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間もなく『Windows 10サポート終了』!今からでもできる6つの対策とは?

【3】ネットに接続せずにそのまま使い続ける

サポートが終わった10月15日以降でも、Windows 10パソコンの電源は入りますし、問題なくそのまま使い続けることができます。

ただし、セキュリティのアップデートが受けられないので、今後は脆弱性がそのまま放置されてしまいます。これでは、ウイルスに感染したり不正アクセスされてしまう可能性が高くなるでしょう。

最悪、自分のパソコンが乗っ取られて犯罪に利用されたり、自分のパソコンからウイルスメールがアナタ名義で送信されることもあり得ますので、自分だけの被害では済まない場合もあります。

逆に言えば、ネットにさえ接続しなければ10月15日以降も、安全にWindows 10パソコンを使い続けられます。たとえば、文章を書いたりアプリを使って写真の修正や動画の作成などすることは可能でしょう。

調べ物はスマホで行えばいいので、そのような使い方もできますが、さすがに現代においてネットにつながっていないパソコンでできることには限界があると思います。

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10月15日以降もWindows 10を安全に使いたいなら、とりあえず、ネット(Wi-Fi/LANケーブル)に接続しなければOKです。ただし、ネットに接続されていないパソコンでできることはかなり限定的ですよね(Image:Shutterstock.com)

【4】「ChromeOS Flex」をインストールしてネットブック的に使う

もし、パソコンでネット検索や文章の作成、写真の加工程度の軽作業しか行っていないのであれば、Windows 10パソコンに「ChromeOS Flex」をインストールしてネットブックとして使う方法もあります。

ChromeOS Flexとは、Googleが提供する無料のOSのこと。細かな違いはありますが、ザックリ言えば「Chromebook」と同じように、Googleのネットサービスを中心としたパソコンとして生まれ変わるのです。

しかも、システム要件はIntelまたはAMDの64bit CPU、メモリ4GB、ストレージ16GBとなっているので、10年くらい前のWindows 10パソコンであれば、サクサク動作します。

なお、ChromeOS FlexはUSBメモリから起動することができます。最初からWindows 10パソコンにインストールしてしまうと、Windows OSが上書きされてしまいますので、必ず「試してみる」を選んで正しく動作するかテストしてみましょう。

実際にパソコンにインストールするのは、動作に問題がないのが確認できてからで大丈夫です。その際はデータのバックアップを取って、必ず自己責任で行ってください。

●Google「ChromeOS Flex」(公式)→こちら

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実際に、筆者が2016年ごろに買った「Dell XPS13(9350)」にChromeOS Flexを導入してみました。とりあえずブータブルUSBメモリから起動していますが、問題がないのを確認してからパソコンにインストールすればいいでしょう(筆者撮影)

【5】無理やりWindows 11をインストールして使う

実は、Windows 11の要件を満たしていないWindows 10パソコンに、要件のチェックをパスして無理やりインストールさせる方法があります。

「そんなの違法じゃないの!?」と思うでしょうが、これは以前、Microsoft自らが公開していた方法なのです。今では「Flyby11」や「Rufus」といった便利ツールを使うことで、誰でも簡単にWindows 11インストーラー(ブータブルUSB)を作成できます。

ただし、こちらも多少はパソコンのことに詳しくないと難しいでしょうし、次のメジャーアップデートに対応できない場合もありますので、それほどパソコンに詳しくない人にはオススメできません。もちろん、実行する際は必ず自己責任でお願いします。

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こちらは「Rufus」という便利アプリ。非対応パソコンでも要件チェックを行わずにWindows 11をインストールするためのブータブルUSBを作成できます

【6】中古の安いパソコンに買い替える!

最後にもっと現実的な選択肢も紹介しておきましょう。それは、高価な新品のWindows 11パソコンではなく安価な中古に買い換える方法。

Windows 11は2021年10月にリリースされていますので、無理に高価な新品パソコンを買わなくても、3~4年落ちの中古パソコンがたくさん売られています。安いものなら3~4万円くらいから購入できます。

「そんなこと言われなくても分かっている」と思うでしょうが、中古のなかには、本来Windows 11に非対応パソコンなのに、先ほど紹介したように要件をチェックせず無理やりWindows 11をインストールした“魔改造”パソコンも含まれています。

目安としては、2017年リリースの「第8世代Core iシリーズ」以降のパソコンであるかどうか? それ以前の古いCore iなのにWindows 11が載っているパソコンは、魔改造されている可能性が高いので、いくら安くても手を出さないようにしましょう。

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こちらは、1万3,500円という激安価格のパソコンですが、第7世代Core iなのにWindows 11を搭載しています。おそらく魔改造パソコンでしょう。ご注意ください(画像はAmazon公式サイトより引用)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は間もなくサポートが終了するWindows 10ユーザーが、今からどう対処すればいいのか紹介しました。

これまで、何もせずにWindows 10パソコンをそのまま使ってきたということは、おそらく、あまりパソコンに詳しくない人だと思います。

そのような人が、無理にChromeOS FlexやRufusなどには手を出すのは感心できません。やはり、とりあえずは1年間無料でサポートを受けられる「ESU」に申し込むのが無難。その後、1年以内に安価な中古のWindows 11パソコンに買い替えるのがいいでしょう。

ちなみに、古いパソコンの処分は本体に「PCリサイクルマーク」があればメーカーが無料で処分してくれます。もし、マークが見当たらない場合でも「リネットジャパン」なら無料で処分してもらえます。

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PCリサイクルマークはノートパソコンの裏側に小さく表示されている場合もありますので、よく確認してみましょう(筆者撮影)
すずきあきら

すずきあきら

編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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