「“投資は最後”って順番じゃ、一生できない。」
そんなドキッとする言葉とともに、1枚の図解がX(旧Twitter)上で大きな反響を呼んだ。投稿主は「ようせん|お金&お得マニア(@yosen777)」さん。彼が公開したのは、「庶民」と「お金持ち」のお金の流れを比較したシンプルなフロー図である。
しかしその図には、将来の経済的自由を手に入れるために必要な“思考のクセ”が、これ以上ないほど極めて明快に示されていた。
この記事では、その投稿内容をもとに「なぜ投資が最後ではいけないのか」「お金持ちの習慣はどこが違うのか」を、スマホ世代の視点から丁寧に読み解いていく。
お金持ちは「投資が先」、庶民は「生活が先」

ようせんさんの図に描かれていた「庶民」のお金の使い方は、実に多くの人にとって馴染み深いはずだ。
1.まずは生活費(家賃・食費・光熱費など)
2.残ったら貯金
3.さらに余裕があれば娯楽や趣味
4.それでも余ったら自己投資(学び・健康など)
5.最後に資産投資(株・NISAなど)
この順番は一見“堅実”に見えるかもしれないが、問題は「投資が最後」であることだ。現実的に、生活費も娯楽もそれなりにかかる現代で「最後に余る」ケースはそう多くない。その結果、いつまでたっても資産運用が始められず、将来への備えが遅れてしまう。
一方で、「お金持ち」の使い方は真逆である。
1.最初に資産投資
2.次に自己投資(知識・スキル・健康など)
3.残った分で生活費・娯楽
つまり、未来を豊かにするためのお金の使い方を“先取り”しているのだ。収入がいくらであれ、まずは投資と学びのために資金を確保し、その残りで日々の生活を設計していく。これは収入の大小ではなく、思考の順番の問題である。
「余ったら投資」は一生できない理由
ようせん|お金&お得マニア(@yosen777)さんが添えた言葉、「“投資は最後”って順番じゃ、一生できない」は、多くの人の胸に刺さった。それは、お金に関する現実的な心理を突いているからだ。
人は収入が増えれば、そのぶん支出も増えてしまう傾向がある。ボーナスが出れば外食が増えるし、昇給すればちょっといい家電を買いたくなる。それが悪いわけではないが、「余ったら投資しよう」と思っている限り、その“余り”はなかなか現れない。
だからこそ、投資は“最初に差し引く”のが鉄則である。たとえば、毎月の給料日に1万円だけでも自動でNISAや積立投資に回すようにすれば、意識しなくても資産が育っていく。残ったお金で生活をやりくりする、という発想に変えることが、お金持ちマインドの第一歩なのだ。
スマホで始める「お金の順番チェンジ」

投資と聞くと「難しそう」「リスクが怖い」「まとまったお金がない」と思いがちだが、今はスマホひとつで月100円から始められる時代である。楽天証券、SBI証券、PayPay証券など、アプリで簡単に開設でき、ポイ活と組み合わせることも可能だ。
自己投資も同様だ。動画配信の学習コンテンツ、電子書籍の読み放題、オンライン講座など、月数百円から始められるものはたくさんある。「収入が増えてから」と先延ばしにするのではなく、今すぐに“最初の1割”だけでも未来のために回す行動が、結果的に経済的な余裕と選択肢を広げてくれる。
まとめ:お金の使い方は人生の設計図である
ようせんさんの投稿は、図解と一言で「お金をどう使うか=どう生きるか」を教えてくれた。大切なのは収入の金額そのものではない。入ってきたお金をどう流すか、どこに優先順位を置くかである。
「お金を使い切る人」から「お金を働かせる人」へ。
今日からその順番を、ほんの少しだけ変えてみよう。その習慣が、未来の自由を作り出す一歩になるかもしれない。
「庶民」と「お金持ち」のちがい pic.twitter.com/WVxx2u2MeU
— ようせん|お金&お得マニア (@yosen777) May 7, 2025
※サムネイル画像(「ようせん|お金&お得マニア(@yosen777)」さん提供)