ポイ活が当たり前になっている今、どれだけ賢く増やし、使えるかに関心が集まっている。中でも、ポイントを疑似投資して増やす「ポイント運用サービス」や、貯まったポイントを使って投資信託や株式を購入できる「ポイント投資サービス」の利用が広まっているが、いったいどれくらいの人が利用しているのだろうか。また、どのサービスの利用が多いのだろうか。今回は、ポイント投資と運用に関する調査結果を紹介しよう。
60代が最も多くポイント運用サービスを利用

MMD研究所は、2025年4月4日~7日、18歳~69歳の男女53,044人を対象に予備調査、900人を対象に本調査を実施した。
ポイント運用サービスの利用に関して尋ねたところ、全体では「ポイント運用のサービスを利用している(41.5%)」で約4割が利用していると判明。認知率は「ポイント運用という言葉やサービス内容は知っているが、利用はしていない(34.2%)」を合わせて75.7%だった。年代別に見てみると、60代の利用率が43.3%、認知率が84.4%と最も高い結果になった。

続けて、ポイント運用サービスを利用している22,006人を対象に、利用しているポイント運用サービスを尋ねたところ、「楽天ポイント運用(56.8%)」が最も多く、次いで「PayPayポイント運用(37.2%)」「Vポイント運用(22.3%)」だった。最も利用しているポイント運用サービスは、「楽天ポイント運用(43.4%)」がトップとなり、「PayPayポイント運用(23.2%)」「au PAYポイント運用(11.5%)」が続いた。
ポイント投資サービスの利用は20代が25.4%で最多

ポイント運用の利用は半数に満たないことがわかったが、ポイント投資サービスについてはどうだろうか。調査結果によると、全体では約2割が「ポイント投資のサービスを利用している(18.4%)」と回答しており、ポイント運用に比べてポイント投資の利用が少ないことがわかった。「ポイント投資という言葉やサービス内容は知っているが、利用はしていない(48.4%)」合わせると認知率は66.8%。こちらも年代別に見てみると、認知が最も高いのは60代で73.6%だったが、利用が最も高いのは20代で25.4%となり、20代のポイント投資への関心の高さがうかがえる。

利用しているサービスについては、「楽天ポイント投資(46.3%)」「PayPayポイント投資(32.5%)」「Vポイント投資(17.9%)」の順に多く、最も利用しているサービスについても同様だった。運用サービス、投資サービスともに楽天経済圏の利用が多いようだ。
ポイント運用の認知は高いが、ポイント投資の認知はまだそこまで高くないようだが、今後は買い物で貯めたり、ポイント運用サービスで増やしたりしたポイントを投資信託や株式購入に充てる人が増えていくだろう。
出典:【MMD研究所】
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