家庭用ゲーム機といえば、やはり「Nintendo Switch」と「PlayStation 5」の2機種が人気ですよね。もし、これから家庭用ゲーム機を買うとしたら、いったいどちらがいいのでしょうか? そこで今回は、この2機種の推しポイントがどこなのかじっくり解説しましょう。
そもそも「Switch」と「PS5」ってどんなゲーム機?
現在、家庭用ゲーム機のツートップといえば「Nintendo Switch(以下:Switch)」と「PlayStation 5(以下:PS5)」を思い浮かべる人が多いでしょう。
任天堂の「Switch」は2017年3月に発売開始され、世界で1億4,600万台以上売れている大人気ゲーム機(任天堂調べ・24年9月現在)。
本体+ドック+Joy-Conなどがセットになった価格は3万2,978円で、どちらかと言えばカジュアルにゲームを遊びたい人に人気のゲーム機です。
●任天堂「Nintendo Switch」(公式)→こちら
一方、ソニーの「PS5」は2020年11月に発売され、当初は半導体不足の影響もあって供給台数が少なく、なかなか買えない状況が続きました。
もちろん、現在は普通に購入でき、すでに5,600万台以上の累計実売があります(ソニー調べ・24年4月現在)。
PS5は本体価格が非常に高く、じっくり腰を据えてゲームで遊ぶ人や、グラフィックが美しい「格闘ゲーム」や「FPS」などの対戦ゲームが好きなユーザーが多い印象です。
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「Switch」の推しポイントは?
Switchは現在3機種あり、標準モデルの「Nintendo Switch」が3万2,978円、高画質な「Nintendo Switch 有機ELモデル(以下:有機ELモデル)」が3万7,980円、そして、携帯専用版の「Nintendo Switch Lite(以下:Lite)」が2万1,978円で販売されています。
まず、通常の「Switch」と「有機ELモデル」の特徴は、Joy-Conが本体から取り外せること。そして、HDMI接続でテレビに映像を出力できることです。
「Lite」のほうは携帯専用機なので、本体とコントローラーが一体になっており5.5インチのディスプレイを備えるため、映像の外部出力機能はありません。
次に、「Switch」と「有機ELモデル」ではディスプレイサイズが違います。「Switch」のほうは6.2インチの液晶ですが、「有機ELモデル」のほうは7.0インチと大きく、有機ELディスプレイを採用して画面が美しいのが特徴となっています。
また、本体メモリーの容量にも違いがあり、「有機ELモデル」が64GBなのに対し「Switch」と「Lite」は32GBしかありません。
バッテリーの持ちは利用環境や遊ぶゲームで変わってきますが、「Swtich」が約2.5~6.5時間、「有機ELモデル」は約4.5時間~9時間で、「Lite」は約3時間~7時間となっています。
ちなみに、「Lite」は“携帯モード”に対応したゲームしか遊ぶことができません。携帯モードに対応していてもJoy-Conの「HD振動」「モーションIRカメラ」「Joy-Con内蔵のモーションセンサー」に対応しているゲームでは遊び方が制限されます。
では、こうした基本性能の違いを踏まえたうえで、Switchの推しポイントをチェックしていきましょう。なお、これはPS5のマイナス面にもなります。
【1】「マリオ」や「ゼルダ」といった任天堂の大人気タイトルが遊べる!
日本国内で発売されたSwitch用ゲームタイトルは、2024年3月現在で1,900本です(任天堂調べ)。
そのなかでも、とくに人気が高いのが「マリオ」や「ゼルダ」シリーズですが、これは任天堂が開発したゲームなので、当然、Switchでしか遊ぶことができません。
ほかにもSwitch専売タイトルは多く、そのほとんどが人気タイトルなので、そうした専売タイトルを遊べることが、実はSwitchのもっとも大きな魅力になっているのかもしれませんね。
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【2】本体価格が安い
ライバルのPS5はデジタル・エディションでも7万2,980円と非常に高価ですが、Switchなら3万2,978円と半額以下で購入できます。さらに、Liteであれば2万1,978円で安価に買えるのも意外と大きなポイントかもしれません。
とくに、小さな子どもにせがまれてゲーム機を購入する親にしてみれば、この価格差は非常に大きいはずです。
もちろん、自分でゲーム機を買える大人であれば、価格が安いからという理由だけで、Switchを選ぶということはないでしょう。
【3】外でも遊べる
PS5と違い、Switchはバッテリーを備えた小型ゲーム機なので、屋外でもゲームを楽しむことができます。
そのため、友だち同士で集まって一緒に遊んだり、公園や車のなかでも遊べるのが大きな魅力となっています。
とくに、車や電車のなかで子どもがおとなしく遊んでいてくれるのは、親にとっては非常にありがたいことでしょう。