最近の3COINS(スリーコインズ)はスマホやパソコン用品も充実しています。今回紹介するのは、Macそっくりな「Bluetoothワイヤレスキーボード」。価格は1,650円と3COINSにしては高めですが、本当に問題なく使えるのかちょっと気になりますよね。そこで今回は、実際に筆者が購入して使ってみた感想をレポートします。
Mac風のオシャレなBluetoothキーボードが3COINSなら1,650円!
3COINS(スリーコインズ)は100均よりもオシャレな小物が多いので、女性に人気がありますが、最近では300円以上の高価格帯でスマホやパソコン用品も充実してきました。
そのようななか、今回筆者が紹介するのはMacそっくりなワイヤレスキーボード「Bluetoothキーボード」です。
価格は1,650円ですが、実は2023年頃から販売されているロングセラー商品で、パッケージにはWindows、Android、iOS・Mac対応と書かれています。
たとえば、出張先に重いパソコンを持っていくのが嫌な人は、スマホやタブレットとこのBluetoothキーボードを組み合わせれば、長文を打つのも苦にはならないでしょう。
このようなBluetooth接続のワイヤレスキーボードは、Amazonの怪しい中華製品でも2,000~3,000円程度はしますし、Apple純正品は公式サイトで1万5,000円くらいするので、これはお手頃価格でしょう。でも、本当にiPhoneやAndroidスマホなどでしっかり使えるのでしょうか?


3COINSのBluetoothキーボードの機能を確認しよう
3COINSのBluetoothキーボードを使う前に、基本機能を確認しておきましょう。
まず、対応するデバイスのOSはWindows7/8.1/10・macOS 10.13以降 Android OSとなっています。それ以外の機器では動くかどうか分かりませんのでご注意ください。
また、OSによって一部使用できない機能やキー入力があることも覚えておきましょう。
■Bluetoothキーボードのスペック
【対応OS】Windows7/8.1/10・macOS 10.13以降 Android OS
※OSにより一部使用できない機能・キー入力がある
【サイズ】285×120×25mm
【重さ】約233g
【電源】単4×2本(別売)
【Bluetooth】Ver5.0
※接続距離は約10m
【材質】ABS
【キー数】78
【キーピッチ】約19mm
【キーストローク】約2mm
本体は充電バッテリー式ではなく、単4電池2本で動作します。電池は付属していないので別途自分で用意する必要があります。

次に、キーボードを確認しておきましょう。本体右上にあるのが電源LEDです。電源とBluetooth接続ボタン「Connect」は裏にあり、これらを押すとこのLEDが青く光ります。
もっとも注意したいのがOSの「動作モード切り替え」方法。「Q+Fn」でiOS/iPadモード。「W+Fn」でAndroidモード。「E+Fn」でWindowsモードに変更できます。
ただし、キーのレイアウトは基本的にWindows用であり、Appleデバイスのキーレイアウトとはやや違います。とくにスペースキーの右横に「ろ」と「む」が配置されているのは、Windowsユーザーでも少し戸惑う部分でしょう。
ちなみに、「Fn(ファンクション)」キーの機能については、付属の取扱説明書に表がありますので、そちらを参考にしてください。

3COINSのBluetoothキーボードを実際に使ってみよう!
それでは、実際に3COINSのBluetoothキーボードを使ってみましょう。今回はiPhone 13と組み合わせて使ってみます。
まず、キーボード本体背面の電源ボタンをオンにします。続いて、iPhoneとBluetoothで接続しましょう。
背面にある「Connect」ボタンを押すと表面の電源LEDが青く点滅しますので、iPhoneの設定でBluetoothをオンにして「BT WORD」を選択すればペアリングが完了します。
Bluetoothのペアリングが終わったら、キーボードの「Q」と「Fn」を同時に押してiOSモードに切り替えれば準備OKです。
BluetoothでiPhoneとぺアリングする手順



BluetoothキーボードをiOSモードに切り替える手順


というわけで、まずはiPhone 13で3COINSのBluetoothキーボードを接続して利用してみましたが、Bluetoothの接続も問題なくiPhoneのメモ帳ですぐに文字入力できるようになりました。
もし、出張先などで長文を書くことがある人なら、このような軽量コンパクトなBluetoothキーボードがあると、かなり便利でしょう。
Androidスマホは文字入力の全角/半角切り替えに注意!
次に、Androidスマホで試してみましょう。今回は筆者所有のOPPOを使用しましたので、機種によって設定画面が大きく異なると思います。
とはいえ、基本的にはBluetoothでペアリングしたあと、「W」+「Fn」の同時押しでAndroidモードに切り替えれば普通に使えるので、とくに難しいことはないでしょう。
ただし、Androidスマホの場合は全角/半角入力切り替えがうまくできなかったので、その場合は「Numlk」+「Fn」を同時に押しましょう。これで全角/半角切り替えが可能となり、日本語入力が正しくできるようになるはずです。
BluetoothでAndroidスマホとぺアリングする手順


BluetoothキーボードをAndroidモードに切り替える手順



実際に使ってみて気になったことは?
3COINSのBluetoothキーボードを実際に使ってみると、キーピッチも19mm確保されているので、通常のノートパソコンと同じような感じで文字入力ができました。
また、キーはパンタグラフ構造なので軽くてなめらかなタッチ。キーストロークは2mmしかなく、本体はABS樹脂製なので強くキーを押すと多少たわむ感じがあります。
しかし、Microsoft Surfaceなどのペラペラな薄いキーボードに比べると、かなり打感はいいと思います。
少なくとも、筆者の場合はAndroidスマホで表示されるキーボードで文字入力するよりも、はるかに快適に長文が打てました。

ちなみに、筆者はダイソーで1,100円の超薄型ワイヤレスキーボードを購入したことがありますが、こちらは本体裏面が鉄板むき出しで滑り止めもないため、タイピング中にキーボードが滑ってしまうことがありました。
しかし、3COINSのBluetoothキーボードには最初から傾斜が付いており、背面にはシリコン製の滑り止めも付いています。そのため、文字入力中にキーボード本体が滑ることはありません。
ただし、この傾斜があることで強くタイプしたときに少し本体がたわむ感じがするので、キータッチが強めの人はちょっと頼りなく感じてしまうでしょう。


まとめ
いかがでしょうか? 今回は3COINSで1,650円で購入したMacそっくりなBluetoothキーボードを実際に使ってみました。
価格が安いのであまり期待していませんでしたが、実際にキーボードで文字入力したときの打感はなかなかのものです。これなら、出張や旅行先のホテルでもスマホやタブレットと組み合わせて長文を書くことも可能でしょう。
ただし、キーボードの配列は独特なので、少し使いにくいと感じる人は、Amazonでワイヤレスキーボードを探してみましょう。
たとえば、2,000円出すとスマホの周辺機器で定評のあるAnker製「ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード」が買えます。見た目も3COINSのBluetoothキーボードにそっくりですが、こちらのキー配列はごく普通です。

※文中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者が購入時点のものです(2025年4月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。