季節の変わり目に家電の買い替えを検討する人もいるだろう。エアコンや扇風機、冷蔵庫など、これまで使用していた大型家電をどのように処分すればよいのか困った経験はないだろうか。首都圏で不用品回収サービスを提供する株式会社ゴンは、2025年7月、20代~60代の男女500人を対象に「家電処分に関する意識調査」を実施。調査の結果、多くの人が処分方法に何らかの困りごとを抱えていることがわかった。実際に選ばれている処分方法も併せて見ていこう。

大型家電の処分「どこに捨ててよいかわからなかった」26.44%で最多

家電を処分するにあたり、悩んだ点や困ったことはあるかを尋ねると、「どこに捨ててよいかわからなかった」と回答したのが26.44%で最多となった。「自治体の回収日が遠かった」15.54%、「処分に費用がかかることを知らなかった」15.06%、「重くて運べなかった」14.10%という結果になった。全体の7割以上が、いざ家電を処分しようとなった際にどのような方法が最適なのか戸惑う声が多いことが明らかになった。では、実際にどのような手段で処分を行ったのか見てみよう。
「家電量販店の引き取りサービスを利用した」35.49%で最多

実際に家電をどのような方法で処分を行ったのかを尋ねると、「家電量販店の引き取りサービスを利用した」35.49%と最多。次いで「自治体の粗大ごみ回収を利用した」34.27%、「リサイクルショップに売却した」8.04%、「廃棄せず保管・放置している」7.34%、「不用品回収業者を利用した」6.64%、「フリマアプリ・オークションなどで売却した」2.62%という結果だった。
家電の買い替えをする場合は、家電量販店から引き取りサービスの案内があり、スムーズに処分も行える場合が多いが、買い替えをせず処分をしたい場合は、方法に迷う人もいるだろう。
「処分に費用がかかることを知らなかった」という人も一定数いることから、粗大ごみの処分方法に関する情報が浸透していないことが読み取れる。また、廃棄せず保管・放置している人もおり、処分する手間や費用がかかる点に負担を感じているのかもしれない。
不用品回収業者を選ぶ人はわずかで、その理由に「料金が不明」「信頼できるかわからない」といった不安が背景にあると推察される。いずれも粗大ごみの処分方法について在宅地域の情報をよく調べた上で、最適な選択ができるとよいだろう。
出典:【株式会社ゴン】
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