iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト スマホライフPLUS
スマホライフPLUS > スマホニュース > 携帯料金で増加する「マネ活・ポイ活」系のプランは本当にお得?

携帯料金で増加する「マネ活・ポイ活」系のプランは本当にお得?【ドコモ・KDDI・ソフトバンク】

格安SIMが完全に台頭した今、大手キャリアと契約する場合は、「どれだけお得か」が一つのポイントになっています。その中で注目を集めているのが、「マネ活・ポイ活」系の料金プラン。これらのプランは本当にお得なのでしょうか? 各社の特徴や注意点について詳しく解説していきます。

台頭する「マネ活・ポイ活」系の携帯料金プラン

近年、携帯電話会社は通信サービスだけでなく、決済や金融サービスなど「経済圏」を展開するケースが目立ちます。この流れを受けて登場したのが、「マネ活・ポイ活」系の料金プランです。

台頭する「マネ活・ポイ活」系の携帯料金プラン1
(画像は「au」公式サイトより引用)
この記事の画像(5枚)

たとえばauでは2024年12月3日から「auマネ活プラン+」というプランを導入開始。これはau PAYとau PAYゴールドカードの利用と、auじぶん銀行を支払い口座に設定したau PAYカードによる携帯電話料金の支払いで、合わせて最大4,000円分のPontaポイントの還元が受けられるというもの。「auマネ活プラン+」の月額料金は8,778円ですが、実質4,778円に。ほかにもauスマートバリュー1,100円の割引を受ければ実質料金は3,678円になります。

一方、このポイント還元をすべて受けるためには、au PAYの場合3万3334円、au PAYゴールドカードの場合3万7500円の支払いが必要となります。

「マネ活・ポイ活」系の料金プランは割高?キャリアに囲い込まれる?

各社の「マネ活・ポイ活」プランは、それぞれの決済サービスや金融サービスと連携することで、通信料金を実質的に引き下げる仕組みを採用しています。特に、クレジットカードや決済サービスの利用額が多いほど、還元の恩恵を受けやすい設計となっています。

ただし、ポイント還元を最大限活用するには、先述した通り、一定額以上の決済が必要です。そうした決済を意識することなくこれらのプランを使うのでは、基本料金プランが割高な場合もあり、実質的な還元効果が相殺される場合も。

また、囲い込み戦略の側面があり、乗り換えのハードルが上がることも要注意です。場合によっては単に格安SIMのデータ無制限プランを契約する方が、結果として「プランが分かりやすく、割安でもある」こともあります。

主な「マネ活・ポイ活」系プランの一覧

大手キャリアの主な「マネ活・ポイ活」系プランは以下の通りです。

主な「マネ活・ポイ活」系プランの一覧1

このように最大還元活用時、データ無制限ないしは大容量の通信プランを3,000円前後で使えるのが主流になりつつあります。しかし「最大還元活用時」であるのがネックであり、毎月決まった支払い方法で決められた金額をクリアしなければ最大ポイント還元は受けられません。また、キャリアによってはクレジットカードや銀行口座の契約も必要で、dカードGOLDとau PAYゴールドカードは年会費もかかるため、ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。

ドコモの「eximoポイ活」プラン

ドコモの「eximoポイ活」プラン1
(画像は「ドコモ」公式サイトより引用)

特徴:データ無制限プランで、dカードやd払いを利用することでポイント還元率が最大5%(dカードGOLDの場合)に設定されています。さらに、マネックス証券のdカード積立を利用すると追加で1%還元が受けられます。月間還元上限は5,000ポイントです。

料金:月額10,615円ですが、各種割引(dカードお支払割、みんなドコモ割、ドコモ光セット割など)を適用すると8,228円に。ポイント還元を最大限活用すれば、実質料金は月額2,728円まで下がります。

KDDI(au)の「auマネ活プラン+」

KDDI(au)の「auマネ活プラン+」1
(画像は「au」公式サイトより引用)

特徴:データ無制限(200GB超で速度制限あり)で、au PAYやau PAYカードの利用によりPontaポイントが最大4,000ポイント還元されます。au PAYカード会員やauじぶん銀行口座保有者には追加特典もあります。
料金:月額8,778円ですが、auスマートバリュー適用で7,678円に。ポイント還元を考慮すると、実質料金は月額3,678円となります。

ソフトバンクの「ペイトク」プラン

ソフトバンクの「ペイトク」プラン1
(画像は「ソフトバンク」公式サイトより引用)

特徴:データ容量に応じて30GB、50GB、無制限の3プランがあり、PayPay利用でポイント還元率が最大5%(無制限プランの場合)に設定されています。還元上限はプランごとに異なり、無制限プランでは最大4,000円相当/月です。

料金:無制限プランの月額料金は9,625円ですが、各種割引(新みんな家族割、おうち割 光セット、PayPayカード割)を適用すると7,128円に。ポイント還元を考慮すると、実質料金は月額3,128円となります。

携帯キャリアに決済・金融関連も一本化するならば検討の価値あり?

「マネ活・ポイ活」系のプランは、たしかに基本料金は高めですが、キャリアの決済サービスやクレジットカードを積極的に利用する方にとっては、大きなメリットがあります。特に、携帯料金の支払いや日常的な買い物をキャリア系列のサービスで一本化できる方には、検討の価値が高いと言えるでしょう。

逆にいえば、「いまはまだ該当する決済サービスを使っていない」「違う決済サービスをよく使っている」「そもそも経済圏が一致していない」という場合は使うメリットは薄い可能性が高いです。

ただし、これらのプランを最大限活用するためには、キャリアの経済圏内でのサービス利用が前提となります。自身の利用パターンや、他の決済サービスとの比較を十分に行った上で、プラン選択を検討することが重要です。また、各キャリアが提供するキャンペーンや特典も頻繁に変更されるため、最新の情報をチェックすることも忘れずに行いましょう。

※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

スマホライフPLUS編集部

スマホライフPLUS編集部

iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト スマホ ライフPLUS

携帯料金で増加する「マネ活・ポイ活」系のプランは本当にお得?【ドコモ・KDDI・ソフトバンク】のページです。スマホライフPLUSは、【スマホマネ活スマホポイ活KDDIドコモauソフトバンク】の最新ニュースをいち早くお届けします。