テレビCMやインターネットの影響により、ふるさと納税を利用する人は増えていますが、返礼品を選ぶ際にどこのWEBサービスを利用しているのか気になるところです。ふるさと納税の入門者向けサイト「はじめてのふるさと納税」は、全国の20代~70代以上の男女1,009人を対象に、ふるさと納税制度の認知度や利用実態に関する調査を実施し、その結果を公表したので、その結果を見ていきましょう。

返礼品選びで利用するWEBサービス、1位は「楽天ふるさと納税」

ふるさと納税の利用経験者に、返礼品選びで使っているWEBサービスを尋ねると、「楽天ふるさと納税」が62.7%で圧倒的首位に。

利用理由を見てみると「楽天ポイントがたまる」「楽天市場をいつも使っている」「クレジットカードが楽天で、ポイントが付く」「ポイント還元があった」などの意見が寄せられました。楽天ポイントによる高還元率、普段の楽天市場での買い物と同様の利便性、検索性やレビュー機能の充実などが背景にあるようです。ただし、ポイント付与が終了するため、今後の動向に影響が出る可能性があります。
一方で「ふるなび」13.0%、「さとふる」12.5%といった大手サービスも一定の支持を獲得しています。
「ふるなび」の利用理由は、「WEBページが見やすく欲しい商品を選びやすい」「Amazonギフト券の還元キャンペーンが魅力で、特に高額寄付時にお得感がある」「CMでの知名度がある」といった意見なども。
「さとふる」は、「CMでよく見かけるため、信頼度が高い」「LINEと連携しており、手軽にできる」「ポイント還元率が高い」といった意見が寄せられました。限定の返礼品やUIの利便性など独自の強みで利用者を惹きつけていることがうかがえます。
ふるさと納税に関する情報収集は「インターネット」が最多

ふるさと納税を利用したことがある人は、情報収集をする際、どのような手段で行っているのかを尋ねると(複数回答可)、「インターネット」73.2%で最多、次いで「家族や友人」15.0%、「テレビ・ラジオ」7.6%という結果に。
情報源はネット経由が主流のようですが、各ポータルサイトのランキングやSNS、YouTube上のレビュー動画なども参考にしている人が多いと読み取れます。
一方、家族や友人、テレビやラジオといった従来の情報源は、初めて利用する人や高齢者にとって、身近な人からの勧めがきっかけになっている場合もあるようです。
これらの背景を踏まえると、今後はデジタルとアナログの両面を意識した情報提供が、利用者を広げる鍵になる可能性があります。
出典:【はじめてのふるさと納税】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています