人々が転職を検討する要因はさまざまだが、賞与がある会社での「賞与額の大小」は転職の検討にどれほど影響しているだろうか。株式会社マイナビは今回、20~59歳の前月転職活動を行った、もしくは今後3カ月で転職活動を行う予定(3カ月以内に中途入社した人を除く)の正社員を対象に「2025年冬ボーナスと転職に関する調査」を実施。賞与額や福利厚生が、転職検討にどの程度影響しているのか見ていこう。

冬の賞与をもらってから転職予定の人は半数以上

今回の調査結果から、冬の賞与と転職活動の意向について回答を見てみると、転職予定者の51.4%が冬の賞与を受け取ってから転職する予定の人が多いことが判明した。賞与をもらう前に転職してしまうのはもったいないという考えだろう。しかし、賞与額が高ければ転職を思いとどまるかを尋ねたところ、「ある」と回答した人は43.6%と、高い割合となった。賞与額の低さが転職の検討につながっているのが分かる。

冬の賞与について、前年の実績と今年の予想、そして理想の賞与額についても見てみよう。全体の前年賞与平均額は54.3万円に対し、今年予想される賞与は51万円と少々落ち込む予想。一方、理想の賞与額は81.5万円となり、理想額とは30万円近く差があることが明らかになった。これほど現実と理想のギャップが激しいと、転職検討の大きな要因になるのもうなずける。
支出を抑える制度や休暇制度は転職を思いとどまる理由になる?

転職を検討する要因に「賞与額の大小」があるものの、福利厚生が良ければ転職を思いとどまるという人はいるだろうか。「転職を思いとどまる福利厚生があるか」について回答を見てみると、なんと79.6%もの人が「ある」と回答。そういった福利厚生を具体的に尋ねたところ、「有給休暇の取得推進」が33.5%で最も多く、賞与額のほかに休みやすさが求められていることが分かる。

選んだ福利厚生が転職を思いとどまる理由になるのはなぜか尋ねたところ、副業OKやスキルアップ支援などを選択した人からは、「支出が抑えられるから」「スキルで収入アップが期待できるから」といった回答が集まった。有給取得促進や在宅勤務などを選択した人からは、「通院や親の都合で休みが必要だから」「プライベート優先だから」といった回答が集まった。在宅勤務、スキルアップ支援などを選択した人からは、「転職しなくてもキャリア形成できるから」といった回答が集まった。フレックスタイム制、社員の健康支援などを選択した人からは、「働きやすい雰囲気が一番大事だから」といった回答が集まった。
今回の調査から、賞与は転職の大きな判断材料である一方、福利厚生が充実していれば転職を思いとどまる人も多いことがわかった。
出典:【株式会社マイナビ】
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