最近、ネット銀行の金利が急上昇しています。以前は1年もの円定期預金金利が0.80%なら高いほうでしたが、現在では1.00%以上でも珍しくありません。そこで今回は、編集部独自調査による、2025年12月2日時点でのネット銀行金利ランキングを発表しましょう。

ネット銀行なら新規口座開設で1年もの円定期預金の金利が最大1.25%!
2~3年前まで、大手銀行の円普通預金金利は史上最低の0.001%でした。これでは、100万円を1年間預けても利息はたった10円(税引き後は約8.0円)しかもらえません。
しかし、2025年12月現在では大手銀行の円普通預金金利は0.20%と200倍にアップ! 1年もの円定期預金の金利は0.275%に達しています。
そこで気になるのがネット銀行。ネット銀行は基本的に店舗を持っておらず、大手銀行より何倍も高い金利を実現できますし、ATM利用手数料や他行宛振込手数料の無料化といったメリットもあります。
2025年12月2日現在、ネット銀行では円普通預金金利が0.20~0.60%、円定期預金なら1年もので0.80~1.25%もの金利を提供しているのです。
なかには「ネット銀行って本当に大丈夫なの?」と不安に感じる人もいるでしょうが、ネット銀行も大手銀行と同じで日本円の預金であれば1,000万円とその利息は国の預金保険制度の保証対象となるため、万一破綻しても保護されます。
なお、今回のランキングには、第二地方銀行や実店舗を持つ銀行のネット支店も含まれていますが、いずれもネット銀行として扱っていることを、あらかじめご了承ください。
また、比較するのは「円普通預金」と「円定期預金」の金利だけで、新規口座開設者向けキャンペーンなども含まれています。


【目次】
第1位【SBJ銀行】1年定期「ミリオくん」の金利が1.25%!
第2位【あおぞら銀行BANK支店】新規口座開設で1年定期が1.25%!
第3位【auじぶん銀行】冬の特別金利キャンペーンで1年定期が最大1.25%相当!
第4位【オリックス銀行】新規口座申し込みで1年もの円定期が1.20%!
第5位【UI銀行】普通預金が最大0.5%&1年もの円定期は最大1.05%!
第6位【楽天銀行】特別金利キャンペーンで1年定期が1.00%!
第7位【香川銀行セルフうどん支店】1年定期の金利が1.00%!
第8位【徳島大正銀行とくぎんネット支店】1年定期の金利が1.00%!
第9位【トマト銀行ももたろう支店】キャンペーンで1年もの円定期が1.00%!
第10位【しずぎん-インターネット支店】新規口座開設で1年定期が1.00%!
第11位【ソニー銀行】円定期特別金利で1年定期が0.90%!
第12位【SBI新生銀行】スタートアップ円定期預金で1年定期が0.85%!
第13位【きらやか銀行SBIさくらんぼ支店】「定期預金ダービー」で最大1.20%も狙える!
第14位【大光銀行えちご大花火支店】1年もの定期が0.80%!
第15位【住信SBIネット銀行】特別金利キャンペーンで1年定期が0.80%!
第16位【東京スター銀行】普通預金金利が最大0.60%!
第17位【島根銀行(しまホ!)】普通預金の金利が0.50%!
第18位【PayPay銀行】普通預金の利息をポイントで受け取ると最大0.5%!
第1位【SBJ銀行】新規口座開設で1年定期の金利が1.20%!
SBJ銀行は韓国系ですが日本の預金保険制度の対象です。まず、円普通預金の金利はアプリやオンライン口座開設で「普通預金プラス」が適用され0.30%。
円定期預金は100万円が上限となる「ミリオくん」が、1年~10年までの6種類も用意されていますが、1年ものの金利が1.25%にアップされています。
また、ネット専用の新規口座開設者向け「はじめて定期預金<はじめくん>」は、100万円以上が条件となりますが1年ものに金利が1.20%です。ほかにも、「開業16周年記念円定期預金優遇キャンペーン」では20カ月円定期の金利が1.20%となっていますよ。
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第2位【あおぞら銀行BANK支店】新規口座開設で1年定期が1.25%!
あおぞら銀行のネット専用「BANK支店」では、円普通預金金利が0.50%(100万円超は0.35%)と高めです。
また、円定期預金「BANK The 定期」は1年もので0.65%、2年もので0.75%という金利になっていますが、2026年2月28日までに新規で口座を開設すると、1年ものの金利が1.25%に引き上げられる「BANK The Giftスペシャル定期」が適用されます(50万円以上300万円まで)。
ただし、こちらは預金金額が500億円に達すると期間内でもキャンペーンは終了しますのでご注意ください。
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第3位【auじぶん銀行】冬の特別金利キャンペーンで1年定期が最大1.25%相当!
auじぶん銀行の円普通預金金利は0.21%ですが、「auまとめて金利優遇」+「auマネ活 金利優遇」をすべて適用すると最大で0.51%までアップできます。
まず、auまとめて金利優遇は、三菱eスマート証券との連携で+0.10%、au PAYの口座連携で+0.05%、au PAY カードの口座引き落としで+0.05%が加算されて普通預金の金利が最大0.41%になります。
そして、auのスマホ料金プラン加入者向けの「auマネ活プラン」では「auマネ活 金利優遇」で+0.10%が加算されますので、トータルでは最大0.51%になるんですね。

auじぶん銀行の円定期預金の金利は1年もので0.40%しかありませんが、2026年2月28日までは、1年ものの金利が最大1.05%相当になる「冬の特別金利キャンペーン」を実施しています。
このキャンペーンでは1年ものの金利が誰でも1.05%になりますが、au・UQモバイルユーザーは+0.20%の現金特典が加算され、1.25%相当になるというもの。また、1万円以上から預けられる点も魅力です。
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第4位【オリックス銀行】新規口座申し込みで1年もの円定期が1.20%!
オリックス銀行のインターネット専用「eダイレクト預金」では、100万円以上の円定期「スーパー定期」の金利が、6カ月もので0.50%、1年ものは0.85%となっています。
ただし、新規口座開設者には「eダイレクト定期預金優遇金利プログラム」が適用され、1年ものの円定期で1.20%、5年もので1.40%の金利が適用されますよ。
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第5位【UI銀行】普通預金が最大0.5%&1年もの円定期は最大1.05%!
UI銀行は東京きらぼしフィナンシャルグループの子会社。円普通預金の金利は通常0.20%ですが、女性限定の「女神のサイフ」、給与受取の「はたらくサイフ」、年金受取の「まもりのサイフ」であれば0.50%にアップされます。
次に、「スーパー定期預金」の金利は6カ月ものの円定期で0.70%、1年もので1.00%(1,000万円未満)。1,000万円以上の大口定期預金の場合は、1年ものの金利が1.05%に設定されています。
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第6位【楽天銀行】特別金利キャンペーンで1年定期が1.00%!
これまで、あまり金利は高くなかった楽天銀行ですが、2026年1月31日までは「冬のボーナスキャンペーン」を実施しており、6カ月ものの金利が0.80%、1年ものは1.00%になっています。

楽天銀行の円普通預金は通常0.20%ですが、楽天証券の自動入出金サービス「マネーブリッジ」を設定することで0.28%にアップします。ただし、300万円を超える部分については0.22%となります。
また、ボーナス金利の条件をフル適用されると0.16%が加算され、最大で0.44%になります。条件はかなり細かくて、給与・賞与・年金受取で+0.03%、楽天カード以外の引き落としで+0.02%などとなっており、すべて適用させるのは容易ではありません。
■楽天銀行「ボーナス金利」適用条件
・給与・賞与・年金受取で+0.03%
・楽天カード以外の引き落としで+0.02%
・デビットカード利用5件以上で+0.02%
・外貨定期預金の積立購入1万円以上で+0.01%
・海外送金または受取で+0.01%
・マネーサポートの金融機関登録5年以上で+0.01%
・楽天カード(年会費あり)の引き落としで+0.06%(楽天ブラックカード時)
合計+0.16%
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第7位【香川銀行セルフうどん支店】1年定期の金利が1.00%!
香川銀行は香川県高松市に本店を置く第二地方銀行ですが、ネット専用「セルフうどん支店」では、円定期預金の金利が高めに設定されています。
まず、「豪華金利トッピング定期預金」は10万円以上が条件になり、3カ月ものの金利が0.70%、6カ月ものが0.60%です。
次に、「金利トッピング定期預金」は10万円以上が条件で、1~5年定期の金利が0.70%。そして、「超金利トッピング定期預金」では10万円以上100万円までの条件がありますが、1年もので1.00%の金利が設定されています。
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第8位【徳島大正銀行とくぎんネット支店】1年定期の金利が1.00%!
徳島大正銀行は、徳島の「徳島銀行」と大阪の「大正銀行」が2020年に合併した第二地方銀行。ネット専用「とくぎんネット支店」では、お得な定期預金が用意されています。
まず、10万円以上が条件の「ネット支店とくとく定期預金」は1年ものの金利が0.8%。次に、10万円以上100万円までの「ネット支店スーパーとくとく定期預金」は1年もので1.00%の金利が適用されます。
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第9位【トマト銀行ももたろう支店】キャンペーンで1年もの円定期が1.00%!
トマト銀行は岡山県を拠点とする第二地方銀行。ネット専用の「ももたろう支店」では、2026年3月31日まで「スペシャルきびだんご定期預金金利引き上げキャンペーン」を実施中です。
条件は、1万円以上100万円以下となっていますが、1年ものの金利は1.00%が適用されます。
ただし、きびだんご定期預金とあわせて募集総額70億円に達した時点で早期終了される場合がありますのでご注意ください。
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第10位【しずぎん-インターネット支店】新規口座開設で1年定期が1.00%!
静岡に本店を置く地方銀行「静岡銀行」のインターネット専用支店が「しずぎん-インターネット支店」です。普通預金は0.20%ですが、2026年3月31日までは「ウルトラ金利定期預金」が実施中で、1年もの円定期預金の金利が0.80%です(10万円以上)。
また、新規口座開設者向けの「ウェルカム定期預金」は2026年3月31日までのキャンペーンで、1年もの円定期預金の金利が1.00%になります。
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第11位【ソニー銀行】円定期特別金利で1年定期が0.90%!
ソニー銀行は言わずと知れたソニーグループが手掛けるネット銀行。
円普通預金金利は0.20%ですが、2026年3月1日までは「円定期特別金利」をキャンペーンを実施しており、6カ月ものの円定期預金の金利が0.75%、1年ものでは0.90%にアップされています。しかも、条件は1,000円以上なので少額でも預けやすいでしょう。
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第12位【SBI新生銀行】スタートアップ円定期預金で1年定期が0.85%!
SBI新生銀行で注目したいのがステージ制度。最上位の「ダイヤモンド」になると、円普通預金の金利が0.40%にアップされます。
しかも、ダイヤモンドステージの条件は、SBI証券の口座を連携したり、28歳以下限定の「U28 Zero世代」や60歳以上の「Bright 60」に申し込むだけでOKです。
さらに、SBI証券との自動スイープ機能「SBIハイパー預金」に申し込むと、元本保証ありで金利は0.42%になるのも見逃せません。

SBI新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金30」はネット限定で30万円以上が条件になりますが、金利は6カ月ものや2年もので0.70%、1年ものでは0.55%となっています。
また、新規口座開設者向けには「スタートアップ円定期預金」が用意されており、3カ月ものの金利が1.00%、1年ものは0.85%が適用されますよ(30万円以上)。
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第13位【きらやか銀行SBIさくらんぼ支店】「定期預金ダービー」で最大1.20%も狙える!
山形県の第二地方銀行「きらやか銀行」のSBIさくらんぼ支店では、キャッシュプレゼントプログラム「四季のボーナス」を実施中(2025年12月31日まで)。
これは、0.30%の普通預金に100万円以上預けると、年最大4回キャッシュがプレゼントされるというもの。たとえば、100万円の場合は年間1,140円もらえるので、通常の利息と合わせると4,140円になり、年利換算では0.414%になります。
もらえるキャッシュは金額が大きくなるほど増えますので、1億円以上では最大0.67%まで上昇します。
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円定期預金は「定期預金さんくらんぼ」の場合で、1年/3年/5年ものに金利が0.80%となっていますが、それとは別に、2026年3月27日まで「定期預金ダービー」が実施中です。
これは期間が6カ月、1年、3年、5年の4つの円定期預金があり、金利確定タイミング時の預入残高が最も多かった期間に対して、年利0.40%を上乗せするというもの。
たとえば、1年ものは金利0.60%なので+0.40%が加算されれば1.00%になりますし、3年ものは金利0.80%なので、+0.40%が加算されると1.20%になるというわけです。ただし、1口10万円以上300万円以下で、いずれかの商品が20億円に達した時点で終了されます。
金利は確定していないため、最も預入残高が多い期間でなかった場合は通常の金利(例:6カ月もの0.40%)となりますが、運がよければ3年ものの場合最大で1.20%も狙えます。

第14位【大光銀行えちご大花火支店】1年もの定期が0.80%!
「大光銀行」は新潟県長岡市に本店を置く第二地方銀行。ネット専用「えちご大花火支店」では、円定期預金「スターマイン定期預金」の1年ものの金利が0.70%です(1万円以上1,000万円未満が条件)。
また、1万円以上100万円までが条件の円定期預金「正三尺玉定期預金」の1年ものは0.80%の金利が設定されています。
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第15位【住信SBIネット銀行】特別金利キャンペーンで1年定期が0.80%!
2025年10月から、住信SBIネット銀行はドコモ傘下となり「d NEO BANK」ブランドになりました。そこで、2025年12月31日までは新規口座開設&各種条件達成で最大1万5,000円分のdポイントがもらえるキャンペーンを実施中です(先着15万名)。
円普通預金金利は0.20%(SBIハイブリッド預金は0.21%)ですが、2026年2月8日までは「円定期預金 特別金利キャンペーン」が実施されており、1年定期の金利は0.80%にアップされています。
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第16位【東京スター銀行】普通預金金利が最大0.60%!
東京スター銀行は、現在台湾の中国信託商業銀行 (CTBC) グループに属していますが、日本の預金保険制度の対象になっています。
まず、東京スター銀行は円普通預金金利に注目です。給与・年金受取口座に指定する、あるいは資産運用商品を300万円以上保有し、なおかつNISA口座保有&投資信託を購入すると、金利が0.60%までアップされます。定期預金でお金を固定されたくない人にはオススメですね。

次に、ネット限定の「スターワン円定期預金プラス」では、3カ月もので0.90%、6カ月もので0.50%、1年ものでは0.75%の利息を受け取れます(50万円以上)。

また、ネットで新規口座を開設すると「インターネット限定 新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金」が適用され、1年ものの円定期金利が0.78%にアップされますよ。
●【公式】東京スター銀行は→こちら
第17位【島根銀行(しまホ!)】普通預金の金利が0.50%!
島根銀行は島根県に本店を置く第二地方銀行。2019年にSBIホールディングスと業務提携し、スマートフォン支店の「しまホ!」を展開しています。
とくに注目したいのは円普通預金「しまぎんふるさと普通預金(通称:TAMERU)」の金利が0.50%であること。何の条件もなく0.50%の金利が適用されるのはありがたいですね。
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第18位【PayPay銀行】普通預金の利息をポイントで受け取ると最大0.5%!
PayPay銀行は「LINEヤフー」と「三井住友銀行」のグループ会社ですが、2025年3月から「ステップアップ円預金」が設定されました。
これは、円普通預金の金利が残高によってアップし、最大0.40%になるというもの。ただし、利息をPayPayポイントで受け取ると+0.1%加算され、最大0.5%になるんですね。
条件は2パターンあり、29歳以下の場合は残高10万円までは0.20%、100万円までは0.30%、100万円以上で0.40%に。30歳以上では残高が50万円までは0.20%、200万円までで0.30%、200万円以上で0.40%になります。
いずれの場合もPayPayポイントで受け取れば+0.1%加算されるので、PayPayをよく使っている人は要チェックですね。
●【公式】PayPay銀行は→こちら

※この記事は2025年12月2日時点の情報です。今後、金利や適用条件は変更される場合があります。
※この記事中の金利は税引き前のものです。利息には20.315%の税金がかかります。





