あらゆる手続きや楽しみのほとんどがネット上で行われるこの時代、ビジネスシーンのみならず、家庭でも一家に一台はWi-Fiルーターが必要になっている。現在、ルーターの人気メーカーや選び方の傾向はどうなっているのだろうか。株式会社インターリンクは今回、同社のサービス会員536人を対象に「ルーターの利用実態および選定基準」に関するアンケートを実施。その調査結果について見ていこう。

ルーターは国産メーカーの人気が高い

今回の調査結果から、現在利用中のルーターのメーカーについて回答を見てみると、割合としては「その他」が多かったものの、「YAMAHA」がトップで17%、次いで「BUFFALO」が14%、「NTT東日本/NTT西日本」が12%、「NECプラットフォームズ」が11%で続く結果となった。トップ4社に加え、「I-O DATA」や「エレコム」などもランクインしており、国産メーカーの人気が圧倒的であることがうかがえる。ほかにも中国の「TP-LINK」や台湾の「ASUS」などもランクインし、海外の企業でも国内で人気のあるメーカーが明らかになった。
また、現在利用中のルーターの型番についても尋ねたところ、トップ3は「NVR510」が24人、「RTX830」が18人、「RTX1210」が17人となり、いずれもYAMAHAの製品であることが分かった。
ルーターは専門知識がないと品質の違いに気づきにくいため、保証があり安心できる国産メーカーを選ぶ人が多いのではないだろうか。
ルーター選びで最も気にするのは「接続の安定性」か

国産製品が多く選ばれていることが分かったが、では利用者は製品のどんな点を重視しているのだろうか。ルーターを選ぶ際に最も重視したポイントについても調査を行ったところ、「接続の安定性」の割合が最も高く、20%で1位に。次いで「メーカーの信頼性」が18%、「価格」が15%、「通信速度」が14%、「セキュリティ機能」が10%という結果になった。一般的にはコストパフォーマンス重視の傾向があるが、ルーターに関しては価格よりも通信の安定性やメーカーの信頼性を重視する傾向が明らかになった。
家庭でもビジネスでも、ネット環境がないとできることが限られるこの時代、不安定な通信環境によって業務や生活に支障をきたさないためにも、安心できるメーカーの信頼性の高いルーターを選ぶことが重要だろう。
出典:【株式会社インターリンク】
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