スマホひとつで買い物ができる今、キャッシュレス決済は日常生活に広く浸透している。コンビニやスーパー、飲食店など、現金を使わずに支払いを済ませる場面も当たり前になった。では、実際に人々はどのようなキャッシュレス決済を利用しているのだろうか。今回は、キャッシュレス決済の利用実態に関する調査結果を紹介しよう。

普段利用している決済は、クレジットカードが最多

株式会社CyberOwl(サイバーアウル)は、2025年9月9日、全国の300人を対象にキャッシュレス決済に関するインターネット調査を実施した。「普段利用しているキャッシュレス決済手段」について尋ねたところ、「クレジットカード:214人(71%)」が最も多く、キャッシュレス決済の主流となっていることがわかった。次いで「QRコード決済:156人(52%)」と「電子マネー:156人(交通系・流通系など)(52%)」が同率で続く結果に。スマホを介したQRコード決済はその利便性から日常生活に広く浸透しており、電子マネーも交通機関や流通分野など特定のシーンで強みを発揮していることがうかがえる。一方で、「デビットカード:46人(15%)」の利用率は低く、現時点ではサブ的な位置づけにとどまっているようだ。これらの結果から、キャッシュレス決済は一つの手段に絞らず、利用シーンに応じて複数を組み合わせて活用する傾向が定着していることがうかがえる。
普段最も利用しているキャッシュレス決済手段もクレジットカードが首位

複数のキャッシュレス決済手段を使い分けていることがわかったが、では普段はどの決済手段をメインで利用しているのだろうか。「普段最も利用しているキャッシュレス決済手段」を尋ねると、「クレジットカード(47%)」がトップとなり、生活の中心的な決済手段であることが明らかとなった。次いで「QRコード決済(23%)」、「電子マネー(交通系・流通系)(14%)」が続き、「デビットカード(3%)」は少数にとどまった。全体として、キャッシュレス決済はクレジットカードを中心に、QRコード決済や電子マネーをシーンに応じて組み合わせて利用するスタイルが一般的になっているようだ。最近ではポイントを貯める「ポイ活」も人気で、利用者は決済手段を一本化するのではなく、複数の方法をうまく組み合わせるのが今の決済のあり方だといえるだろう。
出典:【株式会社CyberOwl】
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