スマホは非常に便利で、今や必需品と言っても過言ではありませんが、端末価格や月額の通信料金は年々上昇傾向にあります。特に通信料は、ランニングコストとして毎月の出費がかなり痛い。そこで今回、株式会社WACARU NETは、スマホを利用している全国695名を対象に、スマホ料金の設定・見直し方法や料金に対する意識に関するアンケート調査を実施。毎月のスマホ料金や金額別の意識などについて紹介します。

LINEMO・povo・格安SIMの月額料金は「妥当」と感じる人が多い

今回の調査結果から、現在のスマホの月額料金について尋ねたところ、「3,000円~4,999円」が25.8%で最も多く、5,000円以上が全体の31%を占めました。4,999円以下がトータルで69%を占めており、安さがかなり重視されていることが分かります。

それに関連して、携帯キャリア別に月額料金をどう感じているかについても尋ねたところ、「ドコモ」「ソフトバンク」「au」といった大手3キャリアは、多くの人が「高い」と感じていることが明らかになりました。一方で、「LINEMO」「povo」「格安SIM」に関しては、月額料金を「妥当」と感じる声が多く、大手3キャリアとの差が大きいことが分かりました。キャリアごとに特徴や強みは異なりますが、価格の安さを重視する人も多いため、大きな差が続けば、大手キャリアであっても今後は選ばれにくくなる可能性があります。
月額支払い3,000円以上の人のうち料金を見直したい人は6割を超える

スマホ料金を見直したいかについても尋ねたところ、月額支払い料金別で見ると、「3,000円~1万円以上」の利用者では「見直したい」と回答した人が6割を超えていました。一方、「2,999円~1,000円未満」に関しては「現状のままで問題ない」とする回答が大半を占めました。月額料金を「妥当」と感じる境界線は、「2,999円以下かどうか」なのかもしれません。

見直したいと回答した人に対し、その理由についても尋ねたところ、やはり「料金が高いから」という回答が最も多く、全体の半数以上を占めていました。また、「データ容量が足りないから・余っているから」や「通信速度・品質に不満があるから」といった回答も、10%程度ではあるものの見られました。
今後、通信キャリアが注力すべきは「スマホの月額料金」であり、大手キャリアも格安キャリアに対抗できる料金戦略が求められると言えるでしょう。
出典:【株式会社WACARU NET】
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