観たい番組をリアルタイムだけではなく、一人ひとりが都合のいい時間に視聴できる民放公式テレビ配信サービス「TVer」。同サービスの認知度や利用率はどの程度なのでしょうか。今回は、「スマホ・ケータイ所有者の動画サービス利用と民放公式テレビ配信サービス『TVer』利用動向について」の調査をご紹介します。
TVerの認知率は約8割! 利用率も年々増加傾向
モバイル社会研究所では、全国の15~79歳男女6440人を対象に「スマホ・ケータイ所有者の動画サービス利用と民放公式テレビ配信サービス『TVer』利用動向について」の調査を実施。
まずはじめに「無料動画サービス認知率・利用率」を調査すると、「YouTube」がほぼ100%(96.8%)と圧倒的な認知率であることが明らかになりました。
一方「TVer」も約8割(78.4%)にのぼっており、YouTubeよりは劣っているものの、高い認知率を誇っています。また、利用率は年々増加しており、本調査における「TVer」の利用率は25.1%でした。
次に性年代別で「TVerの利用率」を調査すると、女性全体で27.0%、男性全体で23.3%という結果に。女性の中で特に利用率が高かったのは20代女性で34.5%、次いで40代女性が33.5%、30代女性が29.7%となりました。
男性で利用率が高かったのも20代の26.9%で、主に若い世代で利用されていることがわかります。
続いて、職業別に「TVerの利用率」を調査すると、学生が3割超(31.8%)で最も高い結果になりました。次いでパート・アルバイト、公務員が同率で28.2%、会社員が26.5%となっています。
スマホやパソコンで手軽に地上波放送を視聴することができ、見逃し配信もおこなっていることから、学校や仕事、家事、プライベートなどで忙しい世代がTVerを利用しているのではないしょうか。
鉄道・電車での移動中にTVerを利用する人が多数
最後に、通勤通学や買い物などの移動時に、主にどのような交通手段を使っている人がTVerを利用しているのかを調査しました。その結果、鉄道・電車が27.8%で最も高い割合を占め、次いでオートバイ・自転車の26.9%、自家用車の24.8%と続きました。
高い認知度を誇り、利用率も年々増加傾向にあるTVer。多忙な人は好きな番組や気になる番組をリアルタイムで視聴できないこともあるため、TVerを利用して移動中に効率よく視聴しているのかもしれません。
出典元:【モバイル社会研究所】
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