最近ではポイントを貯める機会が多くあると思うが、どのポイント経済圏が人気なのだろうか。MMD研究所の「ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」を詳しく見てみよう。

6割がポイント経済圏を意識

MMD研究所は、2025年7月2日~7日、18歳~69歳の男女25,000人にインターネット調査を実施。ポイント経済圏を意識しているかを尋ねたところ、「意識している」が60.8%、「意識していない」が39.2%だった。過半数が意識をしており、ポイントへの注目度は高いことがわかる。さらにポイント経済圏別で見ると「楽天経済圏」が41.3%で、「PayPay経済圏」が28.5%、「Vポイント経済圏」が25.8%だった。

次にポイント経済圏を意識している15,206人を対象に、もっとも意識している経済圏を尋ねたところ、「楽天経済圏」が43.5%、「PayPay経済圏」が17.5%、「ドコモ経済圏」が16.1%だった。また年代別で見てみると10代はPayPay経済圏を意識している人が多く、それ以外の年代では楽天経済圏が最多だった。このように、楽天ポイントの人気がうかがえる。10代に人気のPayPay経済圏は認知率の高さや、定期的なキャンペーンが行われていることが人気の理由だろう。
総合満足度は「楽天経済圏」が75.8%でトップ

ポイント経済圏メイン利用者2,500人を対象に、メインで利用している経済圏を意識し始めたきっかけを尋ねたところ、楽天経済圏は「ECサイト」が33.2%、PayPay経済圏は「QR・バーコード決済」が49.6%、ドコモ経済圏は「ポイントカード」が22.6%、Vポイント経済圏は「ポイントカード」が39.6%でトップだった。それぞれのポイント経済圏の特徴によって意識し始めたきっかけが異なることがわかる。

実際に利用している人はポイント経済圏にどれくらい満足しているのだろうか。各ポイント経済圏のメイン利用者2,500人を対象に満足度を聞いたところ、「満足」「やや満足」を合わせた満足している割合は楽天経済圏がトップで75.8%だった。楽天経済圏では、ECサイトでの買い物や、クレジットカードへの還元率が高く、キャンペーンもよくおこなわれている。
次いで、PayPay経済圏とイオン経済圏が74.0%だった。また、2025年1月の同様の調査と比較するともっとも割合が伸びたのはVポイント経済圏だった。
それぞれの経済圏によって異なる特徴があるため、自分の生活と照らし合わせて見直す価値があるかもしれない。
出典:【MMD研究所】
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