デジタル社会というワードが浸透し、ネットを使ったサービスが急速に普及するこの時代。動画配信サービスやスマホゲームアプリの人気などにより、家庭内でのデータ通信量は増加傾向にある。そんな今、世間の人は家庭用ネット回線にどんなサービスを使っているのだろうか。ヒカリアル株式会社は、運営する情報メディア「internet-all」で、インターネットの利用状況に関するアンケート調査を実施しました。世間のネット回線事情について、種類や利用目的など、調査結果を見ていこう。

トータルで最も利用されているのは「光回線」と判明

インターネットを利用している20代~70代の男女200名を対象に実施された今回の調査。調査結果から、自宅で契約中のインターネット回線について回答を見てみると、総合部門では75%が「光回線」を利用していることが判明。2位以降は「ホームルーター」で10%、「ケーブルテレビ」は8%、「ポケットWi-Fi」が6%、「スマホのテザリング」が1%という圧倒的な結果となった。
戸建てとマンションの住居タイプ別で回答を見てみると、戸建てでは光回線がほとんどで、なんと81%を占める結果となり、一方マンションでは光回線の割合が下がってホームルーターが16%に上がっている。戸建ては長期間住む前提のため、しっかりした回線を設置したいという意思が見受けられる。一方、マンション契約には2年などの契約期間があるため、仮の利用にとどめるケースも少なくないのかもしれない。

併せて利用中のケーブルテレビの種類についても調査を行ったところ、「J:COM」が43.8%で圧倒的1位となった。他は6.3%で横並びとなり、J:COMの知名度の高さや利便性が、ユーザー数の多さにつながっていると考えられる。
光回線の一番人気は「ドコモ光」か

利用中の光回線について尋ねたところ、半数以上が「光コラボレーション」と判明。なお、光コラボレーションが普及する以前にシェアを獲得していた「フレッツ光」は現在1割程度となっている。利用中の光回線について回答を見てみると、2位の「ソフトバンク光」や「フレッツ光」と8%も差をつけて「ドコモ光」が1位と判明した。ドコモは携帯キャリアとしてだけでなく、通信事業者としても人気が高いことが分かった。

回線の話題に関連し、ネットの主な利用目的についても、複数回答可で調査を行った結果、87.5%で「動画の視聴」が最も多いと判明。2位は「Web検索」で80.5%、3位は、割合がガクッと落ちて「仕事」で43%となった。2年前の調査では「Web検索」が94%、「動画の視聴」が67%となっていたため、結果に大きな変化が生じていることが分かる。
ネットが普及すると予想されるなか、今後も新たな事業者やサービスが増えていくかもしれない。
出典:【ヒカリアル株式会社】
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