ボール式マウスとは、マウス下部についているボールが回転することで、カーソル操作が可能なツールだ。ボールが汚れることで、ボールの動きが悪くなり、読み取り感度が鈍くなってしまうという扱いにくさがあった。製造技術の向上により、光学式やレーザー式のマウスも増え、今となっては、ボール式マウスの取り扱い自体も終了しているという。店頭にも並ばず、目にすることが減ってしまったため、ボール式マウスと聞いた中には、トラックボールマウスを思い浮かべた人も多いのではないだろうか。実際にどれぐらいの人がボール式マウスを使用したことがあるか、年代別に集計した調査結果を紹介しよう。
ボール式マウスを使用したことがある割合は意外にも低い結果に
株式会社CREAKSが運営するプラットフォーム「サウナーチ」は2023年12月15日、15歳～39歳の男女を対象にインターネット調査を実施し、300人から回答を得た。
「ボール式マウスを使ったことはありますか？」という質問に対して、約半数が「興味がない」と回答。次いで多かったのが、約16％の「数回はある」という回答で、「使ったことはないが興味はある」が約15％、「頻繁にある」が約14％、「一度だけある」が5％という結果に。ボール式マウスを使用したことがある人は全体のうち約34％ということがわかった。とは言うものの、「数回はある」「一度だけある」という回答がその半分を占めることから、自身で所有するパソコンより、学校や職場などで使用したたことがあるのだろう。また、昔ながらのボール式マウスに「興味がない」層が半数いることを踏まえると、やはり新しい性能や使いやすさを求める人の多さが伺える。
使用したことがないと回答した10代は30代の約1.5倍に
続いて、年代別に「ボール式マウスを使ったことがない」と回答した割合をみてみよう。10代が82％、20代が59％、30代が56％となり、30代に比べて10代は約1.5倍にのぼると判明した。10代にとって、光学式やレーザー式のマウスが当たり前なのだろう。また、驚くことに20代・30代も6割近くが「ボール式マウスを使ったことがない」と回答している。ボール式マウスはほぼ流通していないが、使ってみたい人がいればフリマサイトなどで探してみるのも手だろう。昭和レトロから平成レトロへブームが変わりつつある今、ボール式マウスもその対象に入る日が来るのだろうか。
出典元:【サウナーチ】
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