iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト スマホライフPLUS
スマホライフPLUS > パソコン・ITニュース > Windows 10終了後に代替となり得る『Windows 11』以外のOS3選
New

Windows 10終了後に代替となり得る『Windows 11』以外のOS3選

Windows 10のサポート終了が迫っています。以下の手順でバージョンが「22H2」と表示されていれば、2025年10月まではMicrosoftのサポートが受けられますが、いずれにしてもサポート終了が近いことに変わりはありません。

・【1】スタートボタンをクリックし、検索窓に「winver」と入力
・【2】「winver」をダブルクリック
・【3】「Windowsのバージョン情報」で確認

一方、Windows 11はPC側に高いスペックを要求するOSでもあり、Windows 10が快適に動作するPCでもWindows 11の対象外となるケースが非常に多いのも事実です。たとえばアップデート画面で「このPCは現在、Windows 11を実行するための最小システム要件を満たしていません」と表示された場合は、Windows 11へのアップグレードはできません。

そこでこの記事では、現在使用しているPCをWindows 11にアップグレードできない際に代替となり得るOSをいくつかご紹介します。

【1】 Ubuntu LTS(長期サポート版)

Ubuntu LTS(Long Term Support)は、個人ユーザーはもちろん、ビジネスユースにもおすすめ。Ubuntu LTSは無料で利用でき、長期サポートが提供されるオープンソースOSとして、Windows 11への移行が難しい場合の代替OSとして注目されています。

システムリソースが限られた古いPCでも動作可能なため、ハードウェアの更新が難しい場合にも適しています。また、Ubuntu LTSは豊富なドキュメントとコミュニティサポートがあるため、Linux初心者でも比較的簡単に導入できます。

【1】 Ubuntu LTS(長期サポート版)1
(画像は「Ubuntu」公式サイトより引用)
この記事の画像(5枚)

Ubuntu LTSの最大の特徴は、5年間の長期サポートが提供される点です。安定性が保証され、セキュリティ更新やバグ修正が定期的に行われます。

【1】 Ubuntu LTS(長期サポート版)2
(画像は「Ubuntu」公式サイトより引用)

2025年3月時点で提供されているUbuntu LTS(長期サポート版)のバージョンは『Ubuntu Desktop 24.04.2 LTS』であり、「2029年4月までの5年間、無料のセキュリティアップデートおよびメンテナンスアップデートが保証されています」。つまり2029年までは安心してOSを使い続けることができます。

なお、Linuxディストリビューション全般に言えることですが、ハードウェア互換性やアプリケーション環境には注意が必要です。たとえばWi-Fiドライバーやグラフィックカードのサポートが不完全な場合があるため、事前の動作確認を行うことをおすすめします。

【2】Linux Mint(Cinnamon)

Linux Mintは、Windowsユーザーが違和感なく移行できるUI設計が特徴のOSです。Ubuntuと同様に「Linuxディストリビューション」の一種に位置づけられます。

【2】Linux Mint(Cinnamon)1
(画像は「Linux Mint」公式サイトより引用)

Linux Mintの最大の特徴は、Windowsに近い操作感を実現したデスクトップ環境「Cinnamon」を搭載している点です。Linux Mintでは「Cinnamon」「MATE」「Xfce」という3通りのデスクトップ環境が提供されており、このうちの「Cinnamon」がWindowsに近い操作性で利用可能であり、定評があります。

Windowsに近いデスクトップ環境で『Wine』や『PlayOnLinux』を利用することで、Windowsアプリの実行もスムーズに行えます。総じて使用感の面でも、見た目の部分でも、『Linux Mint』のCinnamonを使用することで、Windowsアプリケーションに依存しているユーザーにとって移行のハードルが低くなります。

なお、Ubuntuに比べてLinux Mintは比較的軽量なディストリビューションと位置づけられます。手元のPCにUbuntuを導入したところ「動作が重かった」という場合に、乗り換える先のOSとしてもおすすめです。

【3】Zorin OS

【3】Zorin OS1
(画像は「Zorin Group」公式サイトより引用)

Zorin OSは、WindowsやmacOSのデスクトップレイアウトを想起させる直感的なUIと柔軟なカスタマイズ性が特徴のOSです。

まず、Zorin OSにはデフォルトで4通りのレイアウトが提供されており、さらに有料版『Zorin OS Pro』を購入することで伝統的なWindows風レイアウトやMac風レイアウトも再現可能です。

Zorin OSではインストール時点でブラウザ(Firefox)やオフィススイート、画像編集ソフトなどが一通り入っているほか、サードパーティー製アプリ(Zoomなど)も簡単にインストールできます。Windows風レイアウトでFirefoxを使用すると、ほぼWindows PCと操作性に差がありません。

【3】Zorin OS 2
(画像は「Google Play」より引用)

Zorin OSの最大の特徴は、そのカスタマイズ性とAndroidスマートフォンとの連携機能「Zorin Connect」を提供している点です。

「Zorin Connect」では、モバイルデバイスとPC間の柔軟なファイル共有や通知の同期を実現しています。総じてマルチデバイス連携を重視するユーザーや、デザインの柔軟性を求めるクリエイターにとって、最適な代替OSと言えるでしょう。

※サムネイル画像(Image:Anton Watman / Shutterstock.com)

スマホライフPLUS編集部

スマホライフPLUS編集部

スマホライフPLUSは、スマホやデジタルサービスを活用するための情報を提供するITメディアです。
iPhone・Androidの便利な使い方、SNSの活用術、キャッシュレス決済、ネット銀行、金融アプリなど、日常生活に役立つテクニックやお得な情報を紹介・レビューしています。スマホが欠かせない時代に、より賢く活用するためのヒントを独自の視点から発信しています。

Windows 10終了後に代替となり得る『Windows 11』以外のOS3選のページです。スマホライフPLUSは、【パソコン・ITWindows 11MicrosoftLinuxWindows 10】の最新ニュースをいち早くお届けします。