日本ではすでに7,000万人が利用するスマホ決済アプリ「PayPay」ですが(25年7月現在)、2025年9月下旬以降より、いよいよ海外でも決済や送金機能が利用可能となる「海外支払いモード」を開始します。そこで今回は、PayPayの海外決済がどのようなものなのかを解説します。

PayPayの「海外支払いモード」、まずは韓国から!
2025年9月16日、PayPayは「PayPay」アプリが海外において利用可能になる「海外支払いモード」を、9月下旬以降に開始すると発表しました。まずは、韓国でサービスが始まります。
今回、海外支払いモードの対象となるのは「Alipay+(アリペイプラス)」加盟店。お店での決済だけでなく、「個人間送金」や「残高チャージ」といった主要機能も海外で利用できるようになります。
たとえば、韓国から日本国内にいる友だちや家族に個人間送金することもできますし、逆に日本国内の友だちや家族から、韓国にいるユーザーへの個人間送金も可能となっています。
また、現地で支払った金額が日本円でも即座に確認できるため、ユーザーは海外でもPayPayアプリを国内と同じ感覚で安心して利用できるでしょう。

ただし、海外でPayPayを利用できるのは「本人確認(eKYC)」を完了したユーザーのみ。セキュリティ上、海外から本人確認手続きは行えないため、必ず国内で済ませておく必要があります。
しかも、ユーザーが海外で決済したときも「PayPayポイント」が付与されますし、PayPayステップの対象になるのはけっこうありがたいですよね。
●【公式】PayPay「PayPayアプリの決済や送金などが海外で利用可能に」は→こちら
■「海外支払いモード」で使える「PayPay」の機能やサービス
【決済】ストアスキャン方式(バーコード/QRコード)/ユーザースキャン方式
【個人間送金】送る・受け取る機能(送金・譲渡)
【チャージ】PayPayアプリに登録済みのチャージ方法での残高チャージ
【支払い・残高】日本円および現地通貨での残高表示/決済履歴表示/支払い方法の切り替え/利用可能額の設定/為替レートの確認表示
海外で両替できないときもPayPay払いできる!
PayPayの「海外支払いモード」は韓国のコンビニやデパートだけでなく、日本人の人気が高いコスメショップや飲食店、屋台などでも利用できます。
また、韓国では「Alipay+」と「zero pay」のマークが掲示されている店舗で利用可能ですので、事前に加盟店を調べておくといいでしょう。
もちろん、本人確認(eKYC)を完了済みのユーザーのみが「海外支払いモード」を使えるため、日本国内と同じようにセキュリティが担保された状態で利用できます。
さらに、「Alipay+」をはじめ、現地のサービスや店舗などに個人を特定できる情報は提供されませんし、不正利用防止のため、海外から新規端末でのログインはできず、日本国内で利用している端末のみが可能となっているので、安心して利用できるとのこと。
海外旅行で現金が足りなくなると、意外と両替をするのが面倒な国もありますが、今後、海外でPayPayが利用できるとなると、非常に便利になるでしょう。




まとめ
いかがでしょうか? 今回は2025年9月下旬以降に、韓国でPayPayが利用可能となるニュースをお届けしました。
筆者はプライベートで台湾やベトナム、タイなど東南アジアの国に行くのが好きなので、これらの国々でも早くPayPayが使えるようになることを期待しています。