決済手段が多様化している昨今、その中で注目を集めるのが次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」だ。銀行口座の登録を必要とせず、任意のタイミングで返済できる仕組みを持つ。同社は利用者の返済行動に関する調査を実施したので、詳細を見ていこう。

ナッジカードの使用理由「好きなタイミングで返済ができる」が最多

ナッジ株式会社は、2025年8月13日~17日、ナッジカードを利用している18歳以上の1,162人を対象に、返済行動に関する調査を実施。
現金以外にQRコード、ICカード、デビットカードなど決済サービスが多様化しているが、なかでもサブスクなどカード支払いを前提としたサービスの存在によって、生活インフラとしての必然性も高まり、クレジットカードを利用する人は多いだろう。一般的なクレジットカードの支払い方法は、翌月一括払いが主流だが、このナッジカードは、任意のタイミングでセブン銀行ATMや銀行振込で返済ができる「いつでも好きなだけ返済」と、従来の支払い方法同様の「月1回おまとめ返済」の2つから選べるのが特徴だ。
そのナッジカードの利用者に同カードを使用する理由を尋ねると、「好きなタイミングで返済できる」69.6%、「年会費が無料」66.7%で上位を占めた。そのほか「アプリで管理が完結する」「カードのデザインが気に入った」などの意見も。

「いつでも好きなだけ返済」を利用する理由として、「自分のペースで支払えて、返済計画が立てやすい」43.0%で最多となり、続いて「利用時にすぐに返済できて現金に近い感覚で利用できる」27.7%、「自分がいくら使ったか把握しやすい」14.4%といった意見が挙がった。
では、どのタイミングで支払いを行っているのだろうか。
「給料日後など収入のタイミングに合わせて支払う」が最多

「いつでも好きなだけ返済」を選んでいる人は、どのようなタイミングで返済しているのかを尋ねると、「給料日後など収入のタイミングに合わせて」が53.5%で最も多く、ほか「アプリで案内される日付を守る」「月末や利息が付き始める月初にまとめて」「カード利用後にできるだけ早く」など、口座自動引き落としとは異なり、返済タイミングを自分で決める行動パターンが浮き彫りになった。

返済回数は月に1回が最も多かったが、2回に分ける人も1割強いた。返済方法はセブン銀行ATMの利用が最も多く半数以上、続いてオンラインでの銀行振込が約4割となった(複数回答可)。
同カードの「いつでも好きなだけ返済」は、返済タイミングや金額を自身でコントロールできるため、返済の自由度が高いことが特徴といえるだろう。ただし、支払い忘れや遅延リスクも考えられるため、メリット・デメリットを理解した上で利用を検討するのが望ましい。
出典:【ナッジ株式会社】
※サムネイル画像は(Image:「ナッジ株式会社」プレスリリースより引用)