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安くて高性能、カスタマイズも自由自在! 今こそ知りたい「BTOパソコン」のススメ

安くて高性能、カスタマイズも自由自在! 今こそ知りたい「BTOパソコン」のススメ1
(画像は「マウスコンピューター」公式サイトより引用)
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新しいパソコンの購入を検討するとき、多くの人がその価格の高さに頭を悩ませるのではないでしょうか。その背景には、世界的な「半導体不足」が大きく影響しています。

一方で、私たちがパソコンに求める性能レベルはますます高くなっています。最近では、文章作成や画像生成を行うAI(人工知能)を活用するために、より高い処理能力を持つパソコンを求める声も聞こえてきます。

追い打ちをかけるように、2021年に登場したMicrosoft社の最新OS「Windows 11」も、パソコンの買い替えを迫る一因となっています。Windows 11は、セキュリティ機能の強化などを理由に、CPUの種類やメモリ搭載量など、旧来のOSに比べて厳格なシステム要件が定められています。

そこでいま再び注目を集めているのが、「安くて必要十分な性能」をカスタマイズで実現できる『BTOパソコン』という選択肢です。

再注目されるBTOパソコンの「カスタマイズ性」

パソコンと、スマートフォンやタブレットとの大きな違いは「構成の自由度」にあります。

たとえば、愛用しているスマホの次世代機に高性能なカメラが搭載されたとしましょう。ほとんどの場合、ユーザーには「注文時にカメラを省くことで価格を安くする」という選択肢は提供されません。

その点、パソコンは「CPU」「メモリ」「ストレージ」といった心臓部のパーツから、ディスプレイの大きさやキーボードの種類、冷却ファンの性能に至るまで、自分に必要なスペックを細かく組み合わせることができます。

そこで再注目されているのが先ほど触れた『BTOパソコン』です。

BTOとは「Build to Order」の略で、日本語では「受注生産」を意味します。これは、あらかじめ用意されたベースモデルを基に、顧客がCPUやメモリ、ストレージなどのパーツを自由に選択・カスタマイズして注文し、メーカーがその構成で組み立ててから出荷するという販売形態です。

再注目されるBTOパソコンの「カスタマイズ性」1
(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

光学ドライブのように、自分にとっては不要な機能を削ぎ落とすことで、全体の価格を抑えつつも、こだわりのポイントにはしっかりと投資する。そうやって自分だけの「必要十分」な一台を組み上げていくプロセスは、パソコン選びの大きな喜びと言えるでしょう。

自作とBTOの違いは何?

カスタマイズ性を究極まで突き詰めたのが、「自作PC」の世界です。ケース、マザーボード、CPU、メモリ、ストレージ、電源ユニットなど全ての構成に自由度があります。

ただし、無数にあるPCパーツのなかから、互いに干渉せず性能を最大限に引き出す組み合わせを見つけ出すには、相応の知識が欠かせません。「せっかく高価なパーツを揃えたのに、相性問題で起動しない」といったトラブルが発生するリスクも少なくありません。

そのためBTOパソコンの構成を考えることは、将来的に自作に挑戦したい場合にも、まずはパーツ同士の相性や専門知識を学ぶ最初のステップとしておすすめです。

BTOパソコンはメーカーパソコンと比べてどの程度安い?

結論から言えば、同程度の性能で比較した場合、BTOパソコンはメーカー製パソコンよりもおよそ2〜3割安くなる傾向があります(※モデルやセール時期により変動)。

BTOパソコンはメーカーパソコンと比べてどの程度安い?1
(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

これらの理由が積み重なり、性能あたりの価格(コストパフォーマンス)でBTOパソコンが非常に優位になるのです。

【注意】リセールバリューに難がある

自作パソコンとBTOパソコンに共通する課題として、リセールバリューには難があることが多い点にも注意が必要です。たとえばMacBookに代表されるブランド力と安心感があるメーカー製PCは、中古市場でも取引が活発です。

一方で、自作パソコンやBTOパソコンは、カスタマイズした仕様が他のユーザーにとって必ずしも快適とは限りません。そのため、リセールで重視される「ブランド力」や「安心感」の面では、メーカー製パソコンに劣る傾向があります。

そのため自作パソコンやBTOパソコンはパソコンを『本体』で売却するよりも、パーツごとに分解して個々のパーツをオークションに出すケースが多いです。売却自体は可能ですが手間がかかるため、処分やリセールを見越すと、やはり玄人向けの選択肢であると言えます。

BTOパソコンは家電量販店には売っていない?

基本的にBTOパソコンは家電量販店での購入ではなく、メーカーの直営ショップや公式サイトからの直販が主流となっています。

たとえばBTOパソコンの主要メーカーであるマウスコンピューターは公式サイト上で購入時にカスタマイズすることが可能です。

BTOパソコンは家電量販店には売っていない?1
(画像は「マウスコンピューター」公式サイトより引用)

【1】製品ページで「カスタマイズ・購入はこちら」に進みます。

BTOパソコンは家電量販店には売っていない?2
(画像は「マウスコンピューター」公式サイトより引用)

【2】「製品のカスタマイズ」から自分のニーズに合わせて機能を取捨選択します。

BTOパソコンは家電量販店には売っていない?3
(画像は「マウスコンピューター」公式サイトより引用)

【3】自分のカスタマイズにより、価格も変わってきます。

結局、BTOパソコンはどんな人におすすめ?

・「自作PC」は知識と情熱がある人向けの選択肢。
・ブランド力と安心感のある「大手メーカー製PC」は手軽だが、やや割高

こうしたパソコン選びの中間に位置する選択肢が「BTOパソコン」です。価格、性能、カスタマイズ性、そしてプロが組み立てる安心感。この4つのバランスが非常に優れており、多くの人にとっての「最適解」となり得ます。

この記事をきっかけに、ぜひ一度BTOメーカーのサイトでカスタマイズ画面を操作してみてください。CPUやメモリを選ぶたびに価格が変わる様子を見ながら、「自分ならどんな一台を作ろうか」と想像するだけでも、きっとパソコン選びが楽しくなるはずです。

※サムネイル画像は(Image:​「マウスコンピューター」公式サイトより引用)

スマホライフPLUS編集部

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