支払い方法の主流となりつつあるコード決済。実際にこの夏の旅行・レジャー先での支払いは何を使う人が多いのでしょうか。そこで今回は、「スマートフォンによる『コード決済』についての調査」をご紹介します。

最も利用数が多いキャッシュレス決済は「コード決済」

株式会社くふうカンパニーが運営する個人向け家計簿アプリ「Zaim」では、「Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」ユーザー計2,559名を対象に「スマートフォンによる『コード決済』についての調査」を実施。
まずはじめに「利用しているキャッシュレス決済」を調査すると、1位は84.2%の「コード決済」でした。またコード決済の中でも、82.0%が「PayPayを使っている」と回答しており、最も利用されている決済方法であることがわかります。
次いで「クレジットカード」が76.3%、交通系・流通系などの「電子マネー」が69.8%で、いずれも高い利用率を占めています。
お得感・便利さからコード決済の利用頻度が増加

続いて、「コード決済」を利用している人を対象に「直近1年のコード決済の利用頻度の変化」を調査。すると、「かなり増えた」(27.5%)、「やや増えた」(26.5%)を合わせた半数以上(54%)の人が「利用頻度が増えた」と回答しました。
その理由として、「身近に利用できる店舗が増えた」という声が多く、他には自身のキャッシュレス化が進んだことなど、さまざまな決済方法の中から、メリットを見出して集約するようになったという声が寄せられました。

コード決済を選択する理由として挙げられたのは、「ポイント・キャッシュバックがある」というお得感、「支払いが簡単でスピーディ」という便利さでした。「個人間送金機能がある」「他サービスと連動して決済に使える」など、コード決済だからこその利便性も理由となっているようです。
また、「スマホだけで買い物が完結する」「現金を持たなくてよい」といったキャッシュレス決済ならではの便利さを挙げる人も多くなっています。

お得感・便利さのあるコード決済ですが、「使えない店がある」と困ることもあるようです。また、「つい使いすぎてしまう」「家計管理がしづらい」「決済方法が増えて管理が大変」といった、支出の把握が難しいと感じる人も多くなっています。
旅行やレジャー先でコード決済が使えないと困る? 現金を持ち歩く人も減少傾向に

この夏に旅行やレジャーに行く予定がある人を対象に、「旅先・レジャー先でのコード決済利用で困ること」をたずねると、「コード決済を扱っていない店や施設がある」(68.9%)、「普段使っているコード決済が使えないことがある」(41.5%)などの回答が高い割合を占める結果となりました。
また「スマホの充電が切れると支払いができない」との回答も26.4%で、電波がつながらず使えない点を不便に感じている人も多いようです。

最後に、「旅行に持参する現金総額」を数年前と比べると、約4割(39.0%)が「変わらない」と回答したものの、「とても減った」(21.3%)、「やや減った」(28.7%)を合わせた半数(50%)の人が「減った」と回答しました。
本調査から、コード決済の利用者が多いことから、旅先やレジャー先でコード決済が使えない場面で不便に感じる人が多いことが明らかになりました。便利でお得なコード決済はいろいろな場面で利用したいところですが、臨機応変に支払いに対応できるよう、ある程度の現金は持ち歩いておいた方が良いかもしれません。
出典:【株式会社くふうカンパニーHD】
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