリー切れときに備えたサブ用途として購入しておくのも良い選択でしょう。

西澤浩一

西澤浩一

アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

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