アップルは新製品「iPhone Air MagSafeバッテリー」を発売した。販売価格は15,800円で、アップルストアにて取り扱われる。この製品は、薄さが魅力の「iPhone Air」に合わせて設計された専用アクセサリーで、iPhone Airを最大65%まで充電できるとされている。魅力的な機能を備えているものの、携帯性や他機種への対応可否など、利用者の評価が分かれる部分もある新製品バッテリーについて解説していこう。

デザイン性と機能を両立した純正バッテリー

「iPhone Air MagSafeバッテリー」は、シンプルなホワイトカラーにアップルのロゴをあしらった、純正らしい仕上がりとなっている。iPhone Airに装着すれば、最大で65%の追加充電が可能で、一日中使用してもバッテリー切れを心配する必要がないとされる。さらに、システムが最適なタイミングで充電を調整してくれる点は、他のバッテリーにはない大きな魅力だろう。ユーザーが意識せずとも効率的に電池寿命を引き出せる仕組みは、アップルらしい細やかな設計といえそうだ。一方で、気になるのはiPhone Airの特徴である「薄さ」との関係だ。本体の厚さわずか5.6mmという軽快さに惹かれて購入した人にとって、常に外付けバッテリーを装着して使うのは、本来の魅力と相反する印象を持たれるかもしれない。デザイン性と利便性、どちらを優先するかはユーザー次第といえそうだ。とはいえ、出力は最大12Wで、20W以上の電源アダプタと併用すれば高速充電にも対応する機能は、シンプルながらも実用性を十分に備えたものだといえるだろう。
iPhone Air専用設計がもたらす特別感と今後の期待とは?

このMagSafeバッテリーの大きな特徴は「iPhone Air専用」である点だ。他のiPhoneでは使用できず、特にiPhone 17やiPhone 17 Proに装着すると、カメラ部分に干渉してしまうことが大きさから分かる。そのため技術的な問題ではなく、あくまで形状の違いによるものだといえそうだ。バッテリー対応機種を増やすこともできたかもしれないが、容量確保やデザインとのバランスを考えれば、iPhone Airに特化した製品設計は合理的といえる。しかし、ユーザーの立場からすれば「専用アクセサリー」という限定性には賛否が分かれることが予想される。iPhoneシリーズ全体で使える汎用性を求める声もあるのかもしれないが、今後発売予定のiPhone Airを求めるユーザーにとっては「特別に用意された純正アイテム」というプレミアム感を演出するといえるだろう。
今後、iPhone 17シリーズ向けにも、新たなアクセサリーが登場する可能性を考えると、ユーザーの期待感はさらに高まっていくだろう。
引用:【Apple】
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)