付属アプリでVHSをデジタル化してみよう!
パソコンにインストールした「Honestech VHS to DVD 3.0 SE(以下VHS to DVD)」を起動したら、最初に「オプション」をクリックして設定を確認します。
まず、ビデオデバイスは「USB Video」にして、オーディオデバイスを「デジタルオーディオインターフェイス」に設定しましょう。
録画形式は「WMV」なども選べますがMP4は選択できないので、もっとも一般的な「DVD(MPEG2)」の「最高画質」を選択しておきます。
接続設定が正しければアプリの画面に、VHSの映像が表示されますので「1.録画」タブで「録画」ボタンを押せばすぐに録画が開始されます。
VHSの再生が終わったら「停止」を押しましょう。デフォルトでは「ドキュメント」の「VHS to DVD」フォルダにMPEG2動画が保存されているはずです。
付属アプリでVHSを録画する手順
「VHS to DVD」で録画した動画は、720×480のMEPG2でビットレートは8Mbps(29.97fps)。音声はステレオ2chです。
これはDVD用のMPEG2なので、そのまま「VHS to DVD」でカット編集してDVDビデオ化できます。また、MP4に変換する機能もありますが、これはPSP用なのでサイズが320×240と小さくなってしまいます。
もし、720×420のままMP4化してスマホなどで見たい場合は、無料アプリの「Free Audio Video Pack」などを使って変換すればいいでしょう。
●Pazera Software「Free Audio Video Pack」は→こちら
MPEG2をMP4に変換する手順
Microsoft「Clipchamp」で録画することも可能!
Windows 10や11では「Clipchamp」というビデオ編集アプリが標準で搭載されているのをご存じでしょうか?
Clipchampは無料なのにビデオの細かいカット編集はもちろん、字幕やトランジション、音楽まで追加できる本格的なビデオ動画アプリ。
実は、このClipchampにはカメラ録画機能があるので、今回Amazonで購入した「USB2.0 ビデオキャプチャー」を使ってVHSを録画することも可能となっています。
しかも、Clipchampなら録画した動画を細かく編集したあとに、MP4形式でエクスポート(出力)できるんですよ。
まず、Clipchampを起動して「ビデオの作成」画面から「録画と作成」→「カメラ」を選択すると、VHSで再生した画面が表示されます。あとは、画面下の赤いボタンを押せばすぐに録画が開始されます。
録画終了後、「保存して編集」を押せばビデオクリップがWebcam形式で保存され、編集画面に切り替わります。
Clipchampならここで細かい編集も可能なので、編集作業が終わったら画面右上の「エクスポート」を押しましょう。これで、MP4形式の動画が出力されるのです。
●Microsoft「Clipchamp」(公式)は→こちら
ClipchampでVHSを録画&MP4出力する手順
まとめ
いかがでしょうか? 今回はVHSを自分のパソコンで手軽かつ安価にデジタル化する方法を紹介しました。
VHSをMP4形式などでデジタル化しておけば永久保存できますし、スマホでいつでも鑑賞することができます。
慣れないと、最初はいろいろと難しいこともあるでしょうが、たった2,000円ほどのデバイスでとりあえずVHSをデジタル化することができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
※文中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2025年1月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。