Googleマップは、スマホでのルート検索やカーナビ、あるいはショップやレストランなどの情報もチェックできて、とっても便利ですよね。しかし、Googleマップにはもっと便利な機能がたくさん備わっているんです。そこで今回は、Googleマップをもっと便利に使うための機能を厳選して紹介しましょう。
【目次】
1.徒歩のナビでも音声案内が使える!
2.電車のルート検索はオプションで絞り込む
3.カーナビで高速道路など経路オプションを確認する
4.カーナビで複数の目的地を加える
5.タイムラインで過去の旅行を振り返る!
6.車をどこに駐車したか位置を記憶する
7.電気自動車に適したEVプラグ充電器がある場所を探す
8.自分の位置情報を家族や友だちと共有する
9.自分の口コミや写真を他人に表示させないようにする
10.お店の詳細情報をまとめてチェックする
11.施設の車椅子対応状況を確認する
12.Googleマップの検索履歴を保存しない
13.「自転車」のルートを検索する
14.カーナビで表示される青い矢印を車型アイコンに変更する
15.地図の上を常に北向きに固定する
16.スポット情報にある動画を自動再生しないようにする
17.リマインド機能で出発時刻を通知してもらう
18.「シークレットモード」で検索履歴やルート履歴を残さない!
19.オフラインでもGoogleマップが使えるようにする
20.不要な通知が届かないようにする
21.まとめ
【1】徒歩のナビでも音声案内が使える!
Googleマップのルートナビでは、車や電車で移動しているときは音声案内が頻繁に入りますが、徒歩になるとほとんど音声案内がありません。
これでは、常にスマホ画面を見ながら移動することになるので、少し危ないですよね。そのようなときは、徒歩のナビでも音声案内が使えるように設定しましょう。
その方法は簡単です。まず、Googleマップの「プロフィールアイコン」をタップして「設定」を選んだら、「ナビ」の画面を下までスクロール。ここで「詳しい音声案内」のスイッチをオンにしましょう。
これだけで、徒歩のナビでも頻繁に音声案内が入るようになりますよ。
徒歩のナビで音声案内を頻繁にしてもらう手順


【2】電車のルート検索はオプションで絞り込む
Googleマップでも電車やバス(公共交通機関)移動のルート案内ができますが、なかなか自分の思っているルートが表示されないこともあります。
そのようなときは、「オプション」を利用することで、より自分の希望に近いルートを案内してもらうことができるんです。
このオプションでは「優先する移動手段」を選択できるほか、「乗り換え回数が少ない」や「徒歩が少ない」などのオプションを付け加えられます。
その方法は、まず、目的地までのルート検索をしたら「電車」アイコンをタップ。次に、「オプション」を選ぶと「移動オプション」が表示されます。
あとは、自分の希望するオプションにチェックを入れれば、より自分の希望に近いルートが表示されるはずです。
電車のルート検索にオプションを付ける手順

【3】カーナビで高速道路など経路オプションを確認する
常に最新情報に更新されているGoogleマップを、カーナビとして使っている人はけっこう多いでしょう。
近所への買いものだけなら、そのままでも困りませんが、長距離ドライブする場合は「経路オプション」で条件を指定したほうが適切なルートを案内してもらえます。
たとえば、「有料道を使わない」「高速道路を使わない」「フェリーを利用しない」「燃費効率が良いルートを選択」などは、ルート検索前に必ずチェックしておきたいですね。
カーナビの経路オプションを確認する手順

【4】カーナビで複数の目的地を加える
Googleマップのカーナビは、現在地から目的地までのルートだけでなく、途中で立ち寄りたい場所(経由地)を追加することもできます。
たとえば、自宅からクライアントの会社に行く前に、途中で勤務先に寄って資料を回収したい場合は、現在地から勤務先までと、勤務先からクライアントの会社までのルートを案内してもらえるので、トータルの所要時間も確認できるんですね。
ルート検索で複数の目的地を指定するには、まず、経由地までのルートを検索し、現在地の右側にある「…」をタップ。するとメニューが表示されるので「経由地を編集」を押しましょう。
ここで、最終目的地を指定すればOKですが、さらに経由地を追加することも可能となっています。もちろん、行く順番も「≡」をドラッグして簡単に入れ替えることができますよ。
ちなみに、電車(公共交通機関)でのルート検索には、この「経由地を編集」メニューはありません。
ルートに複数の目的地を設定する手順


【5】タイムラインで過去の旅行を振り返る!
Googleマップには、過去に利用した経路や訪れた場所を振り返られる「タイムライン」機能があります。
これは、過去の旅行でどこに行ったかという旅行の思い出だけでなく、そこまでのルートを表示することができます。
たとえば、バイクでのツーリングが好きな人や乗り鉄などは、この機能を使って過去の思い出のルートをいつでも振り返ることができるんですね。
タイムラインを見るには、まず「プロフィールアイコン」を押し、「タイムライン」をタップ。次に、確認したいルートの日付を選択するとその日のルートが表示されます。
タイムラインを見る手順

【6】車をどこに駐車したか位置を記憶する
初めて訪れる場所で大きな駐車場に車を止めたとき、あとで自分の車がどこにあるのか分からなくなったことはありませんか?
そのようなときは、Googleマップで駐車した場所を記録しておきましょう。
その方法は、まず、車から降りたらGoogleマップで現在位置を示す青い丸をタップ。次に、表示されたメニューから「駐車位置を保存」を押します。
すると、マップ上に(P)アイコンと「この付近に駐車しました」と表示されます。これで駐車した場所がGoogleマップに記録されるので、もう、帰宅時に自分の車の場所が分からなくて迷うことはありませんね。
駐車位置をGoogleマップに記録する手順


【7】電気自動車に適したEVプラグ充電器がある場所を探す
電気自動車ユーザーが常に気になるのが、自分の車に合ったEVプラグで充電できる場所。とくに、初めて訪れる場所では少し不安になりますよね。
そのようなときもGoogleマップが役に立ちます。実は、Googleマップに自分の使っている電気自動車のEVプラグを登録しておくと、「EVスタンド」で検索したときにそのプラグのある充電スタンドを表示してくれるんです。
その設定方法は、まず、Googleマップの設定から「自分の車」を開き、エンジンタイプを「ハイブリッド」または「電気」に指定します。
すると下に「プラグとアダプター」が表示されるので、自分の車種のプラグを設定すればOKです。
自分の電気自動車の設定をする手順



【8】自分の位置情報を家族や友だちと共有する
Googleマップでは位置情報を家族や友だちと共有できます。これは、自分の位置をリアルタイムで相手に教えたり、相手のいる場所をマップ上に表示する機能。
たとえば、自分の子どもが今どこにいるか把握したり、待ち合わせで友だちに自分の居場所を知らせたりするときに便利です。
もちろん、この機能では自分から相手に共有通知をしない限りは、他人に自分の位置情報が知られることはありません。
利用方法は、まず、Googleマップの設定から「現在地の共有」を選択。すると、ポップアップが表示されるので「現在地を共有」を押して、共有期間と共有相手を決めます。最後に「共有」を押せば位置情報を共有できますよ。
また、共有相手を決めるときに「その他のオプション」をタップすると、LINEなどを使って相手にリアルタイムの位置情報を送付することも可能となっています。
自分の位置情報を共有する手順


【9】自分の口コミや写真を他人に表示させないようにする
Googleマップでは、お店の評判などがクチコミで見られるのがけっこう便利ですよね。でも、自分が投稿したクチコミや写真なども、同じように他人に見られてしまいます。
もし、そのことを意識せずにプライベート情報が特定されるようなクチコミや写真を投稿していると危険なので、その場合はオフにしておいたほうがいいでしょう。
設定方法は、まず、Googleマップの設定を開いて「個人的なコンテンツ」を選択したら、「プロフィールに投稿を表示」の項目をオフにすればOKです。これで自分のクチコミや写真が非表示になりますよ。
自分の投稿を非表示にする手順


【10】お店の詳細情報をまとめてチェックする
ショッピングに出かけるとき、Chromeなどでお店の情報を直接検索してもいいんですが、Googleマップなら、お店の駐車場や決済方法、営業時間、電話番号などをまとめて表示してくれるのをご存じでしょうか?
まず、Googleマップ上で目的の施設をタップしたら、表示されたお店のデータのなかにある「情報」をタップします。
すると、住所や営業時間、電話番号といった情報に加えて「サービスオプション」「バリアフリー」「サービス」「決済方法」「駐車場」などがまとめてチェックできるんですね。
ルート検索をするときに、店舗の詳細情報もついでに確認できるのがとっても便利ですよ。
店舗の詳細情報を表示する手順


【11】施設の車椅子対応状況を確認する
車椅子利用者と一緒にお店や施設に行くときは、トイレや駐車場などがどこまで車椅子に対応しているか事前に確認したいですよね。
実は、Googleマップには施設の車椅子対応状況を表示する機能もあるんです。
この機能を使うには、まず、Googleマップの設定を開き「バリアフリー」を選択したら、「車椅子対応の場所」のスイッチをオンにします。
この設定をした状態で検索すると車椅子対応施設が表示され、その施設の「車椅子対応の入り口」を示してくれるようになったりしますよ。
また、車椅子対応トイレなどは、【10】で紹介した「情報」から確認することも可能となっています。
施設の車椅子対応状況を表示させる手順



【12】Googleマップの検索履歴を保存しない
Googleマップを長年使っていると、検索履歴がどんどん溜まっていきますので、万一、他人にスマホを見られてしまうと、アナタが検索した場所がすべてバレてしまいます。
もし、自分の検索履歴を残したくない場合は、Googleマップの設定から「マップの履歴」を選び、「ウェブとアプリのアクティビティがオン」を選択。
「マップのアクティビティ」が表示されたら「ウェブとアプリのアクティビティ」で「オフにする」を選択しましょう。
これで、今後はGoogleマップの検索履歴が保存されなくなりますし、「オフにしてアクティビティを削除」を選ぶと、過去のアクティビティも削除できます。
Googleマップの検索履歴を保存しないようにする手順


【13】「自転車」のルートを検索する
以前は車や電車、徒歩しかルートを調べることができなかったGoogleマップですが、実は2020年から「自転車」のルートを調べることもできるのをご存じでしょうか?
使い方は簡単で、まず、通常のルート検索をしてから手段で「自転車」を選択します。これで自転車に適したルートが表示されるんですね。
実際に試してみると、確かに車や徒歩のルートとは異なって、急な坂道や階段を回避して自転車に適したルートを案内してくれるようです。
しかも、自転車のナビを利用しているときは音声ガイダンスも使えるので、スマホの画面を見なくても安全に走行できるんですね。
自転車のルートを検索する手順

【14】カーナビで表示される青い矢印を車型アイコンに変更する
Googleマップでカーナビを利用するとき、自分の位置は青い矢印アイコンで表示されます。
もし、カーナビをメインで使うなら、このアイコンを車型アイコンに変更しておくといいでしょう。
設定方法は簡単です。まず、Googleマップでナビを実行中に、地図上に表示されている青い矢印をタップしたら、表示したい車アイコンと色を選ぶだけ。アイコンは全8種類用意されており、そのなかの5車種は色も変更できるのです。
とくに、機能的に何か変化するわけではありませんが、よく車で出かけるなら、アイコンを車に変更したほうが気分が上がるかもしれませんね。
自分のアイコンを車にする手順


【15】地図の上を常に北向きに固定する
Googleマップでは、デフォルトで自分の進行方向が上になるように変えるとマップも合わせて回転してくれます。
しかし、紙の地図に慣れている人は、常に地図の上が北向きでないと使いにくいと感じることがあるようです。
そのような場合はGoogleマップの設定を開き、「ナビ」を選択して「地図を北向きに固定」のスイッチをオンにしましょう。これで、地図が常に北を上にした状態で表示されます。
地図の上を常に北向きに固定する手順

【16】スポット情報にある動画を自動再生しないようにする
Googleマップではスポットの情報のなかに、写真と一緒に動画が投稿されていることがありますよね。
この動画は、デフォルトだと常に再生するように設定されているため、意外とスマホのデータ通信量を消費してしまいます。
そこで、動画の再生をオフにするか、Wi-Fi接続時のみに再生するように設定変更しておくといいでしょう。
設定方法は、まず、Googleマップの設定を開いたら「動画の設定」をタップ。次に「自動再生(Wi-Fi 接続時のみ)」か「自動再生(オフ)」を選択すればOKです。
動画の自動再生を停止する手順

【17】リマインド機能で出発時刻を通知してもらう
Googleマップでは、目的地の到着時刻を含めて検索すると、いつ出発すればいいかが分かります。しかも、リマインド機能で出発時刻になったら通知してくれるんです。
設定方法は、まず、Googleマップで出発場所と目的地を決めたら、出発場所の右側にある「…」をタップします。すると、メニューが表示されるので「出発時間の通知を設定」を選びましょう。
あとは、出発か到着時間をタブで選び、通知してもらいたい時間を指定すればOKです。
とくに、到着時刻を設定したときに、何時に出発すればいいかを通知してくれる機能はかなり便利なので、ぜひ使ってみてください。
出発時間を通知してもらう手順



【18】「シークレットモード」で検索履歴やルート履歴を残さない!
Googleマップは、検索履歴や自分が辿ったルート(アクティビティ)を常に記録するようになっています。
これは、Googleマップを便利に使うために必要なことなのですが、プライベート情報なので、やはり、Googleマップでアクティビティを記録したくない人もいるでしょう。
そのようなときは、ぜひ「シークレットモード」を使ってください。これは、検索履歴や自分のルートをGoogleアカウントに保存しないモードです。
設定方法は、まず、「プロフィールアイコン」をタップしたら、メニューで「シークレットモードをオンにする」を選択。すると、ポップアップが表示されるので「閉じる」を押せば完了です。
これで、画面上部に「シークレット モードがオンになっています」と表示され、プロフィールアイコンが帽子と眼鏡に変わっているはずです。
解除するには、帽子と眼鏡アイコンをタップして「シークレット モードをオフにする」をタップすればOKですよ。
シークレットモードに設定する手順

シークレットモードを解除する手順

【19】オフラインでもGoogleマップが使えるようにする
旅行先によっては、Wi-Fiやデータ通信がまったく使えない場合もあるでしょう。そうなると、当然、Googleマップが利用できなくて困りますよね。
もし、郊外の山や海といった電波が弱そうな場所に行くなら、事前にその地域の地図をダウンロードしておくのがオススメ。
地図データをダウンロードするには、まず、Googleマップで該当地域を表示して、「プロフィールアイコン」をタップ。次に、メニューから「オフラインマップ」を選択して「自分の地図を選択」を押します。
すると、その地域の地図のデータを「ダウンロード」することができますよ。
ダウンロード後に、実際にオフライン マップを表示するには「プロフィールアイコン」から「オフライン マップ」を開き、「ダウンロードした地図」のなかから目的の地図を開けばOKです。
なお、オフラインマップは、ダウンロードから30日後に自動的に削除されるようになっています。
地図データをダウンロードする手順




【20】不要な通知が届かないようにする
Googleマップを使っているときに通知が届くことがありますが、不要な通知は邪魔なだけですよね。そのようなときは通知設定をオフにしてしまいましょう。
設定方法は、まず、Googleマップの設定から「通知」を選択。すると、通知設定画面が開くので不要な通知を選んでオフにすればOKです。
不要な通知が届かないようにする手順

まとめ
いかがでしょうか? とっても便利なGoogleマップですが、今回紹介した機能を利用すれば、今よりもっと便利に使えると思います。もし、便利そうなものがあれば、ぜひ一度試してみてください。
なお、今回の画面は基本的にiPhone 14(iOS 18.3)を利用しています。Androidでは多少画面や機能が異なる場合もありますのでご了承ください。