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Apple Watch新機能「高血圧パターン通知」の設定方法を解説!<みずおじさん>

今回は、Apple Watchが「高血圧パターン通知」機能に対応したので、その設定方法を解説します。Apple Watchを30日間装着してデータを計測し、高血圧の可能性があるパターンが検出された場合に通知が届く機能です。高血圧を放っておくと命に関わる重い病気になる可能性もありますので、該当機種を持っている人はぜひ設定しておきましょう。

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(画像は筆者YouTubeチャンネルより)
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高血圧パターン通知とは?!

まず覚えておきたいのは、Apple Watchで直接血圧の数値を測れるわけではないこと。高血圧のパターンを検出して通知してくれる機能になります。

具体的には、Apple Watchを着けて30日間計測を続けると、ユーザーの血管が心臓の鼓動にどのように反応するかを分析する機能。もし、高血圧パターンの兆候が検出された場合はユーザーに通知が届きます。

この機能は、総参加者10万人を超える複数の研究から得られたトレーニングデータを使用して開発され、その性能は2,000人を超える臨床試験で検証されているそうなので、もし、Apple Watchから通知が来たら医師に相談したほうがいいでしょう。

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Apple Watchで血圧の数値は測れません。Apple Watchを着けて30日間計測し、もし高血圧パターンの兆候が検出された場合は、ユーザーに通知が届く機能です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)
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この機能は、ユーザーの血管が心臓の鼓動にどのように反応するかを分析します。Appleでは参加者10万人を超える複数の研究から得られたトレーニングデータを使用して開発されています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

Apple Watch対象機種と対象者

この「高血圧パターン通知」機能を利用できる機種は「Apple Watch Series 9」以降、および「Apple Watch Ultra 2」以降に限定されます。現在販売されている機種でもApple Watch SE 3は非対応ですし、SE 2もSE 1もできません。

また、ユーザー側にも利用条件があります。基本的には22歳未満の方や過去に高血圧と診断されたことがある方、妊娠中の方は対象外となります。

■高血圧パターン通知対応機種
・Apple Watch Series 9以降
・Apple Watch Ultra 2以降
※Apple Watch SE 3(SE 2・SE 1)は非対応

■高血圧パターン通知を利用できない人
・22歳未満の方
・高血圧と診断されたことがある方
・妊娠中の方

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高血圧パターン通知が利用できない機種もありますのでご注意ください。今回は「Apple Watch Ultra 3」を使用して設定方法を紹介しています(画像はApple公式サイトより引用)

高血圧パターン通知の設定方法の実機解説

それでは、実際に設定方法を解説していきましょう。実はこれ、Apple Watch側で設定するのではなくiPhone側で設定します。

まず、iPhoneの設定からデフォルトアプリの「ヘルスケア」を起動します。初めて設定する場合は体重や身長なども入力すると思いますが、それらを入力したら「概要」まで進んでください。

すると、画面右上に自分のAppleアカウントのアイコンがあるので、これをタップ。次に、機能欄の「ヘルスケアチェックリスト」をタップすると「高血圧パターンの通知」が追加されているはずです。

私の場合はもう「有効にする」と表示されていますが、初めてのときは表示されませんので、とりあえず「高血圧パターンの通知」をタップしてください。

次に「これらの通知はあなたに関するものですか?」という画面が表示されるので、「22歳以上ですか?」で「はい」を、「高血圧と診断されたことはありますか?」で「いいえ」を押します。実は私自身、過去に一度高血圧の診断を受けたことがありますが、ここでは「いいえ」を押して「続ける」をタップします。

すると、「高血圧パターンの通知の仕組み」という画面になり、「Apple Watchでは血圧を測るのではなく、心臓のデータを確認して血圧と関係があるパターンを探します」と表示されます。つまり、心拍数のデータを30日間取得して判断する仕組みだということですね。内容を確認して「次へ」を押しましょう。

今度は「Apple Watchで高血圧のすべての事例を特定できるわけではありません」と表示されます。これも当たり前のことなので「次へ」を押します。続いて「高血圧パターンの通知妊娠中に使用しないでください」と表示されますので、確認して「次へ」を押します。

さらに、「Apple Watchでは心臓発作を見つけることはできません」と表示されます。これも当たり前のことなので、確認して「次へ」を押します。最後に「“高血圧パターンの通知”」という画面が表示されるので、画面下の「完了」をタップしましょう。

すると「ヘルスケアチェックリスト」画面に戻ってくるので、画面下の「有効」欄を下にスクロールします。あとは「高血圧パターンの通知」をタップしてスイッチが「オン」になっているのを確認すれば完了です。

まずは30日間計測なので、しばらく通知は来ないと思いますが、気になる方はぜひここをオンにしたままApple Watchを着けて生活してみてください。もちろん、「高血圧パターンの通知」のスイッチをオフにすればこの機能はオフになります。

高血圧パターンの通知を設定する手順

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まず、iPhoneの設定からデフォルトアプリの「ヘルスケア」を起動(上写真)。「概要」まで進んだら、画面右上にある自分のAppleアカウント・アイコンをタップします(下写真)(画像は筆者YouTubeチャンネルより)
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次に「ヘルスケアチェックリスト」をタップしたら(上写真)、「高血圧パターンの通知」をタップしてください(下写真)(画像は筆者YouTubeチャンネルより)
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続いて「22歳以上ですか?」で「はい」を、「高血圧と診断されたことはありますか?」では「いいえ」を押します(上写真)。このあと、注意書きがいくつか表示されるので「次へ」を押しましょう(下写真)(画像は筆者YouTubeチャンネルより)
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「“高血圧パターンの通知”」が設定されています画面では「完了」をタップ(上写真)。すると「ヘルスケアチェックリスト」画面に戻ってくるので、画面を下にスクロールします(下写真)(画像は筆者YouTubeチャンネルより)
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「高血圧パターンの通知」をタップして(上写真)(下写真)、「高血圧パターンの通知」のスイッチが「オン」になっていればOKです(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

まとめ

いかがでしたか? 実は私自身も昨年、高血圧の症状があり、上腸間膜動脈乖離の症状が出て入院したので、今も血圧には気をつけています。

高血圧は無症状の場合が多いので、診断に行くタイミングがなかなかなかったりします。でも、Apple Watchを着けていれば高血圧が疑われたときに通知が届くので、それを病院に行くきっかけにできるでしょう。

高血圧は本当に重い病気の原因になりますので、皆さんも十分気をつけてください。

こちらのチャンネルでも解説しています。

※サムネイル画像は(Image:​筆者YouTubeチャンネルより)

みずおじさん/YouTuber

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20年のシステムエンジニアの経験を活かし、iPhoneを中心にiPadやMacなどの幅広いAppleデバイスに関するお役立ち情報を配信しているYouTuber。
セミナー講師のようなテンポの良い語り口調と怒涛の解説で、Appleデバイスの便利技を楽しく学べる動画をたくさん公開中!
●みずおじのゲームちゃんねる
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