iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト スマホライフPLUS
スマホライフPLUS > デバイス・ガジェットニュース > スマートウォッチは安いもので十分?

スマートウォッチは安いもので十分? Apple WatchとPixel Watchを両方使った筆者がレビュー

Apple Watchの購入を検討しているものの、思いつく用途が「通知の確認」程度という人も多いかもしれません。また、Apple Watchはモデルやケースのサイズ、選ぶバンド、下取りの有無などによって価格が10万円ほどに達することも珍しくありません。

スマートウォッチは安いもので十分?Apple WatchとPixel Watchを両方使った筆者がレビュー
(画像は「Apple」公式サイトより引用)
この記事の画像(12枚)

一方で、4万円ほどで購入可能なPixel Watchを選ぶ人も多く、似たような機能を備えながら「手頃に購入できる」と感じることが理由として挙げられます。そこで、この記事ではApple WatchとPixel Watchの両方を使用したことのある筆者が、この2つのスマートウォッチの基本機能にどのような違いがあるのかをレビューします。

Pixel WatchとApple Watchの基本機能に差はある?

まずはPixel WatchとApple Watchの基本機能についてご紹介します。

時刻の確認、ストップウォッチ、アラーム

時刻の確認、ストップウォッチ、アラーム1
Apple Watch Series 9で「30分」のタイマーを使用している様子(筆者撮影)

まず前提としてApple Watchは時計としての機能があり、時刻の確認、ストップウォッチ、アラームといった基本機能を備えています。

時刻の確認、ストップウォッチ、アラーム2
Pixel Watchで時刻を確認している様子(筆者撮影)

時刻やストップウォッチといった時計としての基本機能では、Apple WatchとGoogle Pixel Watchとの間に目立った差はありません。どちらも時計としての視認性は十分であり、ストップウォッチやアラームといった機能も使えます。

LINEやメールの受信

LINEやメールの受信1
Apple Watch Series 9でメールの通知を受けた様子(筆者撮影)

Apple Watchでは、同期しているiPhoneの設定に応じて、LINEやメールの受信通知を受け取ることが可能です。LINEやメールの内容確認はもちろん、音声入力やあらかじめ用意しておいた定型文を利用して素早く返信を行うことが可能です。

LINEやメールの受信2
Pixel Watchでメールの通知を受けた様子(筆者撮影)

Pixel Watchにも、LINEやメールの確認、返信が可能。Gmailの通知なども確認できます。そのため通知機能の視認性や「そもそも通知を受け取れるか」といった点でも、大きな機能差はありません。

クレジットカードや電子マネーの利用

クレジットカードや電子マネーの利用1
Apple Watch Series 9でクレジットカードを使用している様子(筆者撮影)

Apple Watchでは、クレジットカードや電子マネーを紐づけて利用することができます。筆者はApple Payに「楽天カード」を紐づけています。楽天カードはQUICPayにも対応しており電子マネー決済も使えるため、大抵の支払いはApple Watchで完結します。

なお、SuicaやPASMOも紐づけが可能で、Apple Watchをかざすだけで改札を通過可能。お財布や定期入れを携帯する必要がありません。

クレジットカードや電子マネーの利用2
Pixel Watchでクレジットカードを使用している様子(筆者撮影)

そしてPixel Watchでもクレジットカードや電子マネーを利用できます。なおPixel WatchではApple Payではなく、Google Payを利用する形になります。使用感はどちらも同じ。もちろんモバイルSuicaも問題なく利用できます。ただしApple Payには対応する一方、Google Payには非対応といった店舗が存在する可能性がある点にご注意ください。

音声アシスタント(Siri、Googleアシスタント)

音声アシスタント(Siri、Googleアシスタント)1
Apple Watch Series 9でSiriを使用している様子(筆者撮影)

Apple WatchのSiriは、デバイス単体で処理できるようになり、性能と処理速度が大幅に向上しています。レスポンスが速く、音声操作がスムーズで快適となったことで、コントロールのストレスが大きく軽減。かなり高いレベルでの音声操作が実現されており、iPhoneを取り出さなくてもWatch単体で多くの操作ができる点は、Apple Watchを実際に購入してもっとも満足度が高い機能の1つです。

音声アシスタント(Siri、Googleアシスタント)2
Pixel Watchで音声アシスタントを使用している様子(筆者撮影)

Pixel Watchでは「Googleアシスタント」を利用できます。

「OK Google」と話しかけるだけで簡単な操作ならできるので非常に便利です。たとえば「OK Google、天気予報を教えて」と言えば現在地の天気を読み上げてくれ、「OK Google、『○○○』をメモして」と呼びかければメモもしてくれるため、こちらもいちいちスマホを取り出さなくていいため、非常に便利です。

フィットネス・健康管理関連

大きな機能差があるのはフィットネス・健康管理関連。これらの機能を求めるならば、Apple Watch一択です。

フィットネス・健康管理関連1
Apple Watch Series 9で心拍数を測定している様子(筆者撮影)

ヘルスケア機能として有名なのが、心拍数の測定機能。Apple Watchを装着している間は、常に心拍数が測定されます。また、ワークアウトの種類に応じて運動中の心拍数を計測可能です。

フィットネス・健康管理関連2
Apple Watch Series 9で血中酸素濃度を測定している様子(筆者撮影)

Apple Watchでは、血中酸素濃度も計測可能。コロナ禍で重症化を診断する目安として「血中酸素濃度」が用いられたことで、この機能は一躍有名となりました。

フィットネス・健康管理関連3
Apple Watch Series 9で心電図計測を利用している様子(筆者撮影)

さらに、心電図機能も備わっており、心房細動の兆候の有無をチェックできます。Apple Watch単体で自己流で診断を行うのは危険ですが、健康に不安がある人にとって、日常的なヘルスケアの一種として活用するには有用でしょう。

なおPixel Watchでも、心拍数と血中酸素飽和度を記録することができますが、心電図機能は日本では利用できません。フィットネス・健康管理を重視するならば、Apple Watch一択でしょう。

Pixel WatchとApple Watchの価格差はどれくらい?

2024年12月現在、Pixel WatchとApple Watchの公式サイトでの販売価格は以下の通り。Apple Watchは3万円台から12万円台と幅広い価格帯の商品を展開しています。総じてどちらかと言えば、Pixel WatchやFitbit(※Googleによって買収済み)の方が安価です。

・Apple Watch SE 34,800円(税込)~
・Apple Watch Series 10 59,800円(税込)~
・Apple Watch Ultra 2 128,800円(税込)~

・Google Pixel Watch 3 52,800円(税込)~
・Google Pixel Watch 2 31,840 円(税込)~
・Fitbit Sense2 26,800(税込)~

モバイルSuicaや決済利用、LINEやメールなどの確認といった日常的な基本機能を利用したい場合、Pixel Watchやその他安いスマートウォッチでも十分に事足りるでしょう。ただし、健康管理に目を向けるとApple Watchの機能が充実しており、他のスマートウォッチに優位性があると言えそうです。

※サムネイル画像は(Image:​「Amazon」公式サイトより引用)

スマホライフPLUS編集部

スマホライフPLUS編集部

iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト スマホ ライフPLUS

スマートウォッチは安いもので十分? Apple WatchとPixel Watchを両方使った筆者がレビューのページです。スマホライフPLUSは、【デバイス・ガジェットGoogleAppleApple WatchスマートウォッチPixel Watch】の最新ニュースをいち早くお届けします。