FFシリーズは物語を最前列で見られるRPG!
次は、FFシリーズの特徴を紹介しましょう。FFシリーズといえばやはり美麗で壮大なグラフィックや音楽。また、ド派手な召喚獣が使えたり、ムービーでストーリーが進行することが挙げられます。
また、ドラクエよりシリーズのつながりは薄く、どこから始めても楽しめるという特徴もあります。
それぞれのタイトルが独立しているため、共通しているキャラクターは少ないですが、シリーズ通して“シド”というキャラクターがいたり、召喚獣やクリスタルを巡る物語などが共通しています。
【1】映像表現や演出で物語にプレイヤーを引き込む
FFシリーズの特徴として、映像などのグラフィック面で物語に引き込む演出を多用していることが挙げられます。FF6ではゲーム内にオペラ劇場でのイベントがあり、音楽と映像、歌詞で魅せてくれました。
シリーズ通して印象的な楽曲が多く、ファイナルファンタジーのBGMだけで作られた音ゲー「シアトリズムシリーズ」も人気です。
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また、ドラクエシリーズと大きく違うのは戦闘中のキャラクター表現です。ドラクエシリーズでは、主人公たちの攻撃シーンなどはほとんど描かれませんが、FFでは剣で斬ったり魔法を唱えたり、アイテムを使ったりとさまざまな動きを見せてくれるのです。
筆者も、キャラクターが成長するにつれて動きのバリエーションが増えていくので、ストーリーを追うごとにどんどんハマっていったように思います。
さらに、FFシリーズおなじみの乗り物「飛空艇」では爽快感などを演出し、ドラクエとの違いを感じたものでした。
【2】FFといえば圧倒的な召喚獣!
FFシリーズの魅力のひとつとして、圧倒的な力を持った「召喚獣」が挙げられます。召喚獣は『ファイナルファンタジーIII』で初登場し、名称が変わったりしていますが以降すべてのシリーズで登場しています。
召喚獣とは、魔力や魔石によって強大な力を持った魔獣・妖精などを召喚し攻撃を与える、いわゆる魔法の一種。召喚シーンが大迫力で、その圧倒的な火力や演出に魅了された人も多いのではないでしょうか?
人気のある召喚獣も多く、サボテンダーやトンベリ、カーバンクル、シヴァなど、FFシリーズを遊んだことがある人なら、誰しも1体は推し召喚獣がいることでしょう。
ちなみに、筆者は「ようじんぼう」がデザイン的に大好きでした。
【3】タイトルそれぞれで独立しているため途中からでも遊びやすい
ドラクエシリーズは、ナンバリングを超越して世界観がつながっているタイトルがありますが、FFシリーズはとくにタイトルごとのつながりはないため、どこから始めても違和感なく遊べます。
また、世界観もタイトルごとに違うのも特徴。ファンタジー世界に魔導アーマーという兵器を登場させた『ファイナルファンタジーVI』、ファンタジーとインダストリアル系を融合させた『ファイナルファンタジーVII』、現代的な世界観の『ファイナルファンタジーVIII』など、バリエーションも豊かです。
毎回タイトルごとに新鮮に楽しめるのがFFの魅力と言えるでしょう。
【4】映像がキレイなハードから発売される
ドラクエが遊びやすいハードを選択したのに対し、FFシリーズは各時代の映像美が楽しめる高性能ハードで出されることが多いイメージです。
とくに2024年に発売された『ファイナルファンタジーXVI』ではPS5以外にSteamなどのパソコンでも遊べるようになり、コンシューマー以上の映像美を楽しむことができました。
この傾向は、ゲーム内にムービーシーンが登場する『ファイナルファンタジーVII』から見られ、『ファイナルファンタジーVIII』では主題歌として王菲「Eyes On Me」が流れるほど、ムービーに力を入れています。
このようにFFでは、美麗なムービーシーンがイベントなどで登場するため、映像がキレイな高性能ハードで発売されることが多いのです。
まとめ
いかがでしょうか? 今回は「ドラクエ」シリーズと「FF」シリーズを比較してみました。どちらもスクウェア・エニックスの和製RPGの2大タイトルというだけで、そのコンセプトはまったく違うものです。
ドラクエは王道の西洋ファンタジー世界で、物語への没入感を重要視していますが、FFのほうはファンタジーと機械をあわせた世界観。まるで、映画を見ているかのような映像美やムービーなどでストーリーに引き込まれていきます。
アナタは「ドラクエ」と「FF」どっち派でしょうか?
※サムネイル画像は(Image:「スクエア・エニックス」公式サイトより引用)
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