スーパーや百貨店など、それぞれの商業施設によって推奨されているクレジットカード。御用達の店舗であれば「カードを作ればお得になる」とわかっていても、なかなか踏み切れない人もいるのではないだろうか。NEXERが4月、全国の男女887人を対象に行った「クレジットカードの知恵袋による調査」によると、実際に作ったクレジットカードによって86.9%の人が「お得に活用できている」と回答し満足感を得ているようだ。調査結果からその理由を見てみよう。
作っていなかったことを後悔した人が、その後カードを「作った理由」「作らなかった理由」

「普段利用している店舗などで、早めにクレジットカードを作っておけばよかったと後悔した経験」についての調査では、17.2%が「ある」と回答。「クレジットカードだと付与ポイントが多かった」(20代・女性)という、もらえていたはずのポイントや、「店舗発行のクレカ利用限定のサービスがあったとき」(40代・女性)、「そのとき購入したものが割引で買えることがわかったから」(40代・女性)といった店舗独自の施策など、「お得さを活用できなかったこと」を理由に挙げる声が多かった。また、「そこまで買い物をしないだろうと思って作らなかったらかなり使っていた」(50代・女性)という意見も見られ、自覚していない買い物も含め、金額が大きくなればなるほど後悔する傾向が読み取れた。

「早めにクレジットカードを作らなくて後悔した人がその後、実際にカードを作ったか」については、69.9%の人が「作った」と回答。「再度キャンペーンがあったから」(30代・男性)、「限定サービスの恩恵を受けたかったから」(40代・女性)と、サービスが受けられるタイミングや、「今後も頻繁に利用するので」(40代・女性)、「今からでもお得にポイントをためたいと思ったから」(50代・女性)と、今後の店舗利用の継続がカード発行のきっかけとなっているようだ。
反面、後悔しつつも「作らなかった」(30.1%)と回答した人の理由には、「クレジットカードを増やしたくないから」(30代・女性)、「他のカードでも十分だと思ったので」(60代・男性)、「利用する頻度や立地などこれから必要になるか考えたときの結果でした」(50代・女性)と、他のカードとの管理面や今後の店舗利用を考慮した上での必要性の低さ、「ポイントが高い日に作りたいから」(50代・女性)という発行タイミングの検討などが挙げられた。「なんとなく悔しくて意地になってるから」(30代・男性)という人もいたが、なんとなくという人は、自分にとって本当にお得か損かを、一度は考えてみてもいいかもしれない。
クレジットカードを作ってからの「満足度」は高い結果に!

「実際に作ったクレジットカードをお得に活用できているか」の調査では、86.9%が「お得に活用できている」と回答した。そう思う理由には「ポイントサービスを使えるから」(30代・男性)、「その商業施設の駐車場もサービス料金になったため」(30代・男性)という日常的に受けられるサービスによる還元率や、「普段利用する店舗との連携によって、ポイント還元やキャッシュバック、限定キャンペーンなどの豊富な特典が日々の買い物にしっかり反映されるため、作ったクレジットカードをお得に活用できています」(30代・女性)というキャンペーンなどをうまく使って、「かしこくお買い物できているから」という声があった。
また、店舗によって「支払いがスムーズにできるため」(30代・男性)という利便性にメリットを感じている人も。「クレカを対象店舗ごとに使い分けられるようになったから」(40代・男性)という意見からは、作った方が使い分けできる力が身に着き、より金銭面を管理するようになったという背景もあるようだ。
店舗が推奨しているクレジットカードによっては、年会費が無料のものや、作るだけでポイントが付与されるものも数多く存在している。普段利用している店舗で作ろうか迷っている人は、今回の調査結果を参照して検討してみてはいかがだろうか。
出典:【クレジットカードの知恵袋】
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