現金だけでなく、電子マネーやQRコード決済、タッチ決済など、決済手段が多様化している昨今、一般には、クレジットカードを何枚所有している人が多いのだろうか。1枚のみで管理しているのか、それとも用途に応じて使い分けているのか。今回は、クレジットカードの利用実態に関する調査結果を紹介しよう。

クレジットカードの平均所持数は「1~2枚」が主流

サイバーアウルは、2025年9月9日、全国の300人を対象にクレジットカード利用に関するインターネット調査を実施した。クレジットカードの所持枚数を尋ねたところ、最も多かったのは「1枚(75人)」だった。次いで「2枚(70人)」となり、クレジットカードの所持枚数は「1~2枚」に集中しており、シンプルな管理を好む人が多数派であることがわかった。一方で、約2割の人は「4枚以上(60人)」所有しており、ポイント還元や用途別に最適化したい層が見られる。また、「0枚(55人)」と回答した人も約2割おり、現金派やデビットカード派など、キャッシュレスの多様化を反映した結果となっている。クレジットカード所持のスタイルは、「シンプル管理」と「多用途活用」に大きく二分されていることがわかる結果となった。
メインカードを利用しつつ、他カードで補完的に使う人が多数

クレジットカードを4枚以上所持している人が一定数いることがわかったが、実際にメインカードとして使うカードについてはどうだろうか。メインカードの利用割合を尋ねたところ、「70~90%程度(93人)」が最も多く、メインカードに支出を集約しつつも、他のカードを補完的に使うスタイルが主流であることがわかった。また、「100%(1枚しか使っていない)(70人)」と回答した人も全体の29%を占め、完全に一本化している層も一定数存在する。一方で、「50~70%程度(57人)」と答えた23%の人は、複数のカードを積極的に使い分けている傾向が見られた。
クレジットカードの利用スタイルは、管理のしやすさを重視した「一本化」と、特典や還元率を重視した『最適化』の二極化が進んでおり、消費者はライフスタイルに合わせて柔軟に使い分けていると考えられる。
出典:【株式会社CyberOwl】
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