クレジットカードに加え、PayPay・楽天ペイ・d払いなどのQRコード決済や交通系電子マネーなど、昨今はキャッシュレス決済が当たり前の時代となっています。しかし、飲食店のなかには、いまだに現金のみ対応のお店も少なくありません。そこで今回、株式会社NEXERは全国の男女500名を対象に「飲食店での支払方法」についてのアンケートを実施。世間の支払い方法に対する意識や実態について紹介していきます。

支払い方法はまだまだ現金派が多い?

今回の調査結果から、普段、飲食店でどんな支払い方法を選ぶかを調べたところ、「現金」という回答が38.8%で最も多く、今も現金派が多いことがわかりました。次いで2位に「クレジットカード」が32%で後に続き、「QRコード決済」が22.4%で、少し差が開いて3位となっています。
それぞれ選んだ理由を尋ねてみると、現金派からは「キャッシュレスに慣れていない」「使える場所が多く安心」といった声が挙がりました。クレジットカード派からは「ポイントが貯まる」「明細がスマホで見られる」といった意見が多く、また、QRコード決済派からは「スマホだけで決済ができて便利」「ポイントが貯まる」といった声が寄せられました。ただし、支払う手間がカードかスマホかという違い以外は、大きな差はないように見受けられます。

現金のみ対応の飲食店に対する印象についても尋ねたところ、なんと47.2%が「特に気にならない」と回答しました。とはいえ、「できればキャッシュレス対応してほしいが仕方ない」という回答も29.2%おり、利用者の立場からすると、キャッシュレスに対応してもらえる方が望ましいといえます。
支払い方法でお店を選ぶ人は3割未満

支払い方法に関連し、「どのような支払い方法に対応しているかでお店を選ぶことがあるか」についても尋ねたところ、71%が「ない」と回答し、あまり気にしていない人が多いことがわかりました。一方、「ある」の回答も少ないとはいえ29%は存在することから、今後、この割合は徐々に増えていくと考えられます。
現金のみで、キャッシュレス決済に対応していない飲食店は老舗に多い傾向がありますが、導入が難しい事情があるのかもしれません。しかし、そのお店を今後も存続させるためには、近い将来、キャッシュレス対応が必須となる時代が訪れるのは間違いないでしょう。今後、より導入しやすいサポート体制の整備が期待されます。
出典:【東京居抜き物件ニュース(居抜きの神様)】
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