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これって誰トク!? LINEで新幹線予約できる「LINEからEX」の意外な“落とし穴”とは……

2025年8月28日、LINEで新幹線予約ができる「LINEからEX」が発表されました。利用できるのはJR東海、JR西日本、JR九州で、サービス開始は10月4日から。会員登録なしでLINEから手軽に新幹線が予約できるのはけっこう便利そうですが、乗り鉄の筆者がよく調べてみると、いろいろなデメリットな部分も見えてきました……。

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(筆者撮影)
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そもそも「LINEからEX」ってどんなサービス?

新幹線にチケットレスで乗車できるサービスは、すでに「スマートEX」やえきねっとの「新幹線eチケット」などありますが、25年8月28日には新たにLINEで新幹線が予約できる「LINEからEX」が発表されました。

対象となるのはJR東海、JR西日本、JR九州の東海道・山陽・九州新幹線で、LINE公式アカウント「東海道・山陽・九州新幹線予約」を友だちに追加するだけで、会員登録不要で手軽に新幹線を予約できるのが特徴となっています。

●【公式】LINEからEXは→こちら

LINEからEXの支払いにはPayPayが利用でき、すでに所持している交通系ICカードと連携することで、チケットレスで新幹線に乗ることができます。もし、交通系ICカードを持っていない人は、乗車用QRチケットも利用可能です。

このように、LINEで手軽に新幹線を予約でき、支払いもPayPayが利用可能。会員登録も不要でクレカがない人でも利用できるなど、非常に便利そうなサービスに見えます。

しかし、詳細を調べてみると疑問を抱く点も見えてきました。

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LINEからEXの公式サイトでは、LINEから簡単に予約ができることをアピールしています(画像はLINEからEX公式サイトより引用)

【1】クレジットカードが使えない!

まず、驚いたのが「LINEからEX」で利用できる決済方法は“PayPayのみ”であり、クレジットカードは使えないこと。

確かに事前の会員登録は不要ですが、LINEアカウントとPayPayユーザーの両方である必要があります。

また、支払いにPayPayポイントが利用できるので、PayPayユーザーには便利かもしれませんが、クレカで支払えないのが逆に困る人も多いでしょう。

すでに、「スマートEX」でクレカが使えるのですから、LINEからEXを利用したい人はPayPayのヘビーユーザーということになります。

なお、LINEからEXはスマホ版のみで、パソコン版LINEでは「LINEからEX」は利用できない点にも注意してください。

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LINEからEXでは“PayPay以外では支払えない”ので、PayPayユーザーでないと使えません(画像はLINEからEX公式サイトより引用)

【2】予約変更ができず払い戻し手数料も取られる!

LINEからEXで新幹線を予約した場合、あとから予約を変更することはできません。そのため、違う新幹線に変更したい場合は、一度払い戻しを行い(手数料320円)、再度予約し直す必要があります。

払い戻しをした人にはPayPay商品券160円分が配布されるようですが、それでも160円は自己負担となりますね。

そもそも「スマートEX」なら何度でも無料で変更できるので、変更のたびに160円も取られるのはLINEからEXの大きなデメリットだと言えるでしょう。

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LINEからEXでは予約変更ができません。変更するときは「払い戻し」→「再購入」という手順が必要で、手数料もかかります(画像はLINEからEX公式サイトより引用)

【3】スマートEXより料金が100円高い!

LINEからEXの場合、新幹線の料金は通常期の東京-新大阪間で1万4,620円なので、紙のきっぷよりも100円安くなっています。

しかし、スマートEXなら1万4,520円と200円割引になるため、LINEからEXは価格面での利用価値はなさそうです。

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スマートEXより安くなるならLINEからEXの利用価値もありそうですが、逆に100円高くなるのはいただけません(画像はLINEからEX公式サイトより引用)

【4】座席指定&深夜予約ができない

LINEからEXでは、予約する際にシートマップによる座席のピンポイント指定ができず、「窓側」「通路側」といった選択しかできません。そのため、予約が確定したときに初めて座る座席が分かる仕組みになっています。

号車も指定できないようで、“端の号車まで歩くなら窓側じゃなくていい”といった細かい指定には応えられません。

また、LINEからEXの予約時間を見ると5:30~23:30までとなっています。スマートEXがメンテナンス時間を除く24時間対応なので、急に予約したい場合に対応できないのは利便性に課題があります。

実は、スマートEXでも5:30~23:30以外の時間帯では、シートマップによる座席指定ができませんが、5:30以降に座席が確定したあとにメールで連絡が来ます。

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LINEからEXの購入画面を見ると、一見、日付と号車は指定可能なようですが……(画像はLINEからEX公式サイトより引用)

LINEからEXのメリットはどこにある?

では、LINEからEXのメリットはどこにあるのでしょうか?

まず、LINEからEXのメリットとしては“クレカがなくても予約ができる”こと。何らかの理由でクレカを持てない人であっても、PayPayさえあればスマホで手軽に新幹線を予約することができるのです。

次に、LINEからEXは支払いにPayPayポイントを利用できるため、これまでポイ活でPayPayをメインにしていたヘビーユーザーなら、PayPayポイントの有効活用ができるでしょう。

また、普段からあまり新幹線を利用しない人の場合は、スマートEXは急に新幹線の予約をしたいと思っても、最初に会員登録したりクレカを登録する手間がありますが、LINEからEXならそのような手間はいらず、すぐにLINEから利用できるのが意外と大きなメリットなのかもしれません。

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スマートEX会員ではない人が急に新幹線に乗りたい場合は、LINEからEXのほうが簡単に予約できるでしょう(画像はLINEからEX公式サイトより引用)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は2025年10月4日からJR東海、JR西日本、JR九州で利用できる「LINEからEX」について解説しました。

LINEからEXは、スマホのLINEから手軽に新幹線予約ができる新サービスですが、支払いはPayPayのみでクレカが使えなかったり、料金がスマートEXより100円高くなっています。

また、ピンポイントでの座席指定ができず、予約を変更するには一旦払い戻してから再購入する必要があり、その際に手数料もかかります。

すでに、鉄道旅行や出張などでスマートEXを利用している人にとっては、LINEからEXを利用するメリットはまるでありません。

つまり、LINEからEXは、普段新幹線を利用しない人でも、急な用事などで手軽に予約したい場合に便利なサービスと言えます。

西澤浩一

西澤浩一

アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

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