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キングジム『ポメラ』は高すぎる? それでもライターや小説家に愛され続ける理由とは

キングジムの電子メモ「ポメラ」は、文章作成に特化したデバイスとして多くのライターや小説家から支持されていますが、その価格に躊躇する方も多いのも事実です。

詳しくは後述しますが、たとえば最新版のDM250の価格は約4万円ほど。安価なノートPCなら十分購入できる価格ということもあり、「本当にポメラでなければいけないのか?」と思う方もいるでしょう。

そこでこの記事ではポメラの価格と機能を詳しく分析し、なぜ多くのクリエイターがこの「書くことだけに特化した」デバイスに価値を見出しているのかについて探っていきます。

ポメラの価格と基本仕様

ポメラの価格と基本仕様1
(画像は「キングジム」公式サイトより引用)
この記事の画像(4枚)

ポメラDM250の価格は販売店によって異なりますが、キングジム公式の価格は60,280円。なお、Amazonでは40,736円で購入可能ですが、38,000円台で購入できる販売店もあります。

この価格はノートPCやタブレットと比較しても決して安いとは言えないでしょう。

すると「文章作成のみに特化している」ポメラは単なる電子機器として見ると、値段の割にできることが少ないのは事実でしょう。ではポメラがPCやタブレット、スマホと比較したときに持っている「独自の強み」などには何が挙げられるのでしょうか?

ポメラと他のデバイスの比較

ポメラと比較対象になりがちなのは、4万円ほどという価格帯からやはり「PC」「スマホ」です。起動時間や重さ、入力方法などの面で比較してみましょう。

ポメラと他のデバイスの比較 1
(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

やはりポメラは「文章作成に特化した専用デバイス」という点が大きな特徴です。軽量ボディにATOK(※日本語変換システム)を搭載し、打ちやすい物理キーボードを備えています。電源を入れてから約2秒で起動する即時性と、インターネット接続ができない「からこそ」の集中した執筆環境を得られるデバイスだと言えるでしょう。

ライターや小説家がそれでもポメラを選ぶ3つの核心的理由

ポメラを愛用している小説家としてはたとえば羽田圭介さんなどが知られています。また、ライターにも多くのポメラ愛好者がいます。では、なぜポメラは書き手に長らく愛されているデバイスなのでしょうか?

具体的な理由を3つ、ピックアップしてみましょう。

ライターや小説家がそれでもポメラを選ぶ3つの核心的理由1
(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

1. 「書くこと以外の機能をすべて排除」

ポメラ最大の特徴は「書くこと以外の機能をすべて排除した」設計思想にあります。ネット接続ができないため、SNSの通知やメールチェックといった誘惑が一切ありません。PCやスマートフォンでは実現できない「スマホ断ち」状態を強制的に作り出せる点が、多くのライターから支持されています。

なお意外と「書くことだけ」に徹底してフォーカスしたデジタルデバイスはポメラの他にはなく、その書きやすさにも定評があります。たとえばポメラの物理キーボードは素材や手触りの評判も良く、加えて「親指シフト」にも対応しているなどさまざまな入力方法に対応しています。

2. アイデアを逃さない「即起動」

ポメラは電源ボタンを押してから約2秒で起動し、すぐに書き始められるようになります。これはPCの起動時間(平均30秒~1分)や、アプリケーションの立ち上げ時間と比較しても圧倒的な速さです。こうした「起動の早さ」はクリエイティブな作業において「思いついた瞬間に書き始められる」という点で、創作やメモに適しています。

ちなみにポメラはDM250及びDM200でバッテリー式の充電、それ以前のモデルでは乾電池による動作が長らくサポートされてきました。いずれのモデルでも「コンセントやWi-Fiの有無に惑わされることなく即起動して、利用できる」のも嬉しいポイントです。

3. コンパクトかつ目が疲れない執筆環境を実現できる

ポメラは軽量さとコンパクトサイズ(やや小ぶりなノート程度の大きさ)により、電車の座席やカフェの狭いテーブルでも快適に執筆できます。バッテリー駆動時間は約20時間と長く、外出先での使用にも適しています。

そして何よりも「目が疲れない」のも嬉しいポイントです。ポメラはバックライトを搭載してはいますが、背景を黒にして白文字で使うことができるため長時間画面を見つめていても負担が小さいです。

よって携帯性が高く、目も疲れないため「スマホでの執筆」「PCでの執筆」に比べて長時間の作業に適します。眼精疲労の悩みがある一方で、文章作成作業がお好きな方は購入してみる価値があります。

ポメラは本当に高すぎる?

ポメラの価格が「高い」かどうかは、使用者の執筆スタイルや生産性への影響によって大きく異なります。少なくとも「執筆のみに特化したデバイス」は万人向けとは言えないでしょう。そのため利用シーンや適したユーザーが限定的であることは間違いありません。

そのため「4万円ほどの出費で、以下の執筆環境が手に入ることは魅力的か」を要素ごとに考慮するのがおすすめです。

・目が疲れにくい
・出先でパッとデバイスを開いて執筆ができる
・ATOK搭載
・親指シフトが可能

職業として文章を書く人にとっては、これらのメリットが価格差を上回るケースが多いようです。一方で、趣味でたまに文章を書く程度のユーザーには「機能に対して価格が高い」と感じられるかもしれません。

つまりポメラの真の価値は、スペック上の数値ではなく、実際に使用したときの執筆体験で測るべきものなのです。いわば昔の小説家が「原稿用紙と万年筆にこだわる」ように、いまのライターや小説家はポメラを選んでいると言えるかもしれません。

【参考】筆者のポメラ体験談

ちなみに筆者は2014年8月にポメラDM100を購入し、現役で使用しています。

【参考】筆者のポメラ体験談1
(画像はスマホライフPLUS編集部撮影)

DM100は電池式のため、充電式の乾電池を使用していますが、10年以上が経っても電池の持ちは良く、また、動作が重いといったことも一切ありません。そもそも10年以上使い続けられるデバイスというのは稀ではないでしょうか。

つまり、価格だけ見たら一見高いように思えるポメラですが、同じ価格帯のPCを10年使い続けることはほぼできないことを考えると、「執筆だけに特化したデバイスがほしい」という場合、ポメラはベストな選択肢と言えるでしょう。

※サムネイル画像は(Image:「Amazon」より引用)

スマホライフPLUS編集部

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