JR東日本の交通系ICカード「Suica」は、列車の乗車だけでなくショップやレストランでの決済でも使えて便利ですよね。でも、見送りなどで駅に入るときの入場券として使うことはできるのでしょうか?
Suicaは駅の入場券として使うことができるの?
JR東日本の「Suica」は通勤・通学の定期券として使うことができます。この場合は途中下車も可能ですし、もし間違った駅の改札に入っても、定期券の範囲なら、そのまま改札を出ることが可能となっています。
でも、定期券ではないSuicaの場合、以前は間違った駅に入場した場合、そのまま出ようとすると改札機でエラーとなってしまいますし、もちろん、入場券として使うこともできませんでした。
そのようななか、JR東日本では2021年から「タッチでエキナカ」というサービスを開始していますので、現在ではSuicaエリア内にある駅なら、基本的にSuicaを入場券として利用できるのです(一部非対応の駅もあり)。
利用方法は、Suicaで駅の改札を入り2時間以内にSuicaで出場すればOKです。事前に登録したりする手間もないので、Suicaを持っていれば誰でも入場券として利用できるんですね。
ただし、どの駅も入場券の料金が150円ほどSuicaから引かれますし、入場から2時間を超えてしまうと自動改札から出場できません。その場合は窓口に申し出て、2時間ごとに料金を支払うことになるのでご注意ください。
また、新幹線の改札やJR東日本以外の私鉄・地下鉄が運営・管理している駅や改札では、Suicaを入場券として利用することはできません。
というわけで、もし、定期券ではないSuicaで間違った駅に入場してしまって、そのまま改札を出てしまうと、入場料として150円引かれてしまうので、必ず窓口でそのことを告げて処理してもらいましょう。
●JR東日本公式サイト「IC入場サービス「タッチでエキナカ」の利用」は→こちら

なお、2026年03月31日まではJRE POINTのキャンペーン「タッチでエキナカ 入場券ポイントバック!」を実施中です。
JRE POINTの会員になって自分のSuicaを登録して条件を満たせば、駅に入場しても入場券分の料金150ポイントが戻ってくるので、実質0円で駅に入場できます。
●JRE POINT公式サイト「タッチでエキナカ 入場券ポイントバック!」は→こちら

たとえば、東京駅のエキナカ「グランスタ」や秋葉原駅の「エキュート」はショップやレストランが充実しているので、これらを利用したいときはSuicaで入場しても実質無料になります。この機会にぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

JR東日本以外の交通系ICカードは入場券として使えるの?
Suicaの「タッチでエキナカ」のように交通系ICカードが入場券として使えるサービスは、JR東日本の独自サービスです。
したがって、JR東日本以外のJR各社では各交通系ICカードを入場券として使うことはできません。
ちなみに、入場券の料金はJR各社で違います。JR東日本、JR東海、JR西日本では大人150円(子ども70円)ですが、JR四国では大人190円(子ども90円)、JR九州は大人200円(子ども100円)となっています。実は、JR北海道がもっとも高く、大人210円(子ども100円)となっています。

まとめ
いかがでしょうか? JRの交通系ICカードは基本的には入場券としては使えません。しかし、JR東日本のSuicaエリア内だけは「タッチでエキナカ」というサービスがあるため、Suicaが入場券として利用できるんですね。
しかも、2026年03月31日まではJRE POINTの「タッチでエキナカ 入場券ポイントバック!」キャンペーンで、入場料が実質無料になるので、ぜひ利用してみましょう。