iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト スマホライフPLUS
スマホライフPLUS > パソコン・ITニュース > Windows 11でイヤホンとスピーカーをワンクリックで切り替える方法
New

【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法

Windows 11パソコンにイヤホンと外付けスピーカーを接続しているけど、抜き差しせずに音を出すサウンドデバイスを切り替えたいと思っている人はいませんか? その方法が意外と分かりにくいので、今回はWindows 11のイヤホンと外付けスピーカーの設定をどのように切り替えればいいのかを解説しましょう。

【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像1
(筆者撮影)
この記事の画像(17枚)

パソコンのサウンドデバイスにはどんなものがある?

Windows 11で音を出す方法はいくつかあります。たとえば、ノートパソコンなら本体内蔵スピーカーがありますし、Bluetoothでワイヤレスイヤホンを接続する人も多いと思います。

さらに、USB接続の外付けスピーカー、あるいは、本体の3.5mmステレオミニジャックで有線イヤホン(ヘッドホン)や外付けスピーカーをつなぐことも可能です。

また、デスクトップパソコンの場合も、3.5mmステレオミニジャックやUSBでイヤホンや外付けスピーカーを接続できますし、HDMI接続ディスプレイの内蔵スピーカーで音を出すこともできます。

もちろん、Windows 11に複数のデバイスが接続されているときは、設定からいずれかのサウンドデバイス(スピーカーやイヤホン)を選択できるようになっています。

■パソコンで利用できるスピーカーやイヤホン(ヘッドホン)の例
<ノート>
・本体内蔵スピーカー
<ノート/デスクトップ>
・外付けスピーカー(USBやBluetooth接続)
・有線イヤホン/外付けスピーカー(3.5mmステレオミニジャック)
・Bluetooth接続のワイヤレスイヤホン/スピーカー
<デスクトップ>
HDMI接続モニターのスピーカー

【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像2
デスクトップではUSBや3.5mmステレオミニジャックでスピーカーやイヤホン(ヘッドホン)を接続するのが一般的で、HDMI接続のディスプレイならHDMI経由で音を出せますし、Bluetooth対応ならワイヤレスイヤホンも利用可能です
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像3
デスクトップには前面と背面に3.5mmステレオミニジャックがある場合が多いと思います。ただし、同系統になっているので、基本的にはどちらか一方しか使えません
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像4
ノートでは本体スピーカーやBluetoothイヤホンで音を出すのが一般的。もちろん、USBや3.5mmステレオミニジャックでのスピーカーやイヤホン(ヘッドホン)を接続することも可能となっています
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像5
ノートパソコンではBluetoothが利用できるので、ワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカーを接続している人も多いでしょう。また、3.5mmステレオミニジャックを装備している機種も多く、ここにイヤホンやスピーカーを増設することも可能です

このように、ノートでもデスクトップでも複数のサウンドデバイスを接続することが可能ですが、今回、切り替えの対象とするのは、USBや3.5mmステレオミニジャックで接続されているサウンドデバイスになります。

Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンやスピーカーは、Bluetoothでのペアリングの問題になりますので、今回は除外して話を進めます。

接続されているサウンドデバイスの切り替え方法は?

Windows 11パソコンに複数のサウンドデバイス(スピーカーやイヤホン)が接続されている場合は、まずタスクバー右端の「スピーカー」アイコンをクリックします。

すると、音量を調節するスライダーが表示されますが、その右側に「サウンド出力の選択」ボタンがあるので、これをクリックしてみましょう。

表示されたメニュー画面では、今パソコンに接続されていて、なおかつ有効になっているサウンドデバイスが表示されますので、ここでスピーカーやイヤホンを切り替えることができます。

音声出力デバイスを切り替える手順

【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像6
タスクバー右端の「スピーカー」アイコンをクリックすると、音量を調節するスライダーが表示されるので、その右側にある「サウンド出力の選択」ボタンをクリック
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像7
すると、「出力デバイス」に2つのデバイスが表示されました。今回は3.5mmステレオミニジャック接続のイヤホンとHDMI接続のディスプレイスピーカーが表示されましたが、これはパソコンごとに異なります

ただし、毎回タスクバーからサウンドデバイスの切り替え操作するのが面倒だと感じる場合は、「音量ミキサー」のショートカットを作成しておくといいでしょう。

その方法は、最初に「スタート」ボタンを右クリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択し、名前欄に「ms-settings:apps-volume」と入力してOKをクリックします。

すると、「システム」→「サウンド」→「音量ミキサー」の画面が表示されますが、ここの「出力デバイス」でサウンドデバイスを切り替えることができるんですね。

そこで、このショートカットを作成しておきましょう。その方法は、まずデスクトップの何もないところを右クリックして「新規作成」→「ショートカット」を選択。

次に、「項目の場所を入力してください」の欄に、先ほどの「ms-settings:apps-volume」を入力して「次へ」をクリックしたら、名前を「音量ミキサー」などに変更して「完了」をクリックすればOKです。

今後は、この「音量ミキサー」のショートカットから、簡単にサウンドデバイスを切り替えることができるようになります。

「音量ミキサー」のショートカットを作成する手順

【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像8
まず、「スタート」ボタンを右クリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択します
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像9
次に、名前欄に「ms-settings:apps-volume」と入力してOKをクリックしましょう
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像10
すると、「システム」→「サウンド」→「音量ミキサー」の画面が表示されますが、ここの「出力デバイス」でサウンドデバイスを切り替えられます
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像11
この設定画面のショートカットを作成するには、デスクトップの何もないところを右クリックして「新規作成」→「ショートカット」を選択
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像12
続いて、「項目の場所を入力してください」に先ほどの「ms-settings:apps-volume」を入力して、「次へ」をクリック(上写真)。次の画面で名前を「音量ミキサー」などに変更して「完了」をクリックすればOKです(下写真)
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像13
これで、「音量ミキサー」のショートカットが作成されるので、ここから簡単にサウンドデバイス(スピーカーやイヤホン)の切り替えができるようになりました

接続されているサウンドデバイスが表示されない場合は?

もし、接続されているはずのサウンドデバイスが表示されない場合は、まず、設定から「システム」の「サウンド」を選択。

次の画面を下にスクロールして「すべてのサウンドデバイス」をクリックします。すると、ここで接続されているサウンドデバイスが表示されますので、出力デバイス一覧で「無効」になっているものを選択しましょう。

続いて、「オーディオ」の右側にある「許可」をクリックすれば、そのサウンドデバイスが有効になります。

無効になっているサウンドデバイスを有効にする手順

【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像14
まずは、タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして表示されるメニューで、「設定」を選択します
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像15
設定画面では「システム」から「サウンド」を選択し(上写真)、「すべてのサウンドデバイス」をクリックしましょう(下写真)
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像16
接続されているサウンドデバイス一覧が表示されるので、「無効」となっているものを選択します。画面の「LG FULL HD」はHDMI接続されたディスプレイになります
【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法の画像17
「オーディオ」項目の右側にある「許可」をクリックすると(上写真)、「許可しない」という表示に切り替わりますが、これでサウンドデバイスが有効になっています(下写真)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は、意外と分かりにくいWindows 11のサウンドデバイスの切り替え方法について紹介しました。

筆者も自宅で原稿を書くときは、パソコンで再生している音楽を状況に合わせてスピーカーやヘッドホンで聴いたりしますが、「音量ミキサー」のショートカットを作成しておくと、サウンドデバイスの切り替えが簡単にできるのでかなり便利です。

すずきあきら

すずきあきら

編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

【Windows 11】イヤホンとスピーカーを抜き差しせず切り替える方法のページです。スマホライフPLUSは、【パソコン・ITパソコン/スマホの設定方法Windows 11の使い方BluetoothイヤホンイヤホンワイヤレスイヤホンWindows 11】の最新ニュースをいち早くお届けします。