パソコンを使い慣れてしまうと、手書きの履歴書を用意するのは意外と大変なもの。これについて、受け取る側はどのように感じているのでしょうか。企業の人事・採用担当者を対象に行った調査結果を見てみましょう。
企業の人事・採用担当者の3割以上が「履歴書は絶対パソコンがいい」と回答
株式会社キュービックは、企業の人事・採用担当者553人を対象に、「履歴書は手書きとパソコン作成どちらがいいのか」について調査し、その結果を転職活動や新しいキャリアの選択を支援するサービス「ミライトーチ」にて公開しました。
まず「履歴書はパソコン作成と手書き、どちらがいいか?」という質問について、最も多かった回答は「絶対パソコンがいい」の34.5%、次いで2位が「どちらかというとパソコンがいい」の34.2%、3位が「どちらかというと手書きがいい」の15.9%、4位が「絶対手書きがいい」の4.9%、5位が「どちらも変わりない」の10.5%という結果となりました。
「絶対パソコンがいい」「どちらかというとパソコンがいい」を合わせたパソコン派は68.7%、「絶対手書きがいい」「どちらかというと手書きがいい」の手書き派は20.8%で、パソコン派が多数を占めていることがわかります。
履歴書はパソコンのほうがいい理由の第1位は「読みやすい」
次に、パソコン派の380人を対象に「パソコンのほうがいい理由」ついて尋ねています。すると最も多かった回答は「読みやすい」の270票で、次いで2位が「管理がしやすい」の233票、3位が「応募者側も負担が少ない」の150票、4位が「応募者のPCスキルを測れる」の103票、5位が「手書きは読みにくい場合が多い」の88票、5位が「誤字が少ない」の57票という結果になりました。
「読みやすい」「管理がしやすい」「応募者側も負担が少ない」といった上位の回答から、双方の効率を重視している傾向が伺えます。
手書き派が重視しているのは“応募者の感情面”
一方、手書き派の115人にも同様に「手書きのほうがいい理由」ついて質問。すると、最も回答が多かったのは「手書きのほうが気持ちがこもっている」の65票でした。次いで2位は「文字から人となりがなんとなくわかる」の59票、3位は「手間な分、入社意欲を感じられる」の50票、4位は「丁寧な印象を受ける」の46票、5位は「パソコンだと他の企業と流用している感じがわかってしまう」の27票でした。手書き派は、文字から感じる思いや人物像といった感情的な面を重視していることが伺えます。
今回の調査から、企業の人事・採用担当者は効率を重視する傾向にあり、履歴書はパソコンのほうが良いと思っている担当者が6割を超えることがわかりました。一方で、手書きを重視している担当者は、そこに込められた人柄を見ていることも判明。パソコンスキルを見られるのか、人柄を見られるのかは企業や採用担当者によって異なりますが、いずれにしても、心のこもった履歴書を持って面接に臨みたいですね。
出典元:【ミライトーチ】
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