オシャレな雑貨が揃う3COINSですが、最近、ワイヤレスイヤホンにもかなり力を入れています。そこで、今回筆者が注目したのがポップなカラーで可愛らしいデザインの「デジタルワイヤレスイヤホン」。価格は2,200円とお手頃ですが、実際の音質や使い勝手はどうなのでしょうか?
「デジタルワイヤレスイヤホン」は可愛らしいデザインで女性ウケしそう!
3COINSではデザインを重視したオシャレなアイテムで女性に人気があります。
メインはアイデア雑貨やコスメ、収納グッズなどですが、実はワイヤレスイヤホンもかなりの種類が発売されているんですね。
そこで今回、筆者が注目したのがパープル、ピンク、ブルー、グリーンのカラバリが用意された「デジタルワイヤレスイヤホン」です。
色がポップなだけでなくデザインもなかなか可愛いらしく、2,200円とワイヤレスイヤホンとしてはお手頃価格なので、女性に人気が出そうです。
でも、音質や使い勝手はどうなのでしょうか? このあと、実際に筆者がじっくりとテストしてみたいと思います。
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デジタルワイヤレスイヤホンのスペックを確認しよう!
音質をチェックする前に、まずはデジタルワイヤレスイヤホンのスペックや同梱物などを確認していきましょう。

充電ケースは蓋がないタイプで、イヤホンはマグネットで簡単に着脱できます。また、イヤホンの形状が充電ケースのカーブに沿ったデザインなので、そのまま充電ケースを鞄に放り込んでもイヤホンは外れることはないでしょう。

デジタルワイヤレスイヤホンは価格も2,200円と格安です。この金額の製品で4色のカラバリがあるのは非常に珍しく、まさに3COINSらしい製品と言えるでしょう。
イヤホンは、耳の穴にイヤーピース部分を押し込んで使うカナル型。イヤホン操作はタッチセンサーで行いますが、とくに目印はないので操作感は少し気になるところ……。
連続再生時間は5時間と標準的。充電ケースを使えば17.5時間ほど使えますので、通勤通学での使用も問題ないでしょう。ただし、急速充電には対応していないので、長距離旅行ではこまめに充電することになりそうです。
対応コーデックはSBC以外に高音質のAACにも対応するので、音質は期待できそうですね。また、マイクも搭載されているので、ビデオ会議のヘッドセットとしても使えそうです。

充電ポートはUSB Type-Cですが、充電用のケーブルは付属しません。USBケーブルやACアダプターは、自分で用意することになります。

■3COINS「デジタルワイヤレスイヤホン」のスペック
<イヤホン本体>
【通信方式】Bluetooth Ver5.3
【ドライバーユニット】-
【最大通信距離】約10m
【対応コーデック】SBC/AAC
【対応プロファイル】A2DP/AVRCP/HSP/HFP
【バッテリー容量】-
【連続再生時間】約5時間(充電ケース込:17.5時間)
【充電時間】約1〜1.5時間
【操作】タッチセンサー
【マイク】◯
【ノイズキャンセル機能】×
【マルチペアリング】×
【マルチポイント】×
【重量】約3.5g(片耳)
【サイズ】約36×15×22mm
【専用アプリ】なし
【防滴】IPX4
【材質】ABS樹脂/シリコーン樹脂
【価格】2,200円
<充電ケース>
【バッテリー容量】250mAh
【充電時間】約1〜1.5時間
【イヤホン充電回数】約2.5回
【サイズ】約53×50×20mm
【重量】約36.5g
【充電接続】USB Type-C
【充電ケーブル】×
デジタルワイヤレスイヤホンの音質や使い勝手はどうなの?
それではデジタルワイヤレスイヤホンで、実際に音楽を聴いたり使い勝手などを確認してみましょう。
まず、可愛らしいデザインの充電ケースの表面にはバッテリーの充電状況が表示されています。
しかし、実際に充電してみるとLEDの光量が少なくデジタル表示が特殊なので、今何%なのか分かりにくいのです。しかも、屋外ではLEDがほとんど確認できませんでした。デザインを優先した結果でしょうが、ここはちょっと残念です。

実際にデジタルワイヤレスイヤホンで音楽を聴いてみると、音が全体的にこもり気味で、低音もインパクトが弱め。どうにもハッキリしない軽い感じがします。
低音は弱いので、ロックなどの激しめの曲は遠くで聴いているような感覚。とくにベースの音は埋もれてほとんど聴こえません。
中音と高音は聴こえますが、薄い紙を間に挟んでいるようでシャープさがありません。ただ、低音が聴こえないので相対的に中音と高音の主張が強くなります。
J-POPなどの楽曲はそこそこ聴けますが、生音やバンドサウンドは、埋もれてしまう音が出てきてしまうので、正直言って音楽を楽しむのには向かない音質だと思います。

またコーデックのSBCとAACを聴き比べてみたところ、SBCでは非常に薄っぺらく軽い音なのに対し、AACにすると少しは音に広がりが出てきます。
ただ、SBCとAACの違いはそこまでの劇的なものではないので、「AAC対応だから」と期待するとがっかりするでしょう。
マイクのほうも、残念ながら声が小さくて聞き取りづらいものでした。しかも、マイクの音質もこもり気味だったので、ビデオ会議での使用もオススメできません。
最後に、イヤホンのタッチセンサーは、1回のタッチで「再生/停止」を切り替えられるので操作自体は快適です。
ところが、タッチセンサーには目印がなく範囲が狭いためか、何度タッチしても反応しないことがありました。これはちょっとストレスが溜まりそうですね。

まとめ
いかがでしょうか? 今回は3COINSの「デジタルワイヤレスイヤホン」を実際に買っていろいろ試してみました。
しかし、音質はお世辞にも褒められるところがなく、音楽をしっかり楽しみたい人にはオススメできません。また、マイクの音質もイマイチでビデオ会議のヘッドセットとして使うのも厳しいと感じました。
さらに、充電ケースのLEDの光量が少なく表示が特殊なので、バッテリー残量を確認しにくいですし、タッチセンサーが使いにくいのもストレスです。
これもすべて、ポップで可愛らしいデザインを優先した結果だと思います。このデザインがアクセサリとして可愛いと感じる人なら、価格は2,200円と安めなのでアリかもしれませんね。
※文中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者が購入時点のものです(2025年2月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。