突然だが、あなたはWindows派だろうか。それとも、Mac派だろうか。
筆者の体感では、クリエイティブな仕事をしている人や、個人で起業をしている人はMacを使用している人が多い印象だが、企業から支給されるPCがWindowsという人もとても多い。
WindowsはMicrosoft社が提供するOSのため、マシンそのものは各PCメーカーが製造しており、導入コストを下げやすいことがその要因とされているが、OSのアップデートに伴い、PCの買い替えが発生することに頭を悩ませる人も多いのではないだろうか。
そこで今回は、Windows 7でまだまだ頑張る人に朗報な、今話題のポストを紹介していこうと思う。
Windows OSの現状
現在Microsoft社が提供しているOSは、「Windows 11」という2021年にリリースされたものだ。
一方で2009年にリリースされたWindows 7は、2020年1月14日にサポートが終了し、現在では使用にあたってのセキュリティ更新などを含めたすべてのサポートが受けられない。

しかし、「業務で使うあるソフトが、Windows 7でないと起動しない」、「Windows 7に強い愛着がある」という人々、あるいは「最新OSには対応していない、古いPCを使い続けたい」という人々が、Windows 7を愛用しているケースも見受けられる。
Windows 7の立ち上がりが遅い?
Windowsを愛用している人のなかには、「最新のOSと比べると、起動が遅い」と感じている人も多いのではないだろうか。
実はWindows 7以降を含むMicrosoft社のOSには、「プリフェッチ」や「スーパーフェッチ」という、よく使うデータを事前に読み込む仕組みが搭載されていたり、起動時にページファイルを利用したりしている。
これらの仕組みを、パソコン本体に搭載されている記憶装置(HDD)を使って処理しようとすると、なかなか時間がかかってしまう。
特にWindows 7というサポートが終了したOSを使用するために、さまざまなシステムを組み合わせている場合はなおさら、パソコンの起動にかかる時間が長くなってしまう傾向にある。
Windows 7を素早く起動するためには
そこで今回チェックしたいのが、Link.2011@Link_2011AさんがXで紹介している「Windows 7の起動を早くするためのコツ」である。


こちらのポストを見てみると、Link.2011@Link_2011Aさんのアイデアによって、Windows 7がさくさく起動している様子がわかる。
Link.2011@Link_2011Aさんによると、半導体素子を使ったNAND型フラッシュメモリ(SSD)を使うことによって、データの読み込みや書き込み時間を短縮した結果によるものであり、HDDで起動するときよりも、遥かに処理速度が短縮されるのである。
Link.2011@Link_2011Aさんのポストを見た人からは、「Win 7はHDD勢だったのでこれ見ててめちゃ早いなぁと思いました!」、「こんな速度見たことないw」など、とにかく起動の早さに感動した人々から称賛のリプライが、相次いで寄せられている。
HDDとSSDの圧倒的な違い
磁気ディスクを回転させるという物理的な方法でデータと読み書きをするHDDと違って、SSDはフラッシュメモリを使って電子的に、HDDの数倍〜数十倍の速度でデータ処理を行うことができる。
SSDが搭載されたPCを使っている人は問題がないが、Windows7以外でもHDDしか搭載されていないPCを使っている人は、なかなか起動が遅く悩んでいるというケースも珍しくない。
リプライ欄に「はっ…速えぇ…。当時はHDDでしたからね 傷んでくると、お茶淹れてゆっくり15分ぐらい置いていた記憶ですorz」とコメントを寄せている人もいるが、あまりに起動が遅いPCに悩んでいる人は、SSDの導入を検討してみてもよいかもしれない。
SSDでWin7動かすと起動が速すぎる pic.twitter.com/fhULDPasLZ
— Link.2011 (@Link_2011A) March 8, 2025
※サムネイル画像(Image:「Link.2011(@Link_2011A)」さん提供)