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迫る3Gサービスの完全終了!知っておきたい4G非対応「ガラケー」を使い続けるリスクとは?

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(Image:Shutterstock.com)
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3G回線の完全終了が2026年3月31日に迫っています。すでに、au(KDDI)は2022年3月31日をもって3Gサービスを終了しており、ソフトバンクも2024年4月15日(石川県は7月31日)に3Gサービスを終了しました。そして、最後までサービスを提供してきたNTTドコモの「FOMA」および「iモード」が2026年3月31日をもってサービスを終了することを発表しています。

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(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

これは、単に古いサービスが終わるという話ではありません。3G回線にしか対応していない携帯電話が、一切の通信機能を失うことを意味します。つまりドコモのサービスが終了する2026年4月1日以降、日本国内の主要キャリアが提供する3Gサービスは完全に停止することになります。

本記事では、目前に迫った3Gサービスの終了がどのような影響を及ぼすのか、特に4G非対応のガラケーを使い続けることの深刻なリスクについて、具体的な乗り換え先の選択肢とあわせて詳しく解説していきます。

そのガラケー、使えなくなります。見過ごせない3G停波のリスク

そのガラケー、使えなくなります。見過ごせない3G停波のリスク1
(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

「操作が簡単でわかりやすい」「電話とメールができれば十分」といった理由から、今もなおガラケーを使っている人もいるかもしれません。しかし、3G停波によってその利便性がもうすぐ失われるだけでなく、使い続けることで深刻なリスクが起こる可能性があります。

3G回線が停波すると、具体的にどのような事態に陥るのでしょうか。

リスク1:すべての通信が不可能に

リスク1:すべての通信が不可能に1
(Image:Shutterstock.com)

もっとも直接的な影響は、3G専用ガラケーが「ただの箱」になってしまうことです。具体的には、以下の機能が一切利用できなくなります。

・音声通話(発信・着信)
・ショートメッセージサービス(SMS)の送受信
・Eメール(iモードメール、EZwebメールなど)の送受信
・インターネット接続(ウェブサイトの閲覧など)

家族や友人との連絡はもちろん、社会生活に欠かせない通信手段が、ある日突然すべて断たれてしまうのです。

リスク2:緊急時の命綱が絶たれる

見過ごされがちですが、最も深刻なリスクが「緊急通報」もできなくなるという点です。

3Gサービスが終了したガラケーでは、110番(警察)や119番(消防・救急)、118番(海上保安庁)への緊急通報ができません。 自宅で急に倒れた時、外出先で事故に巻き込まれたとき、あるいは自然災害に見舞われた時。いざという時に助けを呼ぶための命綱が、機能しなくなるのです。この一点だけでも、3Gガラケーを使い続けることの危険性は計り知れません。

リスク3:ガラケーだけじゃない!一部のスマホも対象

注意が必要なのは、影響を受けるのがガラケーだけではないという点です。4G対応のスマートフォンであっても「VoLTE(ボルテ)」に非対応の古い機種は、3G停波後に音声通話ができなくなる可能性があります。

「自分のスマホは4Gだから大丈夫」と思い込んでいる場合でも、一度、契約しているキャリアのウェブサイトなどで、お使いの機種がサービス終了後も問題なく利用できるかを確認することが重要です。

これほど重要な問題であるにもかかわらず、3Gサービスの終了は、特に長年ガラケーを使い続けている高齢者層には十分に認知されていないのが現状です。「あと1年半ほど使えるならまだ大丈夫」と考えているうちに、手続きを忘れてしまい、気づいた時には誰とも連絡が取れなくなっていた、という事態も十分に起こり得ます。

乗り換え先の有力候補「ガラホ」とは?

3G停波を前に、「これを機にスマートフォンに乗り換えるべきか」と悩む方も多いでしょう。しかし、高齢者の中には「タッチパネルの操作は難しそう」「料金が高くなるのは困る」といった理由で、スマホへの移行に抵抗を感じる方も少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、「ガラホ」という選択肢です。

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(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

ガラホとは、従来の携帯電話のような折りたたみ型の形状やボタン操作の使いやすさを保ちながら、内部のOS(基本ソフト)や部品にスマートフォンに近い技術を転用して開発された携帯端末の一種です。

外見はガラケーに似ていますが、多くの場合、インターネット接続に4G LTEなどの高速通信規格に対応。操作性に慣れたガラケーユーザーが、スマートフォンのような機能の一部を利用できる点がメリットとされています。

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(画像は「ドコモ」公式サイトより引用)

たとえば京セラのDIGNO® ケータイ KY-42C(NTTドコモ向け)は見やすい大画面と、押しやすい大きなテンキーボタンが特徴のガラホ。IPX5/8・IP5X対応で、水回りや屋外でも比較的安心して使用可能です。

一方で、Wi-FiやBluetooth、テザリングにも対応しており、スマートフォンのような使い方もできます。

3Gサービスの完全終了は、もはや「まだ先のこと」ではありません。いざ停波を迎えたとき、携帯電話が緊急時の連絡手段さえも失った「ただの箱」とならないよう、今すぐ行動を起こすことが大切です。

まずは、自分や家族の使っている携帯電話が、3G停波の影響を受ける機種ではないかを確認してみてください。もし対象の機種であれば、お近くの携帯ショップに相談に訪れ、ライフスタイルに合った機種への変更を検討しましょう。

※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)

スマホライフPLUS編集部

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